
パリ8区☆Thierry Marx(ティエリー・マルクス)のパン屋さん
フランスの有名シェフThierry Marx(ティエリー・マルクス)さん。
現在はパリのマンダリンオリエンタルホテルのミシュラン2つ星フレンチレストラン
SUR-MESURE par Thierry MARX (シュール・ムジュール・パール・
の総料理長☆
(↑画像はマンダリンオリエンタルホテル オフィシャルサイトより)
彼がパリにブーランジュリ(パン屋さん)をオープンしたと聞いてちょっと気になっていました。
とは言え、なんてことはないご近所パン屋さんでもパリのパンは十分美味しいわけで、パンだけ
のために出かけるのも...と思いながら住所を確認すると、
あら、意外と近所!パトロールエリアだ♬
と方向音痴でも迷わず行ける場所と判明するとアッサリ行く気になり、
やってきた、la boulangerie Thierry Marx(ラ・ブーランジュリ・ティエリー・マルクス)。
まずは、わりと静かな通りにドーンと大きな店構えで驚きました。
小さなカワイイお店ではなく、大きくクールなお店という感じ。
店内広し、中央には椅子代わりの大きなバイク?と立食用テーブル。
時間帯のせいか?ほとんどお客さんはいなかったので、その広さが余計に際立っていたのかも。
こちらのシグネチャーパンと言われるのが、"Maki"(マキ)シリーズのロールサンドイッチ。
親日家でも知られるティエリー・マルクスさんが和食からインスパイアされて完成したもの
だそう。
海老、アボガド、グレープフルーツなどをグルっとパン(パン・ドゥ・ミ)で巻いて。
でも夕方にお邪魔したのでマキは買わず...。
まずは今晩のデザートを確保すべくケーキコーナーからチェック。
夕方小学校帰りにパン・オ・ショコラやクロワッサンをおやつに手にしている子供たちを
よく見かけるけれど、カフェでパリジェンヌウォッチをしていると、子供に限らず17時くらいに
こういうヴィエノワズリを歩きながら食べてるパリジェンヌは多い。
ディナータイムが日本より遅めなので夕方にちょっとお腹に入れておきたい気持ちはわかる。。
じゃ、私もパリジェンヌを気取って歩きながらのパン・オ・ショコラ♬
と買って早々に取り出したものの、デカっ(@_@;)
大きな手のひらからも溢れるサイズで、しかも枯れ葉のように軽くパリパリに折り重なった
生地はちょっと持ち上げるだけでハラハラと崩れてくる。
これは歩きながらは無理でした...。
サクサクと軽く、中にはチョコレートが2本。
帰宅後にコーヒーと一緒に美味しくいただきました。
夕食後に楽しんだのはフラン。甘さ控え目、上品に香るバニラ。
K「個人的にはフランは焦げ色がついて、もっと素朴な感じの方が好きかも...」
夫「じゃ、モノプリ(近所のスーパー)でいいじゃん♬」
K「・・・。」
翌朝にはカフェ味のブリオッシュ。
モカチョコチップが細かく生地に練り込まれていて美味。
これはわりとしっとりずっしりで、食べ応えがありました。
甘さもやや控えめでいい感じ。
Tarte au sucre(タルト・オ・シュクル)は生クリームを感じるしっとりした食感の砂糖タルト。
タルト・オ・シュクルは、北フランス・ベルギーの伝統菓子。
砂糖と言えば南のイメージですが、フランスの砂糖の歴史は北から始まってるそう。
17世紀後半、ドーバー海峡を挟んだイギリスの国境の港町・ダンケルクへ西インド諸島から
未加工のサトウキビが運ばれ、そこで砂糖に加工。
その後ナポレオンの大陸閉鎖政策により、サトウキビに変わって甜菜(ビート)栽培が推奨され
北フランスが甜菜の生産地に。
今回いただいた中では、個人的にはこのタルト・オ・シュクルが一番好きでした。
またこちらのパン屋さんは、メニュー監修等にパンのM.O.F(meilleur ouvrier de France,
国家最優秀職人賞)のJoël Defivesさん(この人もよくTVで見る顔)も参加しているそう☆
主食のパンは美味しい&安いフランス。
先日アメリカからパリに遊びに来ていた友人たちも、
「パリ旅行で何が美味しい?何が幸せ?って尋ねられたら、毎食の美味し過ぎるパンとリッチな
バターよッ!!」と興奮してました。
パン好きとしては幸せなパン天国・パリ!
おまけのパリは「ボナールのような」をBelle et Bonneブログで♬
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-1026.htm
<info>
La boulangerie Thierry Marx (ラ・ブーランジュリ・ティエリー マルクス)
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