Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

パリ発 Saint-Germain-en-Layeの街

パリの真ん中からRER(郊外電車)で約30分の"Saint-Germain-en-Laye"
サン・ジェルマン・アン・レー)
の街へ行ってきました

駅はRERのA①線の終点。
街に近づくと、セーヌ川と住宅が見えてきました。

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この辺りは郊外の高級住宅街の1つなのだそう
確かに車窓から見ても大きな家が多く(当然庭つき)、綺麗に管理されている様子。

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さっそく駅を出ると目の前にあるサン・ジェルマン城へ

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お城の始りは、ルイ6世がセーヌ川を望む森の高台にグラン・シャトレと呼ばれる
城塞を建設したのが始まりだそう。

どんなお城なんだろ?と楽しみに来てみると、想像より大きい

お城の周りにはお堀も。

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そして建物内は、現在は国立考古学博物館となっています

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まずは中庭部分に入ると、赤レンガの美しさに溜息

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ぐるっと一周規則正しく並んだデザイン。

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そしてその一角に黄緑色に光るステンドガスを発見

こちらはルイ9世が建築したチャペルでした。

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ゴシック建築のチャペルで、パリのサン・シャペルよりも10年程早く建築。

「サン・シャペル」と呼ばれる教会にはキリストの聖遺物があるというのが定義
だそうですが、このチャペルにも伝説はあるものの歴史的裏付けはないのだそう。


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お城はイギリスとの100年戦争の時に燃えてしまったそうですが、このチャペル
だけは残り、お城が現在のカタチを成したのはフランソワ1世が住んでから。

そして館内は、旧石器時代からメロヴィング王朝時代、展示数は3万を超える
ヨーロッパ随一のコレクション

骸骨も真近で観察

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石器、骨器、青銅器、ガラスとその展示は食器や武器、装飾品がたっぷり。

食器より、やはりじっくり見てしまうのは装飾品

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こういう考古学的なもので一番飽きないのが、コイン
やっぱりお金よ!
ではなく、コインに彫られた顔が誰なのか?と説明をおいながら見ていると飽きません。

ちなみに最上段の左から2番目のコインがカエサル(シーザー)

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出た、リアル Asterix(アステリックス)

アステリックスは、フランスで大人気アニメの主人公。
古代ローマ人と勇敢に闘うフランス人の祖先ガリア人のアステリックス。

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左が主人公アステリックス、右のおデブちゃんは心優しい怪力男オベリックス
(画像借用)

ASTERIX


映画版では、大男オベリックス役をジェラール・ドパルデュー。
ハマり過ぎっ

asterix2


そして先日、最新作が公開されたばかり
フランスの人気俳優達がこぞって出演することからも、この作品の人気度は伺える感じ。

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訪れた日は、あまり人も多くなく館内を静かにゆっくり鑑賞することができました

この古城で歴代の王が生まれ(ルイ14世まで)ヴェルサイユに移るまでは
ココに暮らし、お城からパリを一望していたのかな~などと思うと、
時代を越えて同じ場所に立って周囲を見渡す時、歴史好きとしてはちょっと
ゾクゾクする嬉しさがこみ上げました


おまけのパリ
定期的に行う必要のあるパリの冷蔵庫の霜取り

いつも通り、これは夫の仕事。
今回もこんなに沢山取れました・・・。

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寒くて私にはどうしてもできない作業です
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<INFO>
Musee d’archeologie nationale
(フランス国立考古学博物館)
Chateau – Place Charles de Gaulle
78105 Saint-Germain-en-Laye
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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