
L'AS(ラス)
今年2月に南青山にオープンしたという"L'AS"(ラス)というフレンチレストラン。
以前からお世話になっていた田村さんが先月から(スーシェフとして?)
働き始めたと聞き、早速行ってきました
カトラリーは、テーブルの引き出しから自分で取り出して使います

テーブルクロスはなく、カジュアルな雰囲気はビストロのようでもあり、
オープンキッチンで開放的。
とりあえず、シャンパン"Henri Giraud"(

そしてワインリストを拝見すると、美味しそうなワインが小売価格に近いくらいの
魅力的価格でリスティング

お料理はコース料理1本のみ

最初に空豆の一口スープ

グラスはキンキンに冷えて冷たいのに、スープはほんのり温かいという温度も楽しむ
ユニークなアミューズでスタートしました。
パンは、この木製パン皿サイズにぴったり

麻生十番にある美味しいパン屋さんPointage(ポワンタージュ)に
このパン皿サイズに焼いてもらっているスペシャルなパンだそう。
前菜は、フォアグラ・長芋・鶏のささみのテリーヌ

写真ではアンズのようなオレンジ色したものがささみで、かなりのレア状態。
カツオのタタキのように外側に薄く火を通しただけ。
「長芋、フォアグラとの食感のバランスが絶妙で旨いテリーヌ!」と、
夫は大絶賛

が、私は山芋アレルギーなので、食べられず

代わりにこちらのフォアグラをいただきました。
フォアグラの下には、イチジクのジャム、その下にはシナモンが効いたサブレ。
ワインは、お皿ごとに合わせていただくことにしました

長芋とささみのテリーヌには、アルザスのピノ・ブラン主体の白ワイン。
フォアグラ&サブレには、アルザスのピノ・ノワールの赤。
続いてサーモンロール

中には、きゅうりと玉ねぎ。アボガドのムースとフワフワのキュウリのソース。
ワインは ムヌトゥ・サロン(Menetou-Salon)

ムヌトゥ・サロンはパリではわりと飲むワインですが、日本ではあまり飲む機会が
なかったのでちょっと嬉しかったです。
ムール貝のスープ。カリカリのクラッカーのようなものの上には茄子のペースト

スープは、ちょっと驚きのチリ風味

スパイシーなチリに合わせるワインは難しいはず・・・。
そこにソムリエ田辺氏が合わせたのは、クローズ・エルミタージュの白

そして、メインの肉料理は鴨のフリット

鴨肉をミンチにしてパイ生地で包み、それを丸ごと揚げたもので、
ナイフ・フォーク無しでそのままガブっと手づかみで食べてOKと。
お肉のジュのソースがまた美味しい

そして同時にサーヴされたのは、赤カブにオレンジママレード添え。
コリコリ食感とママレードの甘みと鴨は当然バッチリな組み合わせ

こちらにはブルゴーニュワイン。コート・ド・ニュイの赤で軽めでエレガント。
色も鮮やかで綺麗でした。
1皿目のデセールは「トマト バジルゼリー」

左のオリーブオイルをちょっとたらしても美味しかったです。
2皿目のデセール。
メロン好きの夫にはメロンとパスティスのアイスクリームのデセール。
実はあまりメロンは好きではない私は、黒トリュフの効いたチョコレートのデセールを。
美味っ


メロンのデセールには、エーゲ海サモス島で熟した白マスカットの甘口白ワイン。
チョコレートのデセールには、フランス・ラングドック地方のグルナッシュ混合の
チョコレート風味の赤ワイン

食後のカフェを楽しみながら、今回の美味しかった食事を振り返ると、とにかく驚く
のはコストパフォーマンスの高さ

こんな刺激的な楽しい料理で5000円。
ビストロのようなカジュアルさとシンプルながらもレストランのように丁寧に作られた
楽しいお料理。
夫 「パリに戻る前にもう一度お邪魔したいね~」
K 「パリに戻ればフレンチだらけなのに?!」
夫 「この美味しさで、この値段でパリでは食べれるとこないだろ」
K 「ウィ~、ムッシュっ!」
という訳で、できれば来月にまたお邪魔したところです



春の暖かい日に公園で遊んでいた小さなパリジェンヌ。
シルバーのバレリーナシューズ、私も欲しいっ
最近は初夏らしくなってきたというパリ。
今年の夏は暑くなるのかな?!(去年は寒かった・・・)
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<INFO>
L'AS
東京都港区南青山 5-16-5 MA FIVE 1F
03-3406-0880
http://las-minamiaoyama.com/
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