Filippino Lippi e Sandro Botticelli
今回のローマ旅行で楽しみにしていたものの一つ。
パリではあまり話題になっていないものの、ローマで「フィリッピーノ・リッピ」と「ボッティチェリ」の展示を
やってるらしいと、フィガロの小さな記事で見つけたのは、出発の2日前。
ローマではちらほら宣伝がありました。
という訳で、"Filippino Lippi e Sandro Botticelli nella Firenze del '400"という展示会へ
こちらが会場のScuderie del Quirinale。
フィリッピーノ・リッピと言えば、先日サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会見た礼拝堂のフレスコ画が
とても綺麗だった
インターネット予約をしておいたのですぐに入れました。
フィリッピーノ・リッピ(1457年~1504年)は、名前が似ている画家フィリッポ・リッピ(1406年頃~1469年)
の息子です
フィリッポ・リッピといえば、以前もこのちょっとブログで書いたけど、「受胎告知」などで有名なフィレンツェの
画家。
カルメル会修道士だった彼は、尼僧のルクレツィアと駆け落ちしちゃったんですよ
修道士で尼僧と駆け落ちというのが、なんともショッキングな感じで私の中では一度聞いて
忘れられない名前になってしまった訳です。
で、その尼僧レクレツィアとの間に生まれたのが、フィリッピーノ・リッピ
こちらの会場は思ったより広く、展示も選び抜いた作品が比較的スペースをとって展示されていて
とても見やすくなっていました。(写真撮影は禁止)
という訳で、ちょっとパンフレットとカタログにあった絵を少しだけ。
父Filippo Lippi, Madonna col Bambino
息子Filippino Lippi, Madonna in adorazione del Bambino
父フィリッポの作品もあったので、父息子比較ができるのも面白ろかったです。
専門的な絵画のことは全くわらないけど、観た印象としては、父が描く女性の方が自然で、ほんの一瞬の
キラっとするような瞬間の場面が絵になってる感じ
息子の方は、全体的に穏やかで綺麗だなぁという印象。
こちらも父Filippo Lippi, Madonna col Bambino e Storie della vita di sant’Anna
フィリッポとルクレツィアは駆け落ちをして息子を産んだ訳ですが、結局ルクレツィアは修道院へ戻った
そうです。なので、父が男手一つ(かどうかわかりませんが)息子を育てたそう。
ちなみに会場には、フィリッピーノ出生の登記記録も展示されていました。
息子作 "St Sebastian with St John Baptist and St Francis"
この矢で射抜かれまくる聖人、セバティスアヌスも沢山の画家が描いてるテーマなので、比較が面白い
絵の一つかも。
今回の展示で知ったのは、ボッティチェリとリッピ親子の関係
ボッティチェリが15歳の時に、フィリッポ・リッピに弟子入りしていたんですね~。
そして28歳で独立した後に師匠の息子フィリッピーノ・リッピを助手にしたと。
それぞれの作品がちょっとだけ似たようなものも感じる気も。
ボッティチェリと言えば、「ヴィーナスの誕生」や「春」で有名だけど、こららの作品が再評価されたのは
19世紀に入ってからだったそうで、彼の晩年は結構寂しいものだったらしいです
わかりやすい展示で、なかなか素敵な展覧会でした。
そして観終わった後は、フィレンツェ行きたい気持ち?!
ビステッカ フィオレンティーナ(Tボーンステーキ)をお腹一杯食べたい・・・。
この美術館から見えたローマの景色もとても綺麗でした。
最後の無理矢理なパリというかフランス。
今回のローマ旅行はじめ、どこかに旅行する時はジャンルは色々で本を持っていきます。
最初に読んだ「セクシーに生きる」は、すぐに読めたものの、ちょっと私には無理だな・・・という感じの
温度差大 そもそもこの手の自己啓発本は、ちょっと苦手だった・・・。
で、今は「フランスの配色」というこの本。
パリはもちろん、ヨーロッパを旅して驚くことの一つは色彩感覚
日本にはない感覚、バランスだったりします。
本物絵画が発するオーラも色がやっぱりカタログなどの印刷では出せない色。
こちらの本はこんな感じ↓
パリでは全身黒のカッコいいパリジェンヌも多く、ちょっとマネしたこともあるものの、やっぱりちょっと違う
と思い、以前帰国した際にカラーコーディネーターの方に、自分に似合う色を診断してもらいました。
私の肌色は、オークル系なのでくぐもった色が似合うと。
色に白に近いをグレー混ぜた色が顔周りが明るくなって、健康的に見えるということでした
実際グレーは好きな色だったので、あまり目から鱗というほど驚きはなかったものの、そういうメインにする
色と他の色の配色のバランスは?と思って、この本をペラペラとめくってます。
それにしても、イタリア男達の差し色使いは、とても素敵
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<INFO>
Scuderie del Quirinale
Roma, via XXIV Maggio 16
http://www.scuderiequirinale.it/mediacenter/FE/home.aspx
*Filippino Lippi e Sandro Botticelli nella Firenze del '400展は2012年1月15日迄
