
パリ7区☆Gâteaux d'émotions
気になる素敵で美味しそうなお店がどんどん登場するスイーツ天国なパリですが、そのうち行こう…と思っているとこれまた年なのか?(なんでも年のせいにしがち…)すっかり忘れてしまうこと度々。
特に深刻だと思うのは、最近とんと人の名前が出てこない…。
毎日どのくらいの脳細胞が死んでいるんだろうか…そんなことを思いながらこの辺りで気になってたお店があった気がする…とぼんやりした記憶を辿るとお店前でハッ!
ココでした!と思ったパリ7区の“Gâteaux d’émotions”(ガトー・デモーション)。
只今バレンタイン仕様?なラブリーな店構えでそこにあったのは、パティシエ界の巨匠と呼ばれるPhilippe Conticini(フィリップ・コンティチーニ)氏のお店。
オープン当初は行列という話を聞きましたが、今は落ち着いたようで平日の正午前に伺うと店内にお客さんは数人。
ショーケースのケーキたちを前にいきなり迷う。
白を基調にした店内は明るく清潔感があり、スッキリした印象。
各種ケーキはもちろん焼き菓子系も美味しそう。
カヌレだけでも3種類くらい。
パリのお土産にも良さそうなコンフィチュール&スプレッド、チョコレートもボンボン、マンディアン、タブレットと色々でこれは今日1回では欲しいものを網羅できない…とちょっと圧倒されました。
まず選んだのは、Galet Emotion Pistaches(だったと思う)というピスタチオのケーキ。
そのツヤっと光る様子がとても美しく、ジュエリーのようで心奪われました♡
帰宅早々いただいてみると、ストラクチャーが複雑。
クリーム、ムース、プラリネなどが層になり、でも奥からポロポロと小さく丸いちょっとカリカリしたものも出てきた。
まさに玉手箱的。
そしてピスタチオ以外に感じるこの味は林檎?梨かも?花梨っぽい?何だろう?と考えながらも美味しくてなかなかそのフォークを置けず。
気がついたらもうお皿にありませんでした。
それからすっかりこの時期でも食べてしまうようになったLa tropézienne。
サイズ的にはそれほど大きくはなく生地もサクッと軽めですが、クリームはしっかりのトロペジェンヌ。
目立った特徴はその香り。
オレンジフラワーを感じる。(間違っていたらごめんなさい)
それがわりと長く口の中にアフターテイストとして残り、優雅な気持ちになれるケーキでした。
夫がキャロットケケーキが食べたいと言ってたことを思い出して買ったボール型のキャロットケーキ“Boule cake à la carotte”。
K「見て、このまん丸。可愛いでしょー♬」
夫「問題は味です」
夫「クリームチーズのフロスティングが無いんだけど…」
K「うーん、思うに中に入ってるんじゃない?」
どれどれと思ってカットしてみたものの無い…。
フロスティング無しじゃキャロットケーキじゃねー的なばっさりコメントが出るだろうと思っていると、
「旨い!!スパイス使いもいいし、これ旨いな〜♡」
甘いものには辛口コメントばかりの夫が文句なしに美味しく食べているその姿を見て、改めてさすが巨匠・フィリップ・コンティチーニ様!
まだまだ気になったケーキが色々だったのでこれは近々再訪しなくては!なGâteaux d’émotions”(ガトー・デモーション)です。
ARCHIVE
MONTHLY