
フィンランドの情熱
ここは
簡単過ぎました
オルセー美術館です。
リニューアル後も興味深くユニークなエクスポジションをどんどん開催するオルセー美術館
今回、"Akseli Gallen-Kallela (1865-1931). Une passion finlandaise"
アクセリ・ガッレン=カッレラ (1865-1931)、フィンランドの情熱 を鑑賞に行ってきました。

簡単過ぎました

リニューアル後も興味深くユニークなエクスポジションをどんどん開催するオルセー美術館

今回、"Akseli Gallen-Kallela (1865-1931). Une passion finlandaise"
アクセリ・ガッレン=カッレラ (1865-1931)、フィンランドの情熱 を鑑賞に行ってきました。
"Akseli Gallen-Kallela" (アクセリ・ガッレン=カッレラ)は19世紀末のフィンランドを代表する画家

1880年代にパリの画塾アカデミー・ジュリアンに学び、フランスと緊密な関係を結んだ北欧の画家で、
今回パリでの初の展覧会です。
アクセリ・ガッレン=カッレラは、こんな人。
(館内は撮影禁止なので画像はパンフレットから)

「北欧の画家」と聞いても、私にはすぐに思いつく人はいなかったので、どんな絵なのだろう・・・?と。
宣伝ポスターに使われた絵は、なんだかアニメのようで今まであまり観たことないもの。
とりあえず、見てみよう!と行ってみました。
展示会場の最初はヌードなど。わりとモダンな印象のヌードでした。
そして、北欧の生活を感じる日常の様子や風景画へ。

「サウナ」の絵を見ながら、お風呂よりサウナの方が寒い冬は体が温まるんだろうな・・・とか。
展示会場はいくつかの小部屋に仕切られていたのですが、後半はガラっと作風が変わるのでびっくりです

フィンランドの民族叙事詩「カレワラ」を題材にしてた絵が並び、なんだかとても不思議な世界に
引き込まれる感じでした。
「カレワラ」とは、フィンランドに伝わる伝説、民族叙事詩を19世紀に
"Elias Lonnrot"(エリアス・ショーロント)という医師がまとめたものだそう。
(「カレワラ」とは「英雄の地」という意味)
そのお話は、主役のワイナミョイネン(生まれてすぐにオジサンの風貌)が、仲間達と一緒に繰り広げる
冒険物語で、その中で人々を救ったり、魔女と戦ったり、親友イルマリネンと美女を取り合ったり、
ふられたり、大怪我したりと、波乱万丈な物語。
こちらは、「アイノ」という作品で、ワイナミョイネンは乙女アイノに求婚するが、アイノはそれを厭って
見知らぬ海辺で溺れ死ぬ場面を描いたもの。
展示会ポスターになっているこの絵「サンポの防衛」は大きく、躍動感もあり、一番インパクトがありました。
ポホヨラのサンポを盗み出したワイナミョイネンを襲撃する魔女たちと応戦するワイナミョイネンの場面だそう。
フィンランドの国民的英雄ワイナミョイネンの物話「カレワラ」は、ロシアからの独立に際しても国民の
アイデンティティに大きな影響が与えたと聞くし、長い歴史の中で語り継がれてきた「物語」をちょっと
読んでみたいなぁ・・・と思いました

今回は時間がなかったので、この展示だけを見て美術館を後に

急いで下りのエスカレーターに乗ると、「美術館の屋根にこんな彫刻がいたんだ!」と気がついたり、
美術館の裏側を歩いたら、ココにもこんな人達がいたのか~と。
何度もオルセー美術館には来ているし、日本からの友達が遊びに来たらツアコン気分でご案内

な場所の一つだと勝手に思っていたのですが、気がつかないことや知らないことがまだまだ沢山

ボーっと暮らしててはもったいない


そんな気持ちにもなった美術館からの帰り道でした。


Wさんから干し桜エビをいただきました

という訳で、たっぷりパスタでいただきました。
そして、ワインは最近家飲みワインとして登場率の高いマコンの白ワイン

造り手は、"LES HERITIERS DU CONTES LAFON"(レ・ゼリティエール・デュ・コント・ラフォン )
「コント・ラフォン」と言えば、ムルソーの造り手としてとても有名で「ムルソーの旗手」と呼ばれるているそう

1987年に父の後を継いで当主となったドミニク氏が、1999年に「ドメーヌ・デ・ゼリティエ・コント・ラフォン」を
「マコン」に設立して、完全有機農法で造る高品質のワインは、美味しくなったと言われるマコンの代表的な
ワインの一つ

ミネラルたっぷりで美味しいワインです。
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<INFO>
オルセー美術館
Akseli Gallen-Kallela (1865-1931). Une passion finlandaise
(アクセリ・ガッレン=カッレラ (1865-1931)、フィンランドの情熱)
*2012年5月6日まで開催
http://www.musee-orsay.fr/fr/
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