
パリのMosquéeでCouscous
今回パリに戻ったら美味しい"couscous"(クスクス)が食べたい!
と思っていました。
という訳で、パリ5区にある
"La Mosquee de Paris"(モスケ・ドゥ・パリ)へ![]()
大きなモスク(イスラム教寺院)に熱心にお祈りに訪れる
イスラム教徒の方も多く、そのモスクの裏側に緑の瓦屋根の
広いレストラン&サロン・ド・テの敷地がドーンとあります。
こちらがそのレストランの入り口。
パリに暮らすまで、私にはとってイスラム文化は馴染みも薄く、
北アフリカもアラブ諸国も遠い国と感じてたけど、歴史的には勿論、
今もフランスとアフリカ、アラブ諸国は密接な部分もあり、
驚きが色々です![]()
パリにある7スターホテルと言われるラグジュアリーホテルの
ほとんどは、アラブ資本です。
高級ブティックの商品を店ごと買ってしまいそうな
スーパーパワフルショッピング場面に遭遇した時は、度肝を
抜かれたり・・・![]()
そんなオイルマネーのパワーを目の当たりにすることも
ある一方で、「クスクス」や「タジン」という北アフリカ&中東料理の
美味しさを知ったのもココ、パリ![]()
いくつか評判のお店に行ってみたのですが、味と雰囲気なら
文句なしにこちら。
店内は広く、ゆったり、オリエンタルワールド![]()
天井もエキゾチック。
単純な私は、ココにくる度に「アラビアン・ナイト」を連想![]()
あのフワっと広がって足首が締まったアラジンパンツ?
を履いて、顔にはベール。
君主スルターンの横にはべって、まったりミントティーを
飲むハーレムの美女達![]()
ところで、私はイスラムの青色が好きです![]()
この写真ではわかりづらいですが、特にタイルの緑、
青は本当に美しい。
実際の寺院の青のタイルは、もっともっと綺麗なので、
今度天気のいい日にカメラ片手に行ってみます。
と、そんなことを思っているところにミントティー登場![]()
熱々ミントティーを高い位置からジャーっと注いでくれるのすが、
さすがです、こぼれません。
そしてこちらが丁寧に蒸し上がったクスクス。
味のアクセントにレーズンと茹でたヒヨコ豆も添えられてます。
「クスクス」は、こう見えても小さな小さなパスタ。
なので、セモリナ粉でできてます。
簡単なものはお湯をかけるだけで出来るのですが、
本場では丁寧に蒸してふっくら炊き上げる感じ。
「クスクス」のメニュー欄には、いくつか種類があるのですが、
私はチキンを選び、一緒のJさんはシェフお勧めの
お肉4種ミックス・クスクスを。
それらが一緒にドーンと盛られて登場![]()
お皿にゴハンを盛るようにクスクスをよそい、お肉を乗せ、
そして野菜たっぷりのスープをかけていただきます。
スープには人参、ズッキーニ、セロリがたっぷりです。
ボナペティ![]()
個人的には、炭火焼の羊肉が一番美味しかったです。
気をつけたいのが、一見食べやすくパクパクと食が進むクスクス
なのですが、水分を含むとどんどん膨らみます![]()
一緒にいただくミントティーやお水と一緒にお腹でムクムクムクっ
と膨らんで、お腹がパンパンに![]()
そして食後のデセールは、とても甘いアラブ菓子を。
今回はお腹一杯でスキップしましたが、ナッツたっぷりで
これまたミントティーとの相性抜群![]()
これからの季節、小鳥の声を聞きながらテラス席での
食事も気持ちイイですな。
こちらは、特に週末はフランス人のカップルや家族連れで
賑わってます。
地理的歴史的近さもあって中東・アフリカ料理の
お店も多くみられます。
自宅周辺には、中華やタイ・ベトナム・カンボジア料理と並んで
レバノン料理レストランがいくつもあります。
色々な人種が集まっているパリは、街ごとに特色も色々。
そんな中で、感じるのは育った環境、文化、習慣、
教育、宗教は国それぞれ、人それぞれ違ってて当然。
つい自分が見たり、聞いたり、経験しただけの中で形成された
価値観や概念を振りかざしてしまいがちだけど、
いかにして自分、自分達との違いを理解するか?
お互いの違いを尊重し合えるか?
と、パリにいると肌で感じたりもします。
私はちょっと苦手なのですが、レバノン料理はフランス人には
人気がありますよっ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<INFO>
Mosquee de Paris
39 rue Geoffroy St Hilaire 75005
01 43 31 38 20
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ARCHIVE
MONTHLY



















