Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

Bling BlingとThe Bling Ring

まずはBling Blingなバカンスブログを。

 

去年ヴェネツィアを訪れた時には入らなかったのですが、今回は久しぶりに

"Basilica di San Marco"(サン・マルコ寺院)に入ってみました。

ヴェネツィアのシンボル的存在なのでいつもたくさんの人。

という訳で予約をしておきました。

予約はこちら→http://www.venetoinside.com/en/saint_mark_s_basilica/

ちょっと残念でしたが、バルコニー部分修復中。

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ヴェネツィア商人がサン・マルコ(キリストの福音書"マルコ伝"の人)の遺体を

アレキサンドリアから盗み出し、それを祀るために9世紀に建てられたサン・マルコ寺院。

 

サン・マルコ広場を見下ろすバルコニーにはブロンズの馬が四頭。

こちらはレプリカで寺院2階の美術館に本物があるのですが、もともとは1204年に十字軍に

参加したヴェネツィア十字軍が占領したコンスタンティノーブルから持ち帰ったもの。

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更にフランスつながりとしては、ナポレオンがイタリア遠征の際に持ち帰り、パリ中で

見せびらかした後にルーブル美術館近くのカルーゼル凱旋門の頂上に!

(あの馬がコレだったとは!と今回知りました・・・)

が、ナポレオンの失脚とともにヴェネツィアに返還されたのだそう。

そんな奪い奪われな馬さんなので、レプリカですが広場横の鐘楼と一緒に一枚☆

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 で、このバルコニーから広場を一望。

気持ちいい風が吹き抜けとても気持よかった場所の一つでした。

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今回寺院内に入ると撮影禁止になっていました。

以前はフラッシュ無しならOKだったのに・・・。

という訳で寺院内は昔の思い出アルバムから引用しながら。

とにかく中に一歩入ると天井、壁がbling(キラキラ、金ピカ)で驚きます。

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この寺院は東欧諸国で多く見られる「ロマネスク・ビザンティン建築」と言われるもの。

大きなドームとモザイクが特徴的。

そのキラキラな寺院の中の主祭壇にサン・マルコの遺体が祀られています。

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そしてこの主祭壇の裏側がすごい!

"Pala d'oro"(パラ・ドーロ)と呼ばれる祭壇画なのですが、1300個のパール、400個の

ガーネット、300個のエメラルド&サファイヤ、90個のルビー&アメジストがはめ込まれて

bling,bling☆☆☆

(ダイヤモンドもあったと思うのですが、ガイドブックにはその数が記されていなかった・・・)

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(↑この画像ではわかりづらいのですが宝石1個ずつがとても大きい★)

でも、、前を歩いていたツーリストが話していた言葉が聞こえてしまったのですが、

「トルコにあるのはもっとすごいよぉ」と。

以前からトルコに行きたいと思っているのですが、最近政情不安なので具体的なプランは

立てづらい今日この頃、トルコはもっとすごいの??

と、まだ見ぬトルコを思いにはせながら寺院最大級の宝物に見惚れました☆

どこもかしこもblingでヴェネツィアが栄えていたことがとてもよくわかるサン・マルコ寺院。

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久しぶりだったので宝物庫にも入ってみると、また宝石をふんだんに使ったガラス器やイコンが

沢山あり、更に使徒の聖遺物(骨など)の一部なども・・・!

聖遺物は不思議なパワーがあるようで、霊感等が全くない私達でさえ寺院を出た後に

「さっきの部屋(宝物庫)、なんかパワーを感じなかった?」

「パワースポットでしょっ!」

と、久しぶりのサン・マルコ寺院でパワーチャージしました★

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☆続きはThe Bling Ring

 

 

先週からパリで公開になったソフィア・コッポラ監督の" The Bling Ring"(ザ・ブリング・リング)

を観てきました。

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実話に基づいたストーリーだそうで、ロサンゼルスに暮らすパリス・ヒルトン(カメオ出演)

などのセレブの家に忍び込み、貴金属(bling)、ブランドの靴やバッグ、時計、現金を盗む

高校生窃盗団(ring)のお話。

ハリー・ポッターで優等生のイメージが強いエマ・ワトソンが窃盗団の一人。

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ネタバレしちゃうのであらすじは書きませんが、この映画にはキラキラなブランド物が

わんさか出てきます。

また、パリスのシューズルームはさすがにすごくて(でもサイズ44ってかなり大足!?)

靴屋さん以上。

まさに掃いて(履いて!)捨てるほどのハイブランドなシューズたち。

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ティーンから大人になる途中でブランド物に憧れ、興味が湧くのもすごくわかる。

持ってるだけで不思議と自信がもてるような気になったりするブランドもの。

だからと言って自己表現がもっぱらブランドもの頼りでは、たくさん持っててリッチ

気分かもしれないけど逆に虚しさというかプアな印象の方が強くなってしまう?!

靴もバッグも好きですが、(前作のSomewhereとはまた違った感じの)虚しさを

おぼえる・・そんな映画でした。

(宝石やキラキラのblingと窃盗団ringをかけた題名の響きは好き♥)

 

KEICO

新潟県の旅館に生まれるも女将にならず、上京、進学、就職、まさかの出逢いと結婚。
約10年間のOL生活の後、2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆


そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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