
Museo di San Marco
京都にやって参りました
前回来たのは?と振り返ると、もう11年も前
時間の経つ早さを感じしつつ、私も夫も行ったことない場所は?
比叡山
という訳で、とりあえず到着早々に比叡山延暦寺へ
今日はお天気もよく、日中はちょっと暑いくらいでした。
京都の色々は後日改めて
とりあえず今日はフィレンツェブログで
去年10月にパリのMusee Jacquemart-Andre(ジャックマール・アンドレ美術館)で開催された
"Fra Angelico et les Maitres de la lumiere"(フラ・アンジェリコと真の光を描いた巨匠たち)展
を観た時、今度フィレンツェに行ったら必ず行こうと決めていたのが
"Museo Di San Marco"(サン・マルコ美術館)
2階建てでグルっと中庭を囲むカタチの建物。中には光が差し込み、とても気持ちいい
この中庭に面した壁の一角にまずは「磔刑のキリストを礼拝する聖ドメニコ」というフレスコ画があります。
サン・マルコ修道院は、サン・マルコ教会に併設されいた修道院で現在は美術館になっています。
そこは、まさに「フラ・アンジェリコ美術館」という感じ
建物内部は、食堂、個別の修道士部屋、廊下、天井に至るまでにいたるまでフラ・アンジェリコの作品で
装飾されています
(館内撮影禁止のため画像は借用)
1Fで一番印象的だったのは、「リナイウオーリの祭壇画」
とても大きな祭壇画で、閉じた状態で292センチ×176センチの大きさです。
額縁は大理石で、なんとも重厚で豪華な祭壇画。
そして2Fへの階段を上がると正面にこの美術館のシンボル的作品「受胎告知」
沢山の画家か描いた「受胎告知」ですが、この絵はやっぱりスゴイ。
厳格な雰囲気と、優しく明るい色遣いに光が溢れてるような・・・。
ちなみに館内の作品には、フラ・アンジュリコではなくBeato Angelico(ベアート・アンジェリコ)
と記載されてます。
「べアート」は、「祝福された」という意味だそう
アンジェリコの作品以外で印象的なのは、旧食堂にあるギルランダイオによる「最後の晩餐」
使徒たちの会話を交わす様子に動きが感じられ、食卓もU字型で絵に置き行きが出て部屋を広く感じ
させるような効果も。
そして今回来るまで知らなかったのですが、この修道院はアンジェリコの他に、
Girolamo Savonarola(ジロラモ・サヴォナローラ)の存在も有名なのだそう
サヴォナローラは、メディチ家から大きな援助を受けていながら、メディチ家の独裁政治や当時の
フィレンツェの快楽的な生活や文化を厳しく批判した結果、シニョリーア広場で火あぶりの刑にされ
殉教した修道僧
そして毎年命日の5月23日には、シニョリーア広場の真ん中に埋め込まれたこの丸いプレートには花が供え
られるそう。
モト修道院という場所が場所だけに宗教画ばかりですが、退屈しませんでした。
とても気持ちいいというか、パワースポットのような?気持ちが落ちついく不思議な美術館
宗教画をパリをはじめや旅先で繰り返し見ていると、
落ち込んでる時は、もうちょっとだけ頑張ってみようかなという勇気を、
イライラしたり、気持ちが逆立ってる時は、心に静けさを
幸せな時は、それに感謝を、
悲しい時は、慰めを、
調子に乗ってる時は、戒めを、
そんな色々な気持ちにさせる不思議な絵だと感じるようになりました。
そしてやっぱりフラ・アンジェリコの「受胎告知」は訳もなく泣きたるような優しさと明るさ、慈悲深さを感じる
素晴らしい絵でした
フィレンツェに行ったら是非是非観て欲しい一枚です!
おまけのパリ

前回来たのは?と振り返ると、もう11年も前

時間の経つ早さを感じしつつ、私も夫も行ったことない場所は?
比叡山


今日はお天気もよく、日中はちょっと暑いくらいでした。
京都の色々は後日改めて


去年10月にパリのMusee Jacquemart-Andre(ジャックマール・アンドレ美術館)で開催された
"Fra Angelico et les Maitres de la lumiere"(フラ・アンジェリコと真の光を描いた巨匠たち)展
を観た時、今度フィレンツェに行ったら必ず行こうと決めていたのが
"Museo Di San Marco"(サン・マルコ美術館)

2階建てでグルっと中庭を囲むカタチの建物。中には光が差し込み、とても気持ちいい

この中庭に面した壁の一角にまずは「磔刑のキリストを礼拝する聖ドメニコ」というフレスコ画があります。
サン・マルコ修道院は、サン・マルコ教会に併設されいた修道院で現在は美術館になっています。
そこは、まさに「フラ・アンジェリコ美術館」という感じ

建物内部は、食堂、個別の修道士部屋、廊下、天井に至るまでにいたるまでフラ・アンジェリコの作品で
装飾されています

(館内撮影禁止のため画像は借用)
1Fで一番印象的だったのは、「リナイウオーリの祭壇画」

とても大きな祭壇画で、閉じた状態で292センチ×176センチの大きさです。
額縁は大理石で、なんとも重厚で豪華な祭壇画。
そして2Fへの階段を上がると正面にこの美術館のシンボル的作品「受胎告知」

沢山の画家か描いた「受胎告知」ですが、この絵はやっぱりスゴイ。
厳格な雰囲気と、優しく明るい色遣いに光が溢れてるような・・・。
ちなみに館内の作品には、フラ・アンジュリコではなくBeato Angelico(ベアート・アンジェリコ)
と記載されてます。
「べアート」は、「祝福された」という意味だそう

アンジェリコの作品以外で印象的なのは、旧食堂にあるギルランダイオによる「最後の晩餐」

使徒たちの会話を交わす様子に動きが感じられ、食卓もU字型で絵に置き行きが出て部屋を広く感じ
させるような効果も。
そして今回来るまで知らなかったのですが、この修道院はアンジェリコの他に、
Girolamo Savonarola(ジロラモ・サヴォナローラ)の存在も有名なのだそう

サヴォナローラは、メディチ家から大きな援助を受けていながら、メディチ家の独裁政治や当時の
フィレンツェの快楽的な生活や文化を厳しく批判した結果、シニョリーア広場で火あぶりの刑にされ
殉教した修道僧

そして毎年命日の5月23日には、シニョリーア広場の真ん中に埋め込まれたこの丸いプレートには花が供え
られるそう。
モト修道院という場所が場所だけに宗教画ばかりですが、退屈しませんでした。
とても気持ちいいというか、パワースポットのような?気持ちが落ちついく不思議な美術館

宗教画をパリをはじめや旅先で繰り返し見ていると、
落ち込んでる時は、もうちょっとだけ頑張ってみようかなという勇気を、
イライラしたり、気持ちが逆立ってる時は、心に静けさを
幸せな時は、それに感謝を、
悲しい時は、慰めを、
調子に乗ってる時は、戒めを、
そんな色々な気持ちにさせる不思議な絵だと感じるようになりました。
そしてやっぱりフラ・アンジェリコの「受胎告知」は訳もなく泣きたるような優しさと明るさ、慈悲深さを感じる
素晴らしい絵でした

フィレンツェに行ったら是非是非観て欲しい一枚です!


老舗高級ジュエラーが軒を連ねる美しいヴァンドーム広場
真ん中の円柱には、ナポレオン像が立っています。
カエサルに憧れていたというナポレオン。
ローマの方向を見つめているそうです。
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