パリ7区☆ペルティナンスでディネ
以前から気になっていたレストラン“Pertinence”(ペルティナンス)。
パリ7区のRue Saint-Dominique(サン・ドミニック通り)に面したこの噴水界隈は人気レストラン&カフェでいつも賑わうグルメエリア。
レストラン“Pertinence”(ペルティナンス)は噴水の横のこの門をくぐった先。
という訳で徒歩でやってきました。
K「なんだ思ったより全然うちから近いんだけど。だったらもっと早くお邪魔すればと良かったね。」
夫「もう随分前からそう言ってるけど、人の話はいつも聞いてないよね…」
といつも通り噛み合わない会話でスタート。
こちらのレストランは日本人シェフの内藤隆乃介さんのお店。
フロアにはサービス担当の男性が一人で店内は16席ほど。
あら、静かに床が開いてびっくり。
床下から内藤シェフ登場!
地下はワインカーヴと食材などが置かれているようで何度か床が開閉される様子がちょっと面白い。
K「なるほど。うちも床下収納ってアリかも!」
夫「また好き勝手なことを・・・」
シャンパンで乾杯☆
アミューズはハモンセラーノとキノコと使ったもので、カリカリのクルトンがアクセント。
夫&K「旨っ!」(ハモった)
この日、珍しく二人で長々と悩んだのはコース料理にするかアラカルトにするか。
初めてのお店ではコース料理を選ぶことが多いのですが、メニューを見ながら意見は二転三転し、最終的にはアラカルトに決定!
この時期は何度でも食べたいラングスティーヌ。
ソースはクレーム・パルマンティエというジャガイモベースのもので、そのぽってりした甘みとローストされたラングスティーヌのハーモニー♬
セロリやニンジンも感じられ、クラシックな印象。
美しいビーフのカルパッチョ。
夫「久しぶりにめちゃくちゃ感激する旨いカルパッチョだ!」
ひと口いただくと、薄いのに旨味が乗りまくった後を引くような美味しさ。
久しぶりにガツンとお肉!
骨つき仔牛肉。
一見「仔牛」と思えぬしっかりめの肉質なのに、食べるとやはりはこれは仔牛。
大人牛にはない淡白さと優しい旨味。
こちらは贅沢感満載のオマール海老。
しかもSot-l’y laisse(ソリレス=鶏の股間接周辺の貴重部位)添え。
赤いフルーツのタルト☆
シェフの奥様がパティシエールと伺っていたこともあり自ずと期待も高まったデセール。
華やかで情熱的♡
こちらはさっぱりと柑橘フルーツ色々。
ちょっと前に東京のあるレストランにお邪魔した際にパティシエの方が
「最近の日本のグレープフルーツは全般に甘くて、自分が求める苦味が美味しいグレープフルーツに出会えないんです。もっとこのデザートには苦味を効かせたかったんですけど…」と。
そう思うと日本の果物は糖度追求型?!
甘い果物は美味しいけれど、酸味は酸味として苦味は苦味としてちゃんと感じられる方が個人的には好きです。
食後に酸味のしっかり効いたカフェでスッキリ。
お料理を運んでくださり、丁寧に接客と料理の説明もしてくださった笑顔が印象的な内藤シェフ。
最後にお見送りいただき、またお邪魔します!と約束し、ようやく暗くなりかけた街を歩いて帰宅。
夜の散歩が心地よい夜でした。
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