
プーリア料理☆アンティキ・サポーリ☆
マダムMさんに教えていただいてからずっと気になっていた広尾のイタリアンレストラン、
“Antichi Sapori” (アンティキ・サポーリ)へディナーに行ってきました。
お化粧室にあった蒼い海、青い空の写真にしばらく見惚れる☆
アンティキ・サポーリは南イタリア・プーリア州のお料理のレストラン。
プーリア州はイタリア地図のかかとのあたりで、とんがり屋根のユニークな建物「トゥルッリ」が並ぶAlberobello(アルベロベッロ)の街は一度は行ってみたいところ。
とりあえずスプマンテで乾杯☆
すぐに温かいフォカッチャとパンが運ばれてきましたが、まん中の緑がかった茶色のものが「焦がし小麦のフォカッチャ」で、藁燻製のような香りがして美味!
手前左端はプーリア名物の「タラッリ」と呼ばれるちょっと硬めのパン。一度茹でてから焼くそうで、ベーグルっぽいのかな?と思ったら、モチモチ食感ではサクサクでカリカリとしてスナックとパンの中間的な感じ。
スプマンテとタラッリでちょっと落ちついたところで改めて店内を見渡すと、なんだかこの感じはイタリアにあるある!なオーセンティックな雰囲気☆
大きな生ハムもスタンバイ中(^u^)
イタリア料理と言っても北と南ではだいぶ違い、それぞれ地方色も豊か。
初めていただく本格的なプーリア料理に期待が高まりました♬
お料理は、8種類の前菜盛り合せでスタート。
知らなかったのですが、プーリア州ではこうしてたくさんの前菜を食べる習慣があるのだそう。
左上は「とうもろこしのスフォルマートとリコッタフォルノ」で、とうもろこしとリコッタリーズのフランのようなフワっとした温前菜。
左下が「野菜のマルメッラータ」。
ワインもお店の方に相談してオススメのプーリア産の赤ワインに(●^o^●)
土着品種が多いのでイタリアワインは全然覚えられないのですが、このワインは温暖な地方のワインのせいか夏にも美味しいドライでほんのりスパイシー、骨太なしっかり感のある美味しいワインでした。
聞けばプーリアはワインも、そしてオリーブも美味しい産地だそう。
とろとろクリーミーな、ブラータの中心部のみの贅沢な部分「ストラッチャテッラ」(右)と「アンドリア産リコッタ・ディ・ムッサ」(左)。
ストラッチャテッラは、イタリアやパリで食べているものと比べるとやや塩味がしっかり。
でもそれはたぶん日持ちしないチーズなので、日本へ空輸・保存される際にはちょっと濃いめの塩水につけられているのかな?と。
「イワシのコトレット」。
夫「やべ〜、ここまでかなりオレの好きなものばかりなんだけど♡ このお店、好きになりそう!ストレートな田舎料理の潔さがイイ!」
と絶賛&食欲は益々増していきました。
その結果、まだ前菜を食べ終わらぬうちに追加オーダー…。
「豆サラダ」
豆好きには嬉しい一皿で、空豆、ひよこ豆、レンズ豆、チチェルキア豆で全てプーリア産のお豆さんだとお店の方が実物を見せながら説明してくれました。
1つ目のパスタは最初から決めていました!「焦がし小麦の自家製オレッキエッテ」☆
耳型ショートパスタ「オレキエッテ」は大好きなのでよく食べますが、こんなに耳型が深く、手打ちでしっかりアルデンテのオレキエッテは初めて☆
緑の野菜&ハーブのソースがよ〜く絡み、これまた藁の燻製のような香りが香ばしいとても美味しいパスタでした。
続くトマトソースのロングパスタも美味しかったのですが、食べながらも一人オレキエッテの余韻に浸ってしまいました。。
そして追加オーダーしたのは、「カチョカバロ」。
おもっ!
こんなに大きく重く立派なカチョカバロは初めて見ました。
匂いも嗅いでみた。
うわ〜、その優しいお乳の香りはミルキーはママの味!?
それが絶妙な溶け具合で焼かれて、このような状態で登場。
なんのジャム(桃?)かすっかり忘れてしまったのですが、添えられた甘いジャムとも合う合う♡
メインのお肉料理は、牛ハラミの炭火焼き。
日本で「ハラミ」をいただくと、わりと脂っこいことが多いのですが、これはパリでよく食べるバヴェット・ステーキにとても近く、バヴェット好きの私達夫婦大喜び♬
カチョカバロの追加オーダーによりドルチェを食べる余裕がなくなってしまったことだけが心残り…。
と言う訳で次回は絶対ドルチェまで辿り着くべく、メニューを調整して再訪しようと思います。
À demain(^^)/
☆おまけのパリをBelle et Bonne Blogで更新☆
今日は、「かわいいサイズ…」
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-1621.html
<info>
Antichi Sapori (アンティキ・サポーリ)
東京都港区南麻布5丁目2-40 日興パレス
03-6277-2073
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