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パリではあまり話題になっていないものの、ローマで「フィリッピーノ・リッピ」と「ボッティチェリ」の展示を
やってるらしいと、フィガロの小さな記事で見つけたのは、出発の2日前。
ローマではちらほら宣伝がありました。
という訳で、"Filippino Lippi e Sandro Botticelli nella Firenze del '400"という展示会へ
こちらが会場のScuderie del Quirinale。
フィリッピーノ・リッピと言えば、先日サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会見た礼拝堂のフレスコ画が
とても綺麗だった
インターネット予約をしておいたのですぐに入れました。
フィリッピーノ・リッピ(1457年~1504年)は、名前が似ている画家フィリッポ・リッピ(1406年頃~1469年)
の息子です
フィリッポ・リッピといえば、以前もこのちょっとブログで書いたけど、「受胎告知」などで有名なフィレンツェの
画家。
カルメル会修道士だった彼は、尼僧のルクレツィアと駆け落ちしちゃったんですよ
修道士で尼僧と駆け落ちというのが、なんともショッキングな感じで私の中では一度聞いて
忘れられない名前になってしまった訳です。
で、その尼僧レクレツィアとの間に生まれたのが、フィリッピーノ・リッピ
こちらの会場は思ったより広く、展示も選び抜いた作品が比較的スペースをとって展示されていて
とても見やすくなっていました。(写真撮影は禁止)
という訳で、ちょっとパンフレットとカタログにあった絵を少しだけ。
父Filippo Lippi, Madonna col Bambino
息子Filippino Lippi, Madonna in adorazione del Bambino
父フィリッポの作品もあったので、父息子比較ができるのも面白ろかったです。
専門的な絵画のことは全くわらないけど、観た印象としては、父が描く女性の方が自然で、ほんの一瞬の
キラっとするような瞬間の場面が絵になってる感じ
息子の方は、全体的に穏やかで綺麗だなぁという印象。
こちらも父Filippo Lippi, Madonna col Bambino e Storie della vita di sant’Anna
フィリッポとルクレツィアは駆け落ちをして息子を産んだ訳ですが、結局ルクレツィアは修道院へ戻った
そうです。なので、父が男手一つ(かどうかわかりませんが)息子を育てたそう。
ちなみに会場には、フィリッピーノ出生の登記記録も展示されていました。
息子作 "St Sebastian with St John Baptist and St Francis"
この矢で射抜かれまくる聖人、セバティスアヌスも沢山の画家が描いてるテーマなので、比較が面白い
絵の一つかも。
今回の展示で知ったのは、ボッティチェリとリッピ親子の関係
ボッティチェリが15歳の時に、フィリッポ・リッピに弟子入りしていたんですね~。
そして28歳で独立した後に師匠の息子フィリッピーノ・リッピを助手にしたと。
それぞれの作品がちょっとだけ似たようなものも感じる気も。
ボッティチェリと言えば、「ヴィーナスの誕生」や「春」で有名だけど、こららの作品が再評価されたのは
19世紀に入ってからだったそうで、彼の晩年は結構寂しいものだったらしいです
わかりやすい展示で、なかなか素敵な展覧会でした。
そして観終わった後は、フィレンツェ行きたい気持ち?!
ビステッカ フィオレンティーナ(Tボーンステーキ)をお腹一杯食べたい・・・。
この美術館から見えたローマの景色もとても綺麗でした。
最後の無理矢理なパリというかフランス。
今回のローマ旅行はじめ、どこかに旅行する時はジャンルは色々で本を持っていきます。
最初に読んだ「セクシーに生きる」は、すぐに読めたものの、ちょっと私には無理だな・・・という感じの
温度差大 そもそもこの手の自己啓発本は、ちょっと苦手だった・・・。
で、今は「フランスの配色」というこの本。
パリはもちろん、ヨーロッパを旅して驚くことの一つは色彩感覚
日本にはない感覚、バランスだったりします。
本物絵画が発するオーラも色がやっぱりカタログなどの印刷では出せない色。
こちらの本はこんな感じ↓
パリでは全身黒のカッコいいパリジェンヌも多く、ちょっとマネしたこともあるものの、やっぱりちょっと違う
と思い、以前帰国した際にカラーコーディネーターの方に、自分に似合う色を診断してもらいました。
私の肌色は、オークル系なのでくぐもった色が似合うと。
色に白に近いをグレー混ぜた色が顔周りが明るくなって、健康的に見えるということでした
実際グレーは好きな色だったので、あまり目から鱗というほど驚きはなかったものの、そういうメインにする
色と他の色の配色のバランスは?と思って、この本をペラペラとめくってます。
それにしても、イタリア男達の差し色使いは、とても素敵
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<INFO>
Scuderie del Quirinale
Roma, via XXIV Maggio 16
http://www.scuderiequirinale.it/mediacenter/FE/home.aspx
*Filippino Lippi e Sandro Botticelli nella Firenze del '400展は2012年1月15日迄
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