8月も営業☆Le Violon d'Ingres
8月はヴァカンス休業となるレストランも多いパリ。
そんな中で休まず営業と伺ったのが、この夏改めて通いだした7区の“Le Violon d'Ingres”(ル・ヴィオロン・ダングル)。
軽やかな少量多皿コースメニューとはまた違った、クラシックなフランス料理に今風なアレンジがされたこちらのお店のお料理は私の中では原点回帰的な美味しさ。
この日は、夫婦でお世話になっているSさんを招いての3人ディネ。
まずはキンキンに冷えたシャンパンで乾杯☆
グジェールをつまみながらメニュー選び。
アミューズは暑い日にぴったりのメロンの冷製スープ。
オーナーからサービスの一皿は、前回食べて感激したスクランブルエッグにジロール茸。
パルメザンチーズがアクセント。
Sさん&夫は前菜に「今日あたりが最後かな〜」と説明を受けた名残食材の白アスパラをチョイス。
太っ!
私はカニ。
プレゼンテーションも美しい☆
甲羅の中にはカニの身たっぷり!
自分でほじらなくていいカニは贅沢感大だな〜。
そのカニと一緒にとろけるコンソメジュレとのハーモニーに悶絶♡ うまっ!
以前に食べてツボだったラングスティーヌのラビオリは前菜メニューなのですが、ボリュームを増やしメインとしていただくという、ちょっとわがままオーダーを叶えていただきました。
丸ごと一尾ずつラビオリにされ食べ応え大 (≧▽≦)
エスプーマ状の甲殻類たっぷりのスープがあとを引く濃厚な美味しさ。
夫たちはメインも揃って鳩のパイ包み。
なかなかボリュームがあるので前菜もしっかり食べた後だと私には完食はちょっと難しいのですが、男たちはペロリ。
ひと口、ふた口いただくと、これは鳩パイとしては絶品だとつくづく思いました。
デセールは、私はまた前回と同じベリーたっぷりのバジルのアイスクリームを載せたブラン・マンジェを選んだのですが、そのプレゼンテーションが前回とは違っていて感激。
同じものでもこうしてちょっと盛りつけ、見せ方を変えると印象も変わりますし、パティシエール(日本人女性)さんの創意工夫を感じました。
夫「ミルフイユが気になる」
K「鳩パイの後にそんなしっかりしたデザート大丈夫?」
K「確かにさっきから周りのテーブルに出てるデザートは圧倒的にミルフイユだけど…」
そんなところにお店の方が、
「うちのミルフイユは、サクサクでとっても軽いので重くありません!私の1番のオススメです」
夫「じゃ、ミルフイユで!」
タンタララーン、とキャラメルバニラのソースをかけて完成。
そして私も食べてみたこのミルフイユは、お店の方の言葉通りにサックサクな軽さ、クリームも軽めで満腹でもこれは食べた方がいい、食べたくなる美味しさ♡
レストランならではの出来立て、作りたてのアシェットデセールの素晴らしさを実感。
食後はエスプレッソとミニャルディーズ、ちょっと大きめマドレーヌも嬉しい。
夏のこの時期は美味しいレストランの多くが軒並みヴァカンス休暇中なので、8月営業はありがたい“Le Violon d'Ingres”(ル・ヴィオロン・ダングル)です。
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