Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

ルイ・ヴィトンな前夜祭

昨日の夕方"Louis Vuitton"(ルイ・ヴィトン)のムッシューAからステキなイベントへの招待状が

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3月9日から"Musee des Arts Decoratifs"(装飾美術館)で開催される
"Louis Vuitton-Marc Jacobs"(ルイ・ヴィトン-マーク・ジェイコブス展)
アヴァン・プルミエール(前夜祭)へのご招待

という訳で昨夜、雨の中、行ってきました。会場入り口は、ピンク色でライトアップ。

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会場に入った途端、ものすごい人混みに驚くっ

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1997年からルイ・ヴィトンのアートディレクターを務めるMarc Jacobs(マーク・ジェイコブス)は
大好きなデザイナー。
とか言いながら、素人なので専門的なことはわからないのですが 
ルイ・ヴィトンの世界の中で彼が表現するちょっと甘いコケティッシュな女性の魅力、フェミニンな
雰囲気が好き

リアルに着るとか着れないとかは別にして、コレクションではナース姿のマヌカン(モデル)が並んだり、
メリーゴーランドが現われたりで、上演時間の短い豪華なスペクタクルショーのよう

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そういうショーとは別に、時々ルイ・ヴィトン社が主催する文化的なイベントはいつもユニーク。
今回も昨年のような静かな展示鑑賞のイベントだと思って出かけたので、この喧騒に圧倒されていると、
宴もたけなわな頃、マーク本人登場(左端)で会場は更に盛り上がる

どうでもいいけど、気になる写真右のマッチョな男性は、現在のマークのパートナーだそう・・・。

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早めの時間帯にグウィネス・パルトロウが来場。
残念ながら私はフロア上にいたので、ちゃんと写せず・・・。
デコレーションケーキみたいなヘアスタイルの人や、奇抜な洋服の人も多い中、スッキリと黒いスーツ姿
は、シックな装いでカッコイイ ブロンドヘアがとても映えて綺麗でした。

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夫「おい、サラだ!サラ! そんなとこで何食ってんだよ。」
K「え?サラって誰?友達いたっけ?」
夫「サラ・ジェシカだよぉぉ

わっ、ホントだ モグモグしながら隣りを見たらサラ・ジェシカ・パーカー様。
瞳が綺麗で宝石みたいでした。

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写真は撮れませんでしたが、他にもゲストには、カトリーヌ・ドヌーヴ様、シャルロット・ゲンズブールや
現役スーパーモデルがあちこちに。

なんだか全く心の準備をしないでこんなところに来てしまったけれど、もしかしてココはとても華やかな
場所だったらしい

それにしてもすごい人混みで暑くて喉も渇くので、冷えたシャンパンが喉に染みました
サーヴされていたのは世界最古のシャンパンメゾン"Ruinart"(ルイナール)のシャンパン。
もちろん!LVMHグループ。とってもドライで美味。

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こちらのマヌカンが着ているのがルイ・ヴィトン2012年春夏コレクション。
ハイウエストで花模様の可愛いワンピース

ちょっとクロークの方へ行くと、奥でマヌカンの一人がしゃがみ込んでいたので
「大丈夫ですか?」と聞くと
「足がつってしまって・・・」と、とてもつらそう。
ふと、足元を見ると綺麗な白いスーパーハイヒール。つま先立ち状態・・・。
これでずっと立つのは大変だな、と。

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さて肝心の今回の展示の主旨は、
フランス・モード界を代表する世界的なメゾン、"Louis Vuitton"(ルイ・ヴィトン)。
鞄職人であった創業者の名を冠したこのメゾンで、1997年から服飾部門のデザイナーを
務めるのが、アメリカ出身のファッション・デザイナー、Marc Jacobs(マーク・ジェイコブス)。
本展はルイ・ヴィトンとマーク・ジェイコブス、この二人の足跡をたどり、
およそ一世紀の時代を超えて結ばれた、彼らの刺激的かつ独創的な関係を解き明かす!
というもの・・・らしい。

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会場の展示は2階建てで、1Fには19世紀のルイ・ヴィトンのアーカイブが展示されていました。
展示の冒頭には、こんなミニチュアの人形とトランクと洋服も。

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1Fの展示は一昨年のVoyage en Capitale:Louis Vuitton et Parisと重なるものも多かったです。

2Fは、マーク・ジェイコブスの近年の作品を中心に展示
やっぱり、バックの前では女性達が羨望の眼差し?!

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LVロゴがいっぱい・・・。

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カラフルな世界。このシンプルな感じも好きだなぁ

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ものすごい人混みの中に今シーズンコレクションの白いドレスを着たマヌカン達がポツン、ポツンといて、
大きな羽の扇子?で優雅に仰ぐ様子は、なんだか昔の劇場のワンシーンのようでステキでした

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そしてマーク・ジェイコブスは、今回の展示に関して
「ヴィトンは、単なるファッションハウスではない。ヴィトンの振る舞いそのものがア・ラ・モードなのだ。」
なんて言葉を残していました。

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最初から最後までとても艶やかな世界で目がチカチカしましたが、普段なかなかできない体験で、
とても面白く、ちょっと興奮した夜でした。

おまけは大御所 只今パリ・ファッションウィーク真っ最中のせいか、集まっている方はモード関係者が多く、
気遅れした私は展示会場の反対側の静かな場所でシャンパン片手に休んでいたら、その奥が
控室だったのか裏からの入り口だったのか? すれ違い様に振り返ると、
なんとカール・ラガーフェルド様が

背筋をピンと伸ばして颯爽と歩く姿を見送り、カメラを不躾けに構える余裕もなし
後ろ姿が精一杯の一枚。

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カール・ラガーフェルドと言えば、もう随分前に買ったこのCDをパリの家ではよく流してます

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ラガー・フェルドが家で聴く曲と、仕事場やファッションショーのBGMで使った曲の2枚組のCDです。

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季節柄もあって今は特にモードな話題の多いパリ
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<INFO>
Musee des Arts Decoratifs(装飾美術館)
Louis Vuitton-Marc Jacobs展は2012年3月9日~2012年9月16日迄
http://www.lesartsdecoratifs.fr/francais/
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KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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