お土産Beurreからの〜☆
すっかり定番化した感もある、パリのお土産といえば『バター』。
親戚、友人からも喜ばれることも多いので私も毎回買って帰国しています。
どうでもいいことですが、、パリ暮らしスタート当初になかなか聞き取れない、発音できない単語のひとつが、バター=“Beurre”(ブゥール)でした。
ちょっと小洒落たカフェに入った時、「バターはいりますか?」と聞かれてもブー?ボゥー?何それ状態でした。
微妙な中間音的。
さて、今回も帰国日当日、最後のお土産ショピングは『バター』。
チーズ屋さんにも美味しそうなバターは並ぶので、そこで調達することもありますが、今回はまたグランドエピスリー(La Grande Epicerie de Paris)へ。
山積み、豊富に並ぶにその様子に毎度感じる乳製品大国フランス☆
初めてフランスのバターを食べたのはいつだったか覚えてはいないけど、卒業旅行で機内食に添えられたバターの味が濃ゆい!と感動したかすかな記憶が。。
そして日本で普通に口にしていたのは「非発酵バター」で、フランスでは「発酵バター」なるものが一般的だと知り、そもそもの製法が違うことを知りました。
最近はフランスのバター人気で「発酵バター」という単語も珍しくなくなってきたけれど、言葉のままに発酵バターは、原料のクリームを乳酸菌によって半日以上発酵させてつくるもので、そうすることで風味とコクが豊かになる、と。
そして最近パリ暮らし中に我が家で食べているのは、生乳から作られる『生バター』(beurre cru ブゥール・クリュ)。
見た目は発酵バターと変わらぬ感じですが、テクスチャーがややソフト。
スーパーmonoprix(モノプリ)で買いました。
お土産バターは、どう使う、何に使うのかで、無塩のdoux(ドゥー)、ほんのり有塩のdemi-sel(ドゥミ・セル)、有塩のsalé(サレ)を吟味してチョイス。
お菓子作りには基本的には無塩バターだと思っていたのですが、一時期好きで年に一度訪れていたブルターニュ地方カンカルにあるレストラン“Maison de Bricour”(メゾン・ド・ブリクール)で食べたサブレが衝撃的な美味しさだったので尋ねてみたところ、そのサブレは有塩バターで作られていました。
あの味を再現したく、有塩バターで作ってみたいと思っているのですが…。
夫「作ってよ」
K「ごめーん、また無塩買ったから無理。また今度」(確信犯)
最近は都内のご近所スーパーにも並ぶようになったボルディエバターですが、お値段を比べてしまうと買って帰ろう〜になります。。
と言うわけで、今回も親戚・友人たちにバターを調達し、自宅用にはこのバターに。
深い理由はなく、食べたことないからで選んだ“Le Montsûrai”(ル・モンシュレ)の無塩バター。
嬉しいサイズ感ではあるものの、実は我が家でのバター消費量は低め。
ここまでなんだかんだ書いておきながらあまりバターに興味がないとも言える…。
そんな私と違って、お土産バターを上手に使ってくれたSさん!
お手製のレーズンサンドをいただきました。
なんとも嬉しいお土産還元♡
どこまでも贅沢リッチなバタサンでした。
そしてバターサンドと言えば、今日届いたのが「柳月」(りゅうげつ)の『あんバタサン』。
そう!昨年末の北海道スキーの際に手に入れることができなかった、朝ドラ「夏空」でなつの幼馴染・雪次郎(山田裕貴)が考案した菓子「おバタ餡サンド」のモデルになったと言うお菓子。
(関連ブログ→ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-2466.html)
発酵バターとあんがいいあんばい、邪道と想いつつも食べてびっくりあんビリーバボ〜!等々が書かれたパッケージやお店のサイトについ笑ってしまいました。
確かにバターと餡のバランスは絶妙で、この和洋折衷サンドはイイ♡
他の商品も買ってしまったので今回は4個入りにしましたが、次回は8個入り、いや12個入りに!
夫「これあり!俺も好き♡」
珍しい…。バターサンドにほとんど興味がない人の心も掴んだ?!
お土産発酵バターからの美味しい繋がりを楽しんでいる今日この頃です。
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