
夜の"Le Baratin"
パリでの美味しいお話。
以前デジュネに出かけた20区のビストロ"Le Baratin"(ル・バラタン)。
安くて、とても美味しくて、次回はディネに
と、誓っていたので夫と一緒にディネに行ってきました。
夜は、やっぱり昼とは街も違う印象。
暗い通りの中にポっと灯りの灯ったビストロを外から見るが好き
ちょっとぐらいイヤなことがあっても、仲間やパートナーと美味しい料理とワインを飲めば忘れて、
また明日からは元気になれる場所。
「夜はデジュネとは全然違うよ!」と前回お店の方が言っていた言葉を確かめに行ってきました。
とりあえず、フランス南西部の甘口の白ワイン"Jurancon"(ジュランソン)で乾杯。
前菜に私は、「レンズ豆とフレッシュ・フォアグラのポワレ」
夫は、「らんじり(牛ランプ肉の端)のタタキ、アンチョビ添え」
肉と魚を合わせるって、フランス料理で学んだ食べ方だけど美味しい!
ところで、前回とても親切にしてくれたサービス担当の男性、オリヴィエさん!
東京に住んでいたことがあると言っていたけど、この前会った時は日本語は全て忘れてしまったし、
住んでた地名さえ思い出せない
と言っていたのに、
今回お邪魔すると、ポンポンと日本語が出てくる
やっぱり、一度覚えたものは忘れてもまた何かのきっかけで蘇るものなのかも?
そんな彼が今宵のイチオシと言って勧めてくれたのがこのワイン
"Auxey-Duresses Rouge Les Crais 2008"(オークセイ・デュレス ルージュ レクレ 2008)。
デカンタした方が良いということで早々にデカンタをしていただくと、スミレの香りが漂いました
私達のメインを意識してのセレクトだそうですが、
「ハッキリ言えばマダムのメインに合わせたワイン
」と。(ウインク付き)
(出たよ、ウインク!と心の中で叫びつつ、冷静にメルシーと。)
それにしても、こういうリップサービスが自然で口からサラサラ出ちゃうのがフランス人?!
飲む前に酔うでしょ、ちょっと!と、一人うっとりしながらグラスをグルグル回す乾いた心のマダム・・・。
で、肝心の味はスミレの香りの後になめし皮のような香りも漂ってきて、変わる変わる
ギュ~っと凝縮したような果実味と程良い酸味が心地酔い飲みやすく美味しいワイン。
後で調べてみると、造り手フレデリック・コサール氏は、自然派ワイン界の実力者だと。
ニュイ・サン・ジョルジュのネゴシアンとして働いた後、96年に自分のドメーヌを設立。
栽培、収穫、醸造全て自己流でビオディナミ農法を実践しながら独自のアレンジも加えながら、
白、赤ワイン共に100%新樽を使用で可能な限り樽で熟成するという徹底したワイン造りだそう
そんなワインは、私のメイン"joue de boeuf croustillante"と、すんばらしいマリアージュ
「パリパリの牛頬肉」と名付けられた一皿。
「牛頬肉」と言えば、「煮込み」が定番ですが、こちらのお料理は表面をパリパリにしているのです。
なので余分な脂が落ちて食べやすい。
じっくり煮込んでから表面を焼いているのか? 中はたーっぷり赤ワインが染みていました。旨いっ
夫は、本当にリー・ド・ヴォ好きだな・・・と思う。
今回は何度もコースメニューとして食べる機会もあったのに、更にココでも選ぶとは。
でも、内臓だしヘルシーなのかも。
一口分けてもらうと、
外側は薄くとパリっと、中はあまりネットリしておらずジューシーな鶏肉のような感じ。
デリシュー
美味しいビストロの魅力は、素晴らしい食材をリーズナブルにボリュームたっぷりいただけること。
それはパリの、というかフランスの魅力だなぁと改めて感じる素材の豊かさ
デセールには私は林檎のクランブル。
下の林檎が見えてませんが、、とにかく美味しかったです。しかもアーモンドも隠し味に入ってます。
クランブルは、ときどきパサパサ過ぎて、お腹に溜まり過ぎると感じる時もあるのですが、こちらのは別物。
バターが軽いのか、サクサク食べれました。
こちらは、クレーム・ア・ラ・バニーユというプリンのようなデセール。
最初から最後のデセールに至るまで、やっぱり味付けがとても優しいです。
塩がきつくなく、新鮮な素材の味を活かしたものばかり。
なので、満腹でもヘンな苦しさはないというか、とても満たされた気持ちになれました
そこへ、ミャオ~とやってきたのは、看板猫ボージュー
テーブルの下で私の脚にスリスリ。
あなた、オス?(未確認)
視線の先は、壁にかかったマヒマヒ(シイラ)?
でも、ボージュー、アレは食べられないんだよ・・・。
昼と夜のメニューが大きく違うか?と言うと、いい意味でそんなに違わないなと思いました。
というのも、どちらも味は優しくてとてもホっとする味だから。
ただ、素材が違っているのは確か。
デジュネは前夜の残り物をうまくアレンジした家庭料理という感じに対して夜は素材がやや贅沢になり、
料理によってはプラス料金などもあるので、お値段が1.5~2倍くらい
(デジュネは3皿18€くらい)
人気店のようで夜は2回転制らしく、9時半には出る約束なのです。
昼も夜もとても美味しかったので、間違いなくお気に入りリストに追加です
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<INFO>
Le Baratin
3, rue Jouye-Rouve 75020 PARIS
01 43 49 39 70
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
以前デジュネに出かけた20区のビストロ"Le Baratin"(ル・バラタン)。
安くて、とても美味しくて、次回はディネに

