
J.Robuchonのスペシャリテ☆
ヴァカンスの季節だと言うのにそれほど気温の上がらないパリ。
今日も歩いていると、「これってひょっとして紅葉?」という木が
一昨日ブログに書いた"Le Timbre"はじめ、個人経営の小さなレストランやビストロは、
どんどん3週間から1ヶ月程のヴァカンス休暇に突入。
特にパリで話題だったり、評判なお店ほどしっかり休暇を取ってシェフ達が充電&美食探求?に
出かけてしまうので、8月のパリはレストランはかなり寂しい感じ。
そんな中で、年中無休でやってる数少ない美味しいお店と言えば
"L'ATELIER de Joel Robuchon"(ラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブション)
今回は、St-Germain店に行ってきました。
日本にもいくつかお店があり、内装は六本木店とそっくりでオープンキッチンの周りを
お寿司屋のカウンターのように席がキッチンを囲んでます。
お店の人がとにかくサンパ。
入れ替わり立ち替わりで話しかけてくる。
「どこから来たの?」
「六本木店は美味しい?」
「来月、京都に旅行に行くんだよ。」などなど。
そんな雰囲気の中でいただいたのは、
「ガスパチョ」
美しすぎるガスパチョ
真ん中にはマスタードのシャーベットが!
「昔トマトのサラダ」
これまた「トマトサラダ」とは言え、アンシャン・トマト(古代のトマト=昔あったトマトを復活再生させたもの、
色や形はよくない)を、複雑なドレッシングで和えた一皿。
やっぱり美しすぎるプレゼン
トマトの味が濃い!
ワインは、グラスシャンパンの後にプロヴァンスのロゼワイン1本で通しました。
「ドラード(鯛)のカルパッチョ」
パリでこんなに美味しい「お刺身」を食べたのは初めてかも
なんとも表現しがたい複雑なスパイスが使ってあり、オリーブオイルもとても美味しい。
ロゼワインとの相性抜群
「ラングスティーヌのラヴィオリ」
たった2個とは上品過ぎるだろ・・・と、心の中で叫びつつ
この「もっと食べたい」気持ちを押さえて次に行くのも大事?
そしてメインに頼んだのは、メルランコルベール。
以前ブログにSPRINGのメルランについて書きましたが、コルベール風はこちらが本家本元
揚げたパセリとハーブバターを添えて。
なんとも怖い顔の魚ですが、この締まった味わい深い魚は、日本にはなく、六本木店でもメニュー
にないので是非パリで
しかも、この料理はロブション氏のスペシャリテでありながら、メニュー上最も安いというギャップ!?
付け合わせの「マッシュポテト」は世界一のマッシュポテト
だと思う。お代りもできます。

ロブションのお店では必ずこのスペシャリテな一品を食べる夫。(揚げ物好きですからねぇ)
評判、お値段&雰囲気などは気にせず、
自分の味覚で良い、悪い、旨い、不味いをきっぱり分ける夫の独断には時々感心
(ブレないのもいいけど、たまには他のお皿も食べれば?と思うけど・・・)
ところで今回、食事がいっそう美味しく感じたのは、お店の雰囲気がとても良かったこと。
食べている人達がとても美味しそうに食べて、カウンターを囲んでお客さん達が
他人同士で盛り上がっていたからかも?
私達も隣りの席の人達に
「何頼んだの?」
「美味しかった?」
と、聞かれたと思ったら、もっと離れた席から
「その選択は正解だね。間違いなかったでしょ?でもワインは何?」
と、口を挟むムッシュがいたり。
更にまた別のマダムから
「ムッシュは、デザート何にしたの?」
「ババにしました」と、答える夫。
「この人、いつでもどこでもババなんですよ
」と、私も続けてみると
また別のムッシュが
「私もいつもババだよ。特にここのは最高だし
」と。
「でも、きっとムッシューのババの方がラム酒はいっぱいかかっているでしょ?」
と夫の一言でみんな笑う・・・。
なんだか、こういう美味しいものをきっかけに名前も知らない人達が楽しくオシャベリできる
雰囲気好きだな~と思いました
さて、これがその話題の「ババ」。
「マンゴーのスフレとフランボワーズのソルベ」
お店によってはスフレは時間がかかるので最初にオーダーしてくれ、とか言われますが、
こちらではそんな前置きはなし。
こうして楽しく、周りのお客さんやお店の人と話していれば15分、たとえ30分でもあっという間なのかも
ところで Robuchonさんの16区にあったクラシックな"La Table de Joel Robuchon"
が閉まってしまい、パリではカジュアルな雰囲気のAtelierスタイルのレストランが2軒
(前からある7区St-Germain店と新たに開いた8区Etoile店)になりました。
私は、家から近い7区のお店が好きです。
この日も涼しく雨も降ったり止んだり天気で、寒がりの私は黒タイツ履いちゃいました。
それにしても、有名店とは言え、改めて美味しいお店だな、と思いました。
全体的にお値段は高めですが、その価値はあると思わせる数少ないお店かも?!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<Info>
L'ATELIER de Joel Robuchon Saint-Germain
5, rue Montalembert 75007 PARIS
01 42 22 56 56
http://www.joel-robuchon.net/
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今日も歩いていると、「これってひょっとして紅葉?」という木が

