Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

お魚フレンチ"Abysse"(アビス)

Nさんと夫と3人で久しぶりのディネ。

やってきたのは、青山・外苑前のフレンチレストラン"Abysse"(アビス)。

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そう、この場所は以前レストランFlorilege(フロリレージュ)のあった場所。

フロリレージュは渋谷区神宮前に移転)

"Abysse"(アビス)とは、「①深海、深淵 ②奥深きもの」という意味だそうで、こちらの

レストランは肉料理無しの魚介に特化したレストラン。

昨今の肉ブームには背をむけた感じ?と興味をそそられてお邪魔しました。

プレゼンテーションプレートも海っぽくて可愛い♡

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目黒シェフ(写真右)はフランス・マルセイユ"Le Petit Nice"で修行された後に東京の

"Quintessence(カンテサンス)"を経て、2015年3月にこちらのレストランをオープン。

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まずはその若さにびっくりだわ...!と、オバサン的感想を述べたところで乾杯☆

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アミューズ・ブーシュは、マットゴールドなキレイなお皿で登場。

澄んだトマトのスープの中に上品に鎮座した名残のハモは、とても美味しかったです。

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帆立、マッシュルームのパイ仕立て。上には海藻パウダーとキャビア。

大好きな食材がふんだんに使われたお料理に笑みが止まらず(●^o^●)

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ワインは食事とのペアリングコースでいただきました。

ドライでスッキリしたSancerre(サンセール)は、帆立にぴったり。

ワインと食事のマリアージュは本当に不思議なもので、高級なワインだから何でも合うわけでなく、

例えばこのお料理にこってり重めのワインを合わせたら、口の中は生臭くなってしまう...。

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飴細工のように皮目がキレイな金目鯛はウイキョウのソースとともに。

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ワインはロワールの北部、ジャニエールというアペラシオンのもの。

葡萄はシュナン・ブランで、蜂蜜と果実を感じる甘めの香りが大好きな品種。

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フォアグラの茶碗蒸しにはウニ、パプリカがたっぷりでオレンジ色がキレイ!

隠し味的にセロリが入っていたのが秀逸な一品☆

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合わせられたワインは、最近日本のレストランでいただくことが増えたDomaine Cauhapé

ドメーヌ・コアペ)のもの。

このワインを初めて飲んだのは、3年前パリでのワイン見本市"Salons des vins des Vignerons

Independants"で。

(関連ブログ⇒ http://madamefigaro-wlp.jp/75013/archives/51883684.html )

造り手のアンリさんの顔やその日のことがすぐに思い出せました。

ワインはいろんな思い出をまとめて記憶できるすごい飲み物だと思う!

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レストランのスペシャリテ、「スープ・ド・ポワソン」。

濃厚です!(^^)!

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このスープには、しっかりめの白ワインかと思いきや、赤ワインがサーヴ。

ルビーレット色が美しいChinon(シノン)でした♥︎

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メインの魚料理は虹色の綺麗な焼き加減のアズキハタとマナガツオ。

玉ねぎソースは、波しぶきを連想させるプレゼンテーション?!

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ワインは、Puligny Montrachetピュリニー モンラッシェ)。

この日いただいたワインの中で一番好きなワインでした。

魚介フレンチなので自然と白ワインが多くなる傾向なのかな?と思いますが、個人的には

それは大歓迎♥︎

というのも、これまでの人生で白ワインとシャンパンはいくら飲んでも酔ったことがない。(と思う)

ただ、そこにグラス1杯でも赤ワインを飲んでしまうと眠くなり、赤ワインの量に比例して酔う体質。

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こうして意識はハッキリしつつも、ちょうどいい気分になったところで、フロマージュ。

青カビFourme d'Ambert(フルムダンベール)と熟成シェーブル。

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デザートワインは、ギザギザ。

N「ギザギザ?」

夫「ケーコはドメーヌの名前とか覚えられないから矢印とかクネクネとかエチケットを

自分の言葉で覚えてるわけ。」

K「このエチケット、ギザギザ(画像は反射して柄が飛んでしまいました...)で囲まれてるでしょ。」

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夫「ローヌのYves Cuilleronイヴ・キュイロン )のワインはどれも美味しいから覚えておくと

いいよ。」

N「メモメモ!」

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一品目のデセールは黒イチジクに白ワインのジュレ、その下には濃厚バニラのパンナコッタ。

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2皿目はドモーリのチョコレートを使ったフォンダン(#^.^#)

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このトロ〜リ感がたまらない♥︎

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食後のカフェとともに一粒のホワイトチョコ。

こんなパールが欲しい...と思いながら最後の一口を楽しみました。

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肉料理がなくても食べごたえしっかりで、最初から最後まで楽しめる大変美味しいコース料理でした。

日本の美味しい魚介類を楽しめる素敵なレストラン、今後もお邪魔したい一軒です。

おまけのパリは、「アレクサンドル3世橋の下でBelle et Bonneで☆

⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-755.html

à demain(^.^)/~~

 

 <info>

Abysse(アビス)

東京都港区 南青山4丁目9−9 TMIビル1F

03-6804-3846

http://abysse.jp/

KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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