
ここは外国?!なAmoroso(アモロッソ)☆
最近何度か神楽坂近辺に行く機会があり、そこで見かけて気になっていた、なんだか美味しい気配がするぞ〜と感じていたのがイタリア料理店“Amoroso”(アモロッソ)。
以前コメントでCさんからもオススメと伺ったこともあり、予約の電話をしてみると、ラッキーなことにちょうどキャンセルが出た直後ということで、直前にも関わらず予約することができました。
(オーナーシェフいわく、現在は週末は1ヶ月前、平日は約2週間前くらいで予約はいっぱいになるそう)
オールカウンター席で、この日はぎっしり12席のセッティング☆
そして驚くのは、こちらのお店は全てシェフお一人で切り盛りしているということ!
お料理、ワイン、接客、全てお一人。
「まずはど〜ぞ」と手渡していただいたのは、薄焼き卵を生ハムでグルグル巻いたもの。
「卵にはなんの味付けもしてないから生ハムの塩気で食べてね〜。とても簡単だから家でも作ってみて!」
と初めてお邪魔した私達にもシェフはとてもフレンドリー。
「はーい、これは自家製トマトペースト。ハインツのトマトケチャップの成分を参考にして作ってみたんだけど、ハインツってすげーんだよ、色々入ってて!」
と、シェフからスプーンを手渡され、ペロっと舐めて最初のお酒カヴァをいただくと旨っ♥︎
お魚のスープには甲殻類と魚の旨味がたっぷりで美味し〜っ。
お料理はコース1本、ワインはお料理に合わせてサーヴされます。
しかもグラスが空くとどんどん?おかわり状態で注いでくださる☆
料理をしながらお客さん全員のワインの進み具合を見ながらサーヴしてくださるのだから驚きです。
選任のソムリエがいるレストランでもお店によっては、空のグラスに気がつかないよーな人もいるのに…。
ワインはスペイン、イタリア、フランスとバラエティに富んでいて面白いのですが、それぞれとても料理に合っているいるのでワインが進みます。
お話を伺うと前田シェフは、この世界に入った当初はサービス担当だったそう。
そう伺うと、お客さんの動向に敏感でよく気がつかれるのも納得。
なのでフォカッチャも無くなればすぐに追加される。
フランス料理のクネルのようなお料理。
魚のすり身を蒸したものでハンペンみたいなふんわり食感。
そこに濃厚トマトソースたっぷりでいただくと、イタリアンな一皿に☆
手打ちパスタ、タリアテッレのボロネーズソース。
これまた濃厚ミートソースで、仕上げの塩もしっかり効かせています。
ボリューム的には少量ですが、味は濃いめなのでワインが進む。
そして楽しいのが料理の合間に一人一人にスプーンや手渡しで箸休めのようなひと口料理がサーヴされること。
まん中の画像のオリーブのような一粒は、「プチすもも」。小さいのにちゃんとスモモの味☆
左から時計まわりにトリュフペースト、プチすもも、フォアグラクリーム、ゴルゴンゾーラチーズペースト、黒胡麻ペースト。
メイン料理は4種類からのチョイス。
この日は帆立、鴨の燻製ロースト、自家製サルシッチャ、ラムで、私は帆立に。
夫はサルシッチャ、ソーセージをチョイス。
いずれも美味!
メイン料理を食べきれないお客さんにはこうしてサンドイッチにしてお持ち帰りにしてくださることもあるそう。
細かく親切なサービスです。それも全てお一人でやっているのだから!
でもこの日、何より驚いたのは12席中日本人は4人だけ。他は皆さん外国の方、英語人種っ☆
「あ、これ出し忘れてた〜。良かったら食べてみて、サバのリエット☆」
前田シェフいわく、客層は圧倒的に外国人の方が多いそう。以前はフランス人のお客さんもとても多かったそうですが、最近は英語圏の方が主体に。
それにしても英語人種は声が大きいせいか店内はかなり賑やかで、ワインもどんどん進むので外国のパブにでるような気もしてきた♬
ここが日本とは思えぬ…。
ドルチェはチョコレートムース☆
「最後のお酒は、ご主人にはカルバドス。奥様は泡戻りでカヴァをもう一度。でもカルバドスが良ければそうするけどどう?」
すごい!夫との会話の中で「やっぱり私は泡が好きなんだよね〜」なんて話をたぶんちょこっとした、でもほんの一言だった思う。そんな会話や最初の私のカヴァの飲みっぷりから判断したのか?シメにカヴァを持ってきてくれるシェフの心配りには驚くばかり。
何度もしつこいですけど、カウンターの中には前田シェフたったお一人!
さて、会計☆
じゃんじゃんワインも飲んでしまったので、ある程度は覚悟していたのに「お一人様1万円、計2万円でお願いします」と。
サービス、税込み、こんなに美味しく楽しく食べて飲んで気持ちのよいサービスを受けて1万円ぽっきりとはコスパ高過ぎ☆
是非またお邪魔したいと思います。
À demain(^^)/
☆おまけのパリをBelle et Bonne Blogで更新☆
今日は、「ここにもシリルのお店が!」
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-1508.html
<Profile>
KEICO
新潟県の旅館に生まれるも女将にならず、上京、進学、就職、まさかの出逢いと結婚。
約10年間のOL生活の後、2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
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