
パリで開催中の"Cima展"
帰国前に只今パリ6区の"Musee du Luxembourg"
(リュクサンブール美術館)で開催中の
Cima da Conegliano Maitre de la Renaissance venitienne
(ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠チーマ・ダ・コネリアーノ)へ
行ってきました。
理由は、ヴェネツィアに行ってきた後だったから。(単純
チーマ・ダ・コネリアーノという画家をこれまで知らなかったのですが、
ベッリーニやカルパッチョと並んでルネサンス期の代表的なヴェネツィア画家で
聖母子像や風景表現を得意とし、今回イタリア国外初公開となる
大きな祭壇画をはじめ、30点以上の作品が公開ということでメディアには
早くから取り上げられていました
街の宣伝柱やバスには、この絵がポスターに
ちなみにこれは、沢山の画家達も描いている「聖セバスティアヌスの殉教」場面。
セバスティアヌスは、3世紀のローマ帝国親衛隊長で、キリスト教が
禁教下の時代に、同じキリスト教徒の仲間を助けようとして露見し、
弓で射殺刑に
ところがどんなに矢を射られても急所が外れ死ななかったそう。
再度の布教活動で逮捕され、撲殺刑にあい、遺体は下水道に捨てられたと
伝えられています
この「受胎告知」も素敵です。
チーマの本名はジョヴァンニ・バッティスタ・チーマ(Giovanni Battista Cima)
なのですが、Conegliano(コネリアーノ)出身だったので、
通称"Cima da Conegliano"と呼ばれるのだそう
そして彼の出生や画家となるまでの修行時期など記録がほとんどなく
彼の半生には謎が多いと。
彼が得意とし、依頼の多かったテーマは
聖母子像や聖母と幼子イエスと聖人の「聖会話」![]()
こんな肩車シーンは珍しいなぁと思って印象に残った一枚です。
キリストが珍しく子供らしく描かれているところも好き。

ヴェネチア派は「色彩」、そしてフィレンツェ派は「デッサン」重視なのだそう![]()
とにかく確かに色使い絵で驚きました。
今回の展示で一番好きになったのが、この聖母子。
こうして画像で見ると若干説得力に欠ける?ような気がしますが
わりと大きい絵で、幼子イエスが母の親指を握っていて、
この小さな手をジーっと見てるだけで、ちょっと涙腺が緩む一枚でした![]()
赤ちゃんは、こうしてギューっと大人の指を握ってくれますが、
その強さに生命力を感じたり、その手で沢山の幸せを掴んで
欲しいと願う。
でも、この絵のマリアは、これから自分の子供に降りかかる受難を
感じるのか少し物憂げ。
最終的には自分の人生の困難は自分で乗り越えないとで、
親ができることにも限界があるもの・・・などと思うと胸に迫る一枚でした。
7月15日まで開催予定のこのチーマ展、色の綺麗な絵が沢山でオススメの
エクスポジションの一つです。
鑑賞後、ゆっくりリュクサンブール公園で散歩やピクニックもイイですしね~![]()
そうそう、私が訪れた時に美術館入り口のカフェが工事中で、
どうやらココにあの"ANGELINA"(アンジェリーナ)ができるらしいのです![]()
アンジェリーナと言えば~、やっぱり濃厚モンブランでございます。ね![]()
自宅から徒歩圏内のこの場所にこんな甘い誘惑が出現してしまうと
通ってしまいそうで怖い![]()
帰り道はモンブランで頭がいっぱいになった昼下がりのパリで
ございました。
おまけはヴェネツィア![]()
この前ヴェネツィア旅行の際に美術館のお土産コーナーで買ったのが
ヴァネツィアの古い地図![]()
先日額そうを依頼したところです。
絵画も写真も額で雰囲気がだいぶ変わるもの。
どんな風に仕上がるか楽しみです
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<INFO>
Musee du Luxembourg(リュクサンブール美術館)
*チーマ・ダ・コネリアーノ展は7月15日まで
19, rue du Vaugirard 75006
http://www.museeduluxembourg.fr/
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