Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

フランスの"anguille"

夏じゃなくても、突然鰻が食べたくなります

そんな時、パリで出かける鰻屋さんが「野田岩」(NODAIWA)
東京の麻布飯倉に本店がある、天然鰻で有名なこちらのお店は、パリ支店でもその美味しさはそのままに
パリっ子にも人気

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そもそもフランスって「鰻」を食べるんですよね~。
と、知ったのも数年前にボルドー地方を旅行した際に地方料理として鰻を赤ワインで煮た
"Matelote d'anguille"という料理があったから。
(でも、ボルドーの鰻はヤツメウナギだったような・・・)


グラスワインは、"Chateau Tourte Des Graves 2004"というテーブルワインだったのですが、
想像以上に美味しくて、びっくり!
香りは、白い花や蜂蜜も感じるちょっと甘めの優しい香りなのですが、飲むと辛口でスッキリしてます。

鰻に合うワインてあるんだな~と。

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という訳でまずは、野田岩サラダを。

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グリーンサラダの上にはトマト、アボガド、そして上品にスモークされた鰻が美味。

店内はお座敷はなくテーブル席のみです。
色紙には「すてふぁん」と・・・。平仮名の文字の印象は優しい感じですね。

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私は、うな丼、茶碗蒸し、ミニサラダの平日限定ランチセット。

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ふんわりと蒸し上がった鰻は、フワフワで美味しく、照りを押さえたタレの加減もイイ感じ。
このちょっと甘いタレと白ワインが合う。
うな丼とワイン、しかも白ワイン、なんて初めての食べ方でしたが、とても合うので思わずワインはお代りを・・・。

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こちらは、「特製」うな丼。

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あれ? どこが特製なんだろう・・・?と思っていると、
かば焼きがもう一枚、ゴハンの中に入ってました

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鰻(anguille)の蒲焼きは、関東風と関西風で違うと言いますが私は関西風のはちゃんと食べたことが
ないので、いつか食べてみたいな~と。

具体的にどう違うのか気になったので、ちょっと調べてみると
関西風のうなぎは、腹開きにして、蒸さずに焼き。パリッとしていて香ばしいのが特徴。
関東風は背開きにして、一度白焼きしたものを、蒸してから再び焼く。淡白で柔らかいのが特徴。

この腹開きと背開きの違いは、
関西では商人の町なので腹開き、関東(特に江戸)では腹開きは武士の切腹に繋がるので嫌がられ、
背開きなったそうです。

関東風で蒸すのは、蒸すことで形を大きく見せたいという「見得をはる」「武士は食わねど高楊枝」
に繋がる心理ではないかと言われているそうです。
(以上、うなぎミュージアムのHPより)


野田岩パリ支店は1996年にオープンしたそうで、フランス人のお客さんも多く、スーツ姿のビジネスマンや
お洒落なマダム達も美味しそうに食べています。
私も久しぶりの鰻ですっかり元気になりました。
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<INFO>
NODAIWA
272,rue Saint-Honore - 75001 Paris   
01 42 86 03 42
http://www.nodaiwa.com/
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KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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