一昨日ブログに書いた"Le Timbre"はじめ、個人経営の小さなレストランやビストロは、
どんどん3週間から1ヶ月程のヴァカンス休暇に突入。
特にパリで話題だったり、評判なお店ほどしっかり休暇を取ってシェフ達が充電&美食探求?に
出かけてしまうので、8月のパリはレストランはかなり寂しい感じ。
そんな中で、年中無休でやってる数少ない美味しいお店と言えば
"L'ATELIER de Joel Robuchon"(ラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブション)

今回は、St-Germain店に行ってきました。
日本にもいくつかお店があり、内装は六本木店とそっくりでオープンキッチンの周りを
お寿司屋のカウンターのように席がキッチンを囲んでます。
お店の人がとにかくサンパ。
入れ替わり立ち替わりで話しかけてくる。
「どこから来たの?」
「六本木店は美味しい?」
「来月、京都に旅行に行くんだよ。」などなど。
そんな雰囲気の中でいただいたのは、
「ガスパチョ」
美しすぎるガスパチョ

真ん中にはマスタードのシャーベットが!
「昔トマトのサラダ」
これまた「トマトサラダ」とは言え、アンシャン・トマト(古代のトマト=昔あったトマトを復活再生させたもの、
色や形はよくない)を、複雑なドレッシングで和えた一皿。
やっぱり美しすぎるプレゼン

ワインは、グラスシャンパンの後にプロヴァンスのロゼワイン1本で通しました。
「ドラード(鯛)のカルパッチョ」
パリでこんなに美味しい「お刺身」を食べたのは初めてかも

なんとも表現しがたい複雑なスパイスが使ってあり、オリーブオイルもとても美味しい。
ロゼワインとの相性抜群

「ラングスティーヌのラヴィオリ」
たった2個とは上品過ぎるだろ・・・と、心の中で叫びつつ
この「もっと食べたい」気持ちを押さえて次に行くのも大事?
そしてメインに頼んだのは、メルランコルベール。
以前ブログにSPRINGのメルランについて書きましたが、コルベール風はこちらが本家本元

揚げたパセリとハーブバターを添えて。
なんとも怖い顔の魚ですが、この締まった味わい深い魚は、日本にはなく、六本木店でもメニュー
にないので是非パリで

しかも、この料理はロブション氏のスペシャリテでありながら、メニュー上最も安いというギャップ!?
付け合わせの「マッシュポテト」は世界一のマッシュポテト


ロブションのお店では必ずこのスペシャリテな一品を食べる夫。(揚げ物好きですからねぇ)
評判、お値段&雰囲気などは気にせず、
自分の味覚で良い、悪い、旨い、不味いをきっぱり分ける夫の独断には時々感心

(ブレないのもいいけど、たまには他のお皿も食べれば?と思うけど・・・)
ところで今回、食事がいっそう美味しく感じたのは、お店の雰囲気がとても良かったこと。
食べている人達がとても美味しそうに食べて、カウンターを囲んでお客さん達が
他人同士で盛り上がっていたからかも?
私達も隣りの席の人達に
「何頼んだの?」
「美味しかった?」
と、聞かれたと思ったら、もっと離れた席から
「その選択は正解だね。間違いなかったでしょ?でもワインは何?」
と、口を挟むムッシュがいたり。
更にまた別のマダムから
「ムッシュは、デザート何にしたの?」
「ババにしました」と、答える夫。
「この人、いつでもどこでもババなんですよ

また別のムッシュが
「私もいつもババだよ。特にここのは最高だし

「でも、きっとムッシューのババの方がラム酒はいっぱいかかっているでしょ?」
と夫の一言でみんな笑う・・・。
なんだか、こういう美味しいものをきっかけに名前も知らない人達が楽しくオシャベリできる
雰囲気好きだな~と思いました

さて、これがその話題の「ババ」。
「マンゴーのスフレとフランボワーズのソルベ」
お店によってはスフレは時間がかかるので最初にオーダーしてくれ、とか言われますが、
こちらではそんな前置きはなし。
こうして楽しく、周りのお客さんやお店の人と話していれば15分、たとえ30分でもあっという間なのかも

ところで Robuchonさんの16区にあったクラシックな"La Table de Joel Robuchon"
が閉まってしまい、パリではカジュアルな雰囲気のAtelierスタイルのレストランが2軒
(前からある7区St-Germain店と新たに開いた8区Etoile店)になりました。
私は、家から近い7区のお店が好きです。
この日も涼しく雨も降ったり止んだり天気で、寒がりの私は黒タイツ履いちゃいました。
それにしても、有名店とは言え、改めて美味しいお店だな、と思いました。
全体的にお値段は高めですが、その価値はあると思わせる数少ないお店かも?!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<Info>
L'ATELIER de Joel Robuchon Saint-Germain
5, rue Montalembert 75007 PARIS
01 42 22 56 56
http://www.joel-robuchon.net/
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ARCHIVE
MONTHLY
BRAND SPECIAL
Ranking