
縁あってパリ5区のSola(ソラ)へ
今パリで活躍する若手日本人シェフは多いですが、その中で特に活躍が注目されて来た一人が
パリ5区のレストラン、Sola(ソラ)の吉武広樹シェフ。
こちらのレストランは、以前暮らしていたアパルトマンから徒歩30秒という近さで、
このブログで初めて「食べブログ」記事をアップしたお店でもあり、
個人的にはちょっと思い入れも♥︎
(関連ブログ⇒ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/archives/51604648.html )
今回久しぶりにお邪魔することになったのは偶然の理由が2つ重なったから。
東京でお世話になっているTさんとIさん、それぞれお友達がSola(ソラ)で働いていると
伺い行ってきました。
その一人は現在Solaでスーシェフを勤める藤木千夏さん☆
パリの厳しい料理界で頑張っていらっしゃる女性だというので、勝手に太マッチョな女性を
想像していたところ、軽やかにスーっと登場したその華奢さと可愛さにビックリ!
この日もかなり忙しそうな厨房でしたが、キラキラの笑顔で丁寧にお話してくださり
嬉しかったです。
もう一人は、サービス担当の長身スレンダーで日本語も堪能なアレックスさん。
大阪に5年間暮らしていたそうで、「日本で一番恋しいものは?」の質問には「銭湯です!」
と、これまた意外なお返事で楽しくお話させていただきました。
さて、久しぶりのSola(ソラ)でのディネ。
アミューズ・ブーシュはさっぱりしたグリーントマトのソルベと下にモッツァレラチーズが
敷かれたもの、
カリっと香ばしいパルメザンチーズのトースト、アサリと空豆の3種類でスタート☆
グリーンアスパラガスと燻製の平目。
ワインは、白ワイン、Macon Pierreclos (マコン・ピエールクロ)。
程よく効いた樽、柑橘の酸味と香りが美味しい白ワインでした。
少しずつ色々、美しい料理たち。
K「ちょっと食べるの早くいよー。もっとゆっくり食べてよ。」
夫「キミが遅過ぎる...」
少量多皿なレストランではいつもこんな会話になってしまうのが問題です...(=_=)
「蟹のミルフィーユ仕立て」もあっという間にたいらげて...。
イカと白アスパラガスには燻製されたラルドがアクセント。
このお料理は、個人的には特に好きな一皿でした(●^o^●)
この時期、緑と白と2種類のアスパラガスを楽しめるのが幸せ。
蓋付きの器に入って登場したのは、スープ仕立てのラビオリとモリーユ茸。
魚料理は、サン・ピエール☆
お皿全体は、こんな感じで色とりどりの野菜を使って絵画的なプレゼンテーション。
いただきま〜す。
肉料理は一見、仔豚かと思うほどの薄ピンク色。
が、こちらは仔羊☆ 柔らかくジューシーで美味、臭み皆無。
添えられた「ムサカ」(画像右上)も絶品で、これは主役を食ってしまいそうな存在感のある
美味しさでした!
パリ暮らしがきっかけで好きになったものの一つがギリシャ料理。
「ムサカ」もその伝統代表料理ですが、牛肉や羊のひき肉となすやトマトを重ね、ベシャメル
ソースとチーズをかけてオーブンで焼いたムサカ、好きです♡
ギリシャも行きたい国の一つだよね〜と話しながら、デセールに突入。
最初はサッパリ系の柑橘系、2品目にチョコレートとコーヒーのしっかり味で。
食後にカフェと一緒にいただいたきな粉をまとった「牛乳寒」が軽くて、口に入れた途端に
フワっと溶けました(●^o^●)
もっとこれ、食べたい!な余韻を残しての心憎い終わりでした。
世の中、狭いよね〜と感じることは度々ありますが、人と人との出逢いがまた次の出逢いや
何かのきっかけになることは年齢を重ねるほどに増えていく気がするし、それがまた楽しく
嬉しいと感じるこの頃です。
おまけのパリは、「5月のパリは」をBelle et Bonneで☆
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-608.html
à demain(^.^)/~~
<info>
Restaurant Sola(レストラン・ソラ)
12 Rue de l'Hôtel Colbert, 75005 Paris
01 43 29 59 04
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