夜は、やっぱり昼とは街も違う印象。
暗い通りの中にポっと灯りの灯ったビストロを外から見るが好き

ちょっとぐらいイヤなことがあっても、仲間やパートナーと美味しい料理とワインを飲めば忘れて、
また明日からは元気になれる場所。
「夜はデジュネとは全然違うよ!」と前回お店の方が言っていた言葉を確かめに行ってきました。
とりあえず、フランス南西部の甘口の白ワイン"Jurancon"(ジュランソン)で乾杯。
前菜に私は、「レンズ豆とフレッシュ・フォアグラのポワレ」
夫は、「らんじり(牛ランプ肉の端)のタタキ、アンチョビ添え」
肉と魚を合わせるって、フランス料理で学んだ食べ方だけど美味しい!
ところで、前回とても親切にしてくれたサービス担当の男性、オリヴィエさん!
東京に住んでいたことがあると言っていたけど、この前会った時は日本語は全て忘れてしまったし、
住んでた地名さえ思い出せない

今回お邪魔すると、ポンポンと日本語が出てくる

やっぱり、一度覚えたものは忘れてもまた何かのきっかけで蘇るものなのかも?
そんな彼が今宵のイチオシと言って勧めてくれたのがこのワイン

"Auxey-Duresses Rouge Les Crais 2008"(オークセイ・デュレス ルージュ レクレ 2008)。
デカンタした方が良いということで早々にデカンタをしていただくと、スミレの香りが漂いました

私達のメインを意識してのセレクトだそうですが、
「ハッキリ言えばマダムのメインに合わせたワイン

(出たよ、ウインク!と心の中で叫びつつ、冷静にメルシーと。)
それにしても、こういうリップサービスが自然で口からサラサラ出ちゃうのがフランス人?!
飲む前に酔うでしょ、ちょっと!と、一人うっとりしながらグラスをグルグル回す乾いた心のマダム・・・。
で、肝心の味はスミレの香りの後になめし皮のような香りも漂ってきて、変わる変わる

ギュ~っと凝縮したような果実味と程良い酸味が心地酔い飲みやすく美味しいワイン。
後で調べてみると、造り手フレデリック・コサール氏は、自然派ワイン界の実力者だと。
ニュイ・サン・ジョルジュのネゴシアンとして働いた後、96年に自分のドメーヌを設立。
栽培、収穫、醸造全て自己流でビオディナミ農法を実践しながら独自のアレンジも加えながら、
白、赤ワイン共に100%新樽を使用で可能な限り樽で熟成するという徹底したワイン造りだそう

そんなワインは、私のメイン"joue de boeuf croustillante"と、すんばらしいマリアージュ

「パリパリの牛頬肉」と名付けられた一皿。
「牛頬肉」と言えば、「煮込み」が定番ですが、こちらのお料理は表面をパリパリにしているのです。
なので余分な脂が落ちて食べやすい。
じっくり煮込んでから表面を焼いているのか? 中はたーっぷり赤ワインが染みていました。旨いっ

夫は、本当にリー・ド・ヴォ好きだな・・・と思う。
今回は何度もコースメニューとして食べる機会もあったのに、更にココでも選ぶとは。
でも、内臓だしヘルシーなのかも。
一口分けてもらうと、
外側は薄くとパリっと、中はあまりネットリしておらずジューシーな鶏肉のような感じ。
デリシュー

美味しいビストロの魅力は、素晴らしい食材をリーズナブルにボリュームたっぷりいただけること。
それはパリの、というかフランスの魅力だなぁと改めて感じる素材の豊かさ

デセールには私は林檎のクランブル。
下の林檎が見えてませんが、、とにかく美味しかったです。しかもアーモンドも隠し味に入ってます。
クランブルは、ときどきパサパサ過ぎて、お腹に溜まり過ぎると感じる時もあるのですが、こちらのは別物。
バターが軽いのか、サクサク食べれました。
こちらは、クレーム・ア・ラ・バニーユというプリンのようなデセール。
最初から最後のデセールに至るまで、やっぱり味付けがとても優しいです。
塩がきつくなく、新鮮な素材の味を活かしたものばかり。
なので、満腹でもヘンな苦しさはないというか、とても満たされた気持ちになれました

そこへ、ミャオ~とやってきたのは、看板猫ボージュー

テーブルの下で私の脚にスリスリ。
あなた、オス?(未確認)
視線の先は、壁にかかったマヒマヒ(シイラ)?
でも、ボージュー、アレは食べられないんだよ・・・。
昼と夜のメニューが大きく違うか?と言うと、いい意味でそんなに違わないなと思いました。
というのも、どちらも味は優しくてとてもホっとする味だから。
ただ、素材が違っているのは確か。
デジュネは前夜の残り物をうまくアレンジした家庭料理という感じに対して夜は素材がやや贅沢になり、
料理によってはプラス料金などもあるので、お値段が1.5~2倍くらい

人気店のようで夜は2回転制らしく、9時半には出る約束なのです。
昼も夜もとても美味しかったので、間違いなくお気に入りリストに追加です

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<INFO>
Le Baratin
3, rue Jouye-Rouve 75020 PARIS
01 43 49 39 70
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