お鍋のままbonapetito☆
まだ芽を吹く気配の無いマロニエの街路樹。
次にパリに戻る頃には近所の散歩道も新緑に溢れていることでしょう☆
一方、東京の自宅界隈では桜をはじめコブシや木蓮、椿が咲き春の訪れを感じています。
そんな天気もいい週末のランチはテラスで食べようと、まずはパスタ作り。
NYご夫妻にいただいた、見るからに美味しそうなバジルソースを使ってクッキングスタート。
軽く加熱すると、ものすごくいいバジルの香り。
もともとバジル好きではあるけれど、こんなに香りが良く、この香りだけもお腹が満たされるような食欲をそそるソースに気持ちが高まる。
パスタはオレキエッテを使用。
途中から一緒に一皮ずつ向いた芽キャベツ(剥くのが結構面倒くさかった…)も入れて一緒に茹でました。
そして芽キャベツのオレキエッテ・バジルソースの完成☆
これはお鍋のままサーヴしてみよう!
と思った理由は、パリ・モンマルトルにあったとある店を思い出したから。(そのお店は現在もあるのですが何回か経営が変わり今は全くの別のお店になってしまいました。)
十数年前当時はサラダ、ピザ、日替わりパスタがセットになったリーズナブルなランチセットを目当てに通っていた一軒。
サラダは普通、ピザにおいてはお世辞にも美味しいとは言えず、それでも食べに行ったのはパスタが完成するとそのままシェフがキッチンからお鍋を持って登場し、好きなだけ食べて!な調子でサーヴしてくれるその大胆さ、イタリアの家庭を彷彿とさせるその楽しさと美味しさにハマったから。
また最近では、17区のクリシー広場に面したNYスタイルのThe Little Italyでも鍋ごとサーヴ。
とにかく熱々のお鍋の中のパスタからは美味しさが溢れでる。
(関連ブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/17the-little-italy.html )
という訳で、お鍋ごといただこうと思ったけれど、そもそも夫と二人でシェアするのに食べづらく、深めの鍋だったのでその縁に指をつけて火傷しそうで断念。
ふた口ほど鍋から直接食べた後は諦めてお皿に。。
K「寒っ!やっぱりテラスで食事はまだ無理…風邪ひく」
夫「軟弱者っ。そんなことしてるうちにパスタに火が回るだろ〜。パスタは秒単位なんだよっ!!」
星付き(レストラン)のシェフかっ!?と、ツッコミたくなるほどにパスタの茹で加減にうるさい男…。
夫が敬愛するイタリア人シェフは厨房からそれぞれのお客さんのテーブルまでの距離を考慮してパスタの茹で時間を加減する、と言っていたそう。。
メイン料理は、夫にバトンタッチ。
大ぶりの筑波茜鶏のもも肉をシンプルに塩焼きに。
テレビのクッキング番組で見た瞬間、即効買っていた MEYER( マイヤー)の「グリルプレス」を使っての調理。
ベーコンプレスとも呼ばれるこのグリルプレスは、ベーコンやお肉を焼く時に肉が反り返ったり丸まらないように押さえるもので、焼き目も綺麗に付きます。
イタリア家庭にはわりと普通にあるものだとか。
購入したマイヤーのものは耐熱ガラス製です。(丸型や角型の鋳物のものもありますが重いです。)
ガラス製だと焼き加減が見えて便利。
ジューっと美味しそうな音が立ち、
しっかり焼き目も付きました。
それにしても道具好きの夫、どんどんキッチンツールが増えて整理整頓に困ってます。。
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