パリ5区☆アウトドアのことならAu Vieux Campeur
年末の北海道スキーの最終日の午前中にゴンドラの中で突然ゴーグルが崩壊。
前日までは全然平気だったのに左上のスポンジ部分がちょっと剥がれたと思った瞬間全周剥がれ使い物にならなくなりました。
というわけで、これは年明けにパリで新調すると決めていたのですが、こんな風に石油化学製品系?のものはいきなり劣化、崩壊するリスクがあることを思うと私のスキーブーツもそろそろ寿命かも…と。
夫「ゴーグルと合わせて新調すべきだよ」
K「確かにそろそろブーツはやばいと思う。オーストリアの山の中でブーツが壊れたら大怪我したり下山できなくて大変なことになるよね…」
夫「いいブーツを買いましょう!」
K「いやでも、そろそろスキー部引退を考えてるわけで、買うのは勿体無いから今年はレンタルでいいよ」
夫「まだまだ引退はないから安心して高性能ブーツを買いなさい」
K「・・・」
そんなわけでパリ到着後、最初のショッピングはパリ5区にある『Au Vieux Campeur』へ出向いたのでした。
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/maison-de-campagne-a-la-montagnevol3.html )
アウトドア用品専門店の『Au Vieux Campeur』は、カルチェラタンエリアに10店舗以上構え(何店舗あるのだろう…)、それぞれのジャンル、カテゴリーごとに広く展開、あんなものからこんなものまで!?なマニアックな充実な品揃えです。
予めお店の場所を確認しておかないと結構迷うAu Vieux Campeur村状態?!
それぞれのショップには、知識豊富な店員さんがいて、いろんな質問に的確に答え、アドバイスをしてくれるのでアウトドアならAu Vieux Campeurに任せろです。
これまでスキー関連に限らずあれこれ利用してますが、とにかく今回はスキーブーツ目的ということで、こちらへ。
足のサイズを測ってもらい、体重&スキーレベルを伝え、その上で私が求めるのは、とにかく軽い&暖かいブーツをお願いします!と店員さんにお話しました。
自称靴フェチですが、デザインは二の次です!
軽い、暖かい、その2点にフォーカス。
そこで勧めてもらったのは、この『NORDICA』(ノルディカ)。
いや〜、軽い♬
そしてシェルは柔らかめ、とても履きやすい。
足に慣らすために買ってから毎日アパルトマンの中で2時間履いて過ごしました。
そんな風に履いている時に限って誰かがやってくるもの?!
上の階の住人さんが突然やってきて、ドアを開けた私の姿を見てフリーズ…。
「す、スキーに行くんです」と言ってみたものの、怪しい人だ…な視線が痛かった。
ゴールグルも『Au Vieux Campeur』で新調。
ブーツ売り場とはまた別の店舗。
メガネと同じでゴーグルも顔に合う合わない、好き嫌いがあるので、これは選ぶのが楽しかった♬
そして肝心のスキー板。
これも『Au Vieux Campeur』には、本当に色々ありましてスキーファンにはたまらない!改めてフランスがウインタースポーツも盛んなことを思い知ります。
でもスキー板を運ぶのは大変なので、今回も宿泊ホテル内にあるスキーショップでのレンタルです。
そこでスキーの調整、メンテナンスをしてくれるのが、クリちゃんことクリストフ。
クリちゃんは昔、ジャーマンシェパードのトレーナーで、少し東京に住んでいたことがあるのです。
当時日本人の同僚たちから「クリちゃん」と呼ばれていたそうで、私達も「クリちゃん」と呼んでます。
そのクリちゃんも変わらずにスキーショップ勤務、3年ぶりに再会できました!!
クリちゃんが「用意しといたよ!使うのは二人が初めてのニュースキー」というそのスキーは、『Kästle』。
バリバリのオーストリアスキーで私は履くのが初めて。
これがですね、ものすごく良いスキーでびっくり!!
走る走る、しかも反応がセンシティブで、かなり上級者向けという感じ。
喩えるならオートマ車に慣れた人が、マニュアルでフェラーリを運転しろと言われた感じ?!
自分が思っている以上に滑るので止まる位置が想定とズレるし、斜面の凸凹にも敏感に反応するので疲れる。
そして私にはかなり重く、腰が疲れ、これで滑り続けるのは無理っぽい…。
という訳で、このスキーはギブアップして、今日から慣れている『HEAD』にチェンジ。
しかも幅広93。
板でそんなに違うの?と思われるかもしれませんが、全然違います。
乗り慣れたしっかりした作りでオールマイティーな『HEAD』は、私にはベンツのように感じるスキー。
やっぱベンツだよ、ヘッドだよ、な乗り心地です。
そこそこ重いスキーですが、それは安定・安心感も重さで新雪でも回すのが楽。
というわけで今日もガンガン滑りましたとさ、です。
その一方で日本の大寒波のニュースに驚き(現在家族が暮らすのは新潟県内でも雪が少ないエリア。今のところ支障なく暮らしているようでホッ!)&パリも寒いという連絡が届いていますが、こちらは気温高めでずっと春スキー状態です。
シーズン初めにどさっと降ったものの、その後なかなか降らずに暖冬。
今日もかなり気温が上がったので汗だくスキーで、雪がどんどん重くなってきていますが、雲一つない青空は眩しく、視界が良いので気持ちが良いです。
朝一番のランでは、ダイヤモンドダストが現れました。
(うまく写ってませんが、真ん中から右側に舞っている埃のような点々。これが肉眼では本当にダイヤモンドのようで綺麗でした!!)
To be continued☆
*****おまけのパリ*****
Au Vieux Campeurでニコニコ笑顔の店員さんが「おまけにトランプあげる!」と。
いつか夜は友人たちと暖炉前で、ゆっくりトランプをするような雪山バカンスを過ごしたい…。
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