Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

アペロしない?~Le BOULEDOGUE~

フランス人と知り合って、もう少し親しくなろうか~って時に言われるのが
「今度アペロしない?」という誘い文句

言葉通りに解釈すれば、アペロ=アペリティフ(食前酒)なので、「夕ご飯前に軽く飲まない?」
って、誘い文句なんだと思う。
「ゴハン食べない?」じゃくて、「アペロしない?」って感覚が面白いな~と

そして今回、少し前に知り合ったJ君が
「ご主人と一緒にアペロに誘っていいですか?」

「もちろん!」と、答えると自宅の住所を渡された・・・。

自宅でアペロとは初めての経験。
何を持っていくべきか悩んでパリ暮らしの長いTさんに確認

「お招きディネに持っていくような花やチョコレート、食後のデザートではなく、行ってすぐ食べれる
おつまみやワインがイイですね」と。

なーるほど
という訳でシャンパンを冷やして持っていくことに。

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20代半ばのJ君はパリジャン
そんな独身パリジャンのお家に行くのは初めて。
どんな所にどんな風に暮らしているのかな~と、カメラ持参でGo

彼の暮らす地区はオシャレなマレ地区。
日曜日には、こんな風に街角でおじさんジャズバンドが演奏をしていたり
この日は、聴いていたマダムが突然バンドの横に現れてダンスを
かわいいマダム。

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さて、J君の家は5Fの建物の5F。
エレベーターはなく、この階段を上がります。ちょっと傾いてる段も。それも味?!
(どうでもいいけど、この日の私はメガネ女子。いずれにしろボケててよくわかりません。)

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そして、到着したJ君の部屋は、とってもオシャレで綺麗でした
カメラ持参で来たものの、おもいきり間接照明でなかなか上手く撮影できない
というか、カメラの設定が全然変えられないアナログ人間・・・。
取扱説明書? そんなものは手元にありませんし


という訳で、つたない文章で簡単に解説すると、ドアを開けるとすぐ廊下。
廊下にはヴェネチアのカーニバルのマスクや家族の写真。
ガラスの可愛い瓶には、カラフルなボンボンが沢山。そして蝋燭の火がユラユラ

ドアを開けるとキッチンとリビング。
フレンチブルのトゥットゥッが飛びついてきました・・・。

お写真は強面に写ってしまったけど、とても人なつっこいお爺ちゃんワンコ。

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キッチン横に高い椅子とテーブル。
そこで冷やした白ワインを出してくれました。

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リビングスペースには、コの字型のゆったりソファ&ローテーブル。
そして高そうなオーディオセット
そこから全然知らないオシャレな曲が流れてきている・・・。

「2階もあるんだよ」と、お願いはしてないのに、案内してくれた。

2Fは浴室(浴槽が大きい)、洗濯機、納戸のような押入れ、そして寝室。

寝室まで見せる・・・。
洋服がぎっしり。靴もぎっしり
でも、そのギッシリが、とても綺麗に整理整頓されてる。

「すごいね、Jくん。洋服と靴。」

「あ、あれ?一部。大部分はこっち。」と、指差したのが納戸のようになっていた引き戸の押し入れ。
そこも開けると洋服&靴・・・ しかも、こちらもビシっと綺麗に。

こうして丁寧に部屋を案内されながら話をしたり、壁にかけられたオシャレなポスターや床の置物、
この辺りの街の様子などを聞きながら楽しいアペロも気がつけば20時半。
お腹すいた・・・

でも、独身男性J君、キッチンに立つ様子もないし。そもそも料理をしてるキッチンじゃない・・・。
帰ろうかな~と思ったら

「近所の行きつけの美味しいビストロを20時半から予約してあるから、そろそろ行きましょう!」と。

ワオ!なんてスマートなパリジャン
やるね!と思ってやってきたのは、このカフェ・ビストロ"Le BOULEDOGUE"(ル・ブルドック)

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(この日はもう暗かったので、翌日店前を撮影↑)


マレの地元住人で賑わうこのお店は、店名「ブルドック」にちなんででメニュー裏や店内のあちこちに
ブルドックやフレンチブルが。J君とオーナーとはフレンチブルつながりだそう。

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前菜は、3人でウフ・マヨネーズをシェアして一口ずつ。
(お腹がすいてて写真は撮り忘れました・・・)

メインはカフェ・メニュー定番料理をそれぞれ注文。
私はバヴェット・ステーキを。
ふんわりローズマリーが効いて玉ねぎとエシャロットのソテーも美味しく、脂味のないお肉は食べやすい!
ポテトも勿論美味しい。

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夫は鴨肉のコンフィ。

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J君はタルタル。
カフェなどでは、塩胡椒が別途出されて自分好みの味付けにし食べることが多いですが、
こちらは既に味付け済み。

J君一押しで大好物というだけあって確かにとても美味しかったです。

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デセールはプロフィットロールをシェア。

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細いJ君は食も細い・・・。

来年のフランスの大統領選挙から、彼が南アフリカで体験した怖い話、
そして私の「フランス男と付き合うと優しくしてもらえそうでイイよね。」の発言に
「最初だけね。僕が女性なら絶対フランス男とはつき合わないけど。」な話が面白く、
楽しい夜はあっという間に深夜になってしまいました

天然なところがあるJ君ですが、今までの人生で出会った中で一番美しい女性は?の質問に

ホテルリッツの前で、すっごい綺麗な人がいたから近づいて
「あなたは本当にとても美しいですね。でもどこかで会ったことありません??」と話しかけたら(大胆!)
相手は笑いながら
「I am Eva Longoria!!」と。

なんとエヴァ・ロンゴリア本人に話しかける天然ぶり・・・。


「ところでJくん、わざわざ自宅に招いてくれたのは訳はあるの?」と聞くと

「すっごい素敵なカナペ(ソファ)を買ったんだけど、インドネシアから船便で来ることになってて
先週末までに家に届くはずが、明日、また明日と伸び伸びで結局今日も届かなかった
そのカナペ、見て欲しかったから!」と。

パリジャン・Jくんは、面白いなぁ
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<INFO>
Le BOULEDOGUE
20 Rue Rambuteau 75003 PARIS
01 40 27 90 90
http://www.lebouledogue.fr/
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KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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