
パリ7区☆Lastre sans apostrophe
「Bonjour Madame, May I help you?」
え、、私?!
パン屋さんの前でエクレアを買うか否か迷ってたら、スラリと長身で銀髪の、パリジャンと言うよりは折り目正しき英国紳士風のムッシュが笑顔で話しけてきた。
さらりと羽織ったジェケットと流暢な英語、インテリジェンス醸しまくりな?ムッシュの突然の出現に驚いたけれど(エクレアに見惚れて放心中だったし)スーパーに行く途中で&この近くに住んでることを伝えると、
P「だったらパテ・アン・クルートの世界チャンピオンのお店知ってる?」
K「いいえ…」
P「それは美味しいものをミスしているな〜。絶対食べた方がいい、美味しいことを保証するよ。場所はこの道をまっすぐ行って…ブルーのファサードが目印だよ」
K「 Thank you sooooo much!」
ココか☆
親切なミスター・パーマー(仮名←そんな雰囲気の方だったんです)のわかりやすい説明ですぐにわかりました。
その名も“Lastre sans apostrophe”(ラストル・サンザポストロフ)というパリ7区にあるパテ専門店。
そもそもパテの世界大会があることを知らなかったけれど、確かにファサードには“champion du monde de pâté croûte”と書かれている☆
2012年の大会で優勝したそうです。
並んだパテはどれも美しく、夕方になると続々とお客さんがやってきて小さな店内は盛況。
特に美味しそうなものはどんどん売れて最後の1スライスになっていく。
以前も書いてますが、本場フランスのパテは美味しい。
それほど有名人気店でないところで買っても美味しいので、逆に大差はないものかな〜とつい最近まで思っていました。
が、このお店のものは確かに他と一線を画すというか、個人的には塩加減、パイ生地の焼き加減、サイズ感も含めてかなり好みで大好きになりました♡
友人や雑誌情報で知ったのではなく、たまたま通りを歩いていて見ず知らずのミスター・パーマー(あくまで仮名)から教えてもらったというのも私にはなんだか面白く感じるお店と言うことで、以来結構ここで買い物をしてます。
まだトライしていないけど豚型のリエットが気になる〜。
丸くない細長いキッシュはなんだかスタイリッシュ!?
当初はパテに夢中でしたが、こちらのお店のお惣菜もどれもイケます。
ビストロ定番メニューのポワローネギのヴィネグレットソース。
優しく酸味はマイルドでネギの甘みが際立つ一品。
忘れちゃいけない白いワイン♡
パテ・アン・クルートのパイ生地が美味しい。
ってことは、パイ生地デザートも美味しい♡
焼きたての(午前中)のタルト・オ・ポムは、サックサクです。
先日食べたのは鶏(左)でフォアグラ入り鴨(右)だったと思います。
パテ・アン・クルートは種類が多くて覚えられません…。
なので毎回その時気になったものやお店の方のオススメに従ってチョイス。
サラダを添えたらビストロ風な前菜完成。
と言うわけでフランスのパテ・アン・クルートが、“Lastre sans apostrophe”(ラストル・サンザポストロフ)が益々好きになっています。
そして食べる度に教えてくれたミスター・パーマー(本名はいかに?!)を思い出し、心の中でサンクス☆
またパトロール中に再会できたらその時は、お気に入りパテを報告しなくては!
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