
Casa Vinitalia☆イタリア周遊気分
我が家のパリ発のプチ旅行の行き先は圧倒的にイタリアが多く、パリの街を歩いていても「このお店は?」と無意識に引き寄せられるのはイタリアンレストラン☆
先日もモンマルトル界隈を歩いた時、気になったレストラン“ROBERTA” 。
フランスのレストランは大概外にメニューが飾ってあるので、そこでメニュー内容と店内の混雑具合、その客層(地元寄りorツーリスト寄り、など)をチェック。
イタリア料理となれば私の中ではとにかくパスタ!
なので例えばパスタメニューにRagù alla bolognese(ラグー・アッラ・ボロネーゼ)を見つけた時、使われるパスタがスパゲティだったら「はい、消えた」とパス。
イタリア北部のエミリア=ロマーニャ州ボローニャの街のパスタ、ボロネーズ(=ラグー・アッラ・ボロネーゼ)は、絶対に太麺の「タリアテッレ」でなくては☆
最近はそんなパスタとソースに拘り、イタリア地方色が尊重されたレストランが増えてるのは嬉しいところ。
東京暮らし中も外食ジャンルではイタリア料理を食べることが一番多い。
南北に長い国イタリアは地方色豊かな食文化なので、北の気分か南か?島か?その時の気分でレストラン選び。
そして今回初めてお邪魔したのは、港区南麻布にある“Casa Vinitalia”(カーザ・ヴィニタリア)。
1階が「和音」というワインバーで2階がレストラン。
外からはその様子がほとんど見えなかったので、2階に上がってびっくり。
レストランフロアは想像より広く個室もあり、ほぼ満席の活気の中、案内されたテーブル席は目の前にグリーンが広がるテラスで開放感があって素敵☆
K「なんか久しぶりにデートっぽい雰囲気?」
夫「うわっ、なんか色々メニューが面白いんだけど♬」
・・・。この人、腹ペコの時は私の言葉は全く耳に入らない。
夫「初めてだしコースにしよう思ってたけど、アラカルトもよさそう」
K「ここって北イタリアの料理かと思ってたけど、そうでもない?」
夫「そーなんだよ、南もある」
とりあえずのスプマンテをいただいてメニューをじっくり検討することになりました。
そしてお店の方に伺ったところ、こちらのレストランは一つの地方に特化せず、イタリアの色々な地方のお料理をアレンジしているのだそう。
それでは、とアラカルトでいただくことにして、まずは「フォアグラのポワレと竹の子」を。
下に敷かれたのはクリーミーなポレンタ。
花山椒が効いていて北イタリア、和食、中華がミックスした感じのユニークで美味しい温前菜でした。
イタリア野菜「ラディッキオ」 と燻製豚トロに焼きスカモルツァとポレンタ添え。
豚トロは普段あまり食べないので新鮮でした。
名前のイメージ通りに結構こってり。
半月型のジャガイモのラヴィオリは、これまたソースがユニークで、甘じょぱい味付けで更にシナモンとミントを効かせて。
初めていただく、ちょっとみたらし団子のような味はフリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州のパスタソースのアレンジだそう。
おもしろい!
熱々を目の前で取り分けていただいたのは、蛍烏賊とイカスミのリゾピラフ。
確かにアルデンテのリゾットでもなく、パラパラなピラフでもなく、その間のようなしっとりリゾピラフ。
一瞬にして歯も唇も黒くなるイカ