AC HOUSE☆西麻布の一軒家レストラン
お世話になっているSシェフの紹介で、今年5月に港区西麻布にオープンしたレストラン『AC HOUSE』のディナーへ行ってきました。
なるほど、たしかにハウスな一軒家。
大通りから入ったthe住宅街に静かに佇んでいるので、知らなければ民家だと思ってしまうかも?!
というのも、この界隈はよく知る普段のパトロールエリア、行きつけのビストロとは目の鼻の先ですが、これまで気がつきませんでした。
そしてお店に入って改めて納得なハウス感。
1階は、カウンター席のみで、白をベースにスタイリッシュでカッコイイ。
なのに、天井を見上げると元々の民家の屋根と梁の姿が見えるようになっていて、このギャップがまた素敵。
目の前でどんどん料理がカタチになってゆくライブ感はカウンター席ならでは。
北欧を感じるようなスッキリ&モダンと古民家クラシックが混ざり合い、旧き佳きものと新しいものの融合、和と洋、それらがこの日いただいたお料理の中にも感じられました。
お料理は、10品。
その説明はメニューには1単語のみですが、1つに収まらない凝ったものばかりでした。
「とうもろこし」の冷製スープの中には、しらす、タラゴンやなにやらメキシコのスパイスが香り、ブルーチーズの塩気がアクセント。
「ブーダン」は、ワンタン皮で包まれパリッと食感で。
ニラオイルが香り、梅干の酸味もよく、思わず懐かしく思い出したのは、ちょこんと乗った葉が子供のころ、擦り傷に貼った血止め草@裏山。
「鱧」には、煮浸しと水茄子の2種類の茄子が添えられ、下には豆腐&白味噌クリーム。
うまっ♡
「牡蠣」は、小さく刻まれた岩牡蠣。
焦がした枝豆が香ばしく、そのロースト感と松の実が重なり、さっぱりとしたアサリのスープにマッチ。
「プーパッポン」のアレンジ料理で、下にはライスではなくクスクス。
カレー好きならピンとくる?なタイの人気カレー「プー・パッ・ポン・カリー」。
タイ語で「プー」は蟹、「パッ」は炒める、「ポンカリー」はカレー粉を意味するシーフード料理。
また、この日のお酒はペアリングをいただきましたが、自然派ワインを中心に時々カクテルもあり。
「甘鯛」は、鱗焼きで一見「和」。
しかしトマトと発酵バタースープと腐乳を使った空芯菜と一緒にいただくと、「和」だけでなく、コスモポリタンな一皿に?!
肉料理は、「羊」でサドル部分。
パイナップルとアンディーブと共に。
美味しい…!しか言えず。
K「え、茶そば?!」
夫「どう見ても違うだろ…」
「パスタ」は、クレソンとミョウガでした。
コロっと入っていた牛肉の脂身部分が甘く、美味しく、それがミョウガと一緒に食べることでスッキリといただける。
「白桃」と記された1品目のデザートは、桃のブランマンジェ。
夫のものを奪って器を重ねた訳じゃありません。
器を重ねたように見えるデザインのお皿。
お皿1枚1枚にもこだわりが感じられます。
2品目「イチジク」は、タルトで♡
ローリエのシロップに漬け込んだというイチヂクは香りも佳い。
Sシェフの紹介ということもあり、食後にオーナーシェフ・黒田敦喜(くろたあつき)さんから色々とお話を伺うと、黒田シェフはイタリア各地で修行をされた後、ノルウェー・オスロで更に経験を重ね、日本橋「caveman」を経て、ここ西麻布へ。
気になった店名「AC」は、お名前のイニシャルにも重なりますが、黒田さんは「あっちゃん」(ACCHAN)と呼ばれているそうで、それに由来するそう。
またまたこの界隈で素敵なお店に出逢ってしまった!な喜びも大きく、今後も伺いたいユニークな一軒家レストランです。
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パリのお土産。
プロヴァンスの老舗「francois DOUCET」のパート・ド・フリュイ。
南仏の美味しいフルーツがギュギュギュと詰まった感♡
比較的甘いもの、チョコレート等が苦手という人にも喜ばれたお土産。
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