
パリ9区☆ Bistronomie「L'Évadé」
久しぶりのパリ9区。
昨年オープンのレストランの中から気になっていたBistronomie(ビストロノミー)『L'Évadé 』(レヴァデ)を訪れました。
コロナ禍後、パリには新たにオープンしたレストランがたくさんあるので食いしん坊ケーコは、気になるレストラン一覧表を作成。
場所やお値段も含めての一覧にしてみると、よく言えばどこも美味しそうなのですが、悪く言えばどこも同じようにも見えたり、なんとなく味も想像できるようなものが多かったりで、ニューオープンなお店になかなか足が向かずにおりました。
そんな中で、よく知る界隈で懐かしいし!
「逃亡者」(évadé:エヴァデ)なんていうレストラン名も面白いし!
と思って選んだ一軒の『L'Évadé 』(レヴァデ)は、想像していたより大きな店構え。
1Fフロアは入って左右にスペース展開、真っ赤な椅子が際立つモダンでシックな内装。
地下フロアもあり。
食事はアラカルトで楽しむことに。
ふんわりフォカッチャのアミューズでスタート♬
ひと口フォカッチャをアミューズにするお店、増えてる印象です。
そのフォカッチャが乗ったお皿にお寿司を彷彿。。
<前菜:レヴァデ風fish and chips>
タルタルソースは、味噌&柚フレーバーで、真っ黒なソースは黒ゴマというアジアチックなフィッシュ&チップス。
<前菜:セロリのヴルーテ>
ぽってりポタージュ、velouté(ヴルーテ)の類が大好きな私は迷わず選んだ一皿。
コンテチーズ、ヘーゼルナッツ、真ん中にポーチドエッグ、中には鴨肉も入っていて食べ応えのある前菜。
そしてパンも美味しい。
しばらくパリを離れて、そして戻って感じるパリのパンの美味しさ♡
<メイン:黒トリュフのフレゴーラ>
フレゴーラをパリでいただくのは数年ぶり。
イタリア・サルデーニャ島名物「Fregola」(フレゴーラ)は、まん丸な形をした小粒パスタ。
その大きさは極小なキャビアサイズから、ちょっと大きめのイクラサイズまで色々ですが、今回の料理はイクラサイズ。
大好きだったサルデーニャ料理レストラン@パリで必ず食べるパスタだったのですが、そのお店は閉店してしまい、以来なかなかいただく機会がなかっただけに嬉しくなりました。
これこれ、このツルっ&モチッな独特食感、小粒パスタとはいえクスクスとは別物。
サイドとして添えられた黒トリュフのフォッカッチャ。
香る黒トリュフにうっとり☆
<メイン:燻製スクレイのブランダード仕立て>
私には初耳単語だった「SKREI」(スクレイ)という魚は、ノルウェーで獲れるGadus morhua(タイセイヨウダラ)のうち特に品質が高いものをだそう。
スクレイは、北ノルウェー沿岸沖の比較的暖かい海域まで、約1,000㎞の道のりを回避する魚だそうで、よく泳いでるだけあって身はキュッとしかっり締まって歯ごたえがあり、美味。
「鱈のダイヤモンド」と呼ばれているとか?!
トピナンブールのチップスもアクセントで、これまた一皿のボリュームがしっかりめのお料理でした。
ニューオープンのレストランをチェックしていると、ポーション少なめ、軽めの料理が増えているような印象だったのですが、こちらのお店はバターやオイルもしっかりめで、いずれも食べ応えがあり満腹になりました。
というわけで、デセールは、モンブランをJさんとシェア。
マロンクリームは見た目よりずっと濃厚&中のクリームがガツンと甘く、マロンアイスも大きく栗味しっかりで、私の中では今シーズン1番重め甘めなヘビー級チャンピオンなモンブランでした。
食後のカフェにはチョコレートマドレーヌが添えられて。
若い頃のように新しいお店にゴーゴー♬なパワーは年々減ってはいますが、たまには気分転換に初めてのお店にでかけるのは楽しいね!を感じたBistronomie・L'Évadé(ビストロノミー・レヴァデ)でした。
*****K子のつぶやき@パリ*****
え、巨峰?!
一瞬巨峰サイズに見えた大粒ブルーベリー。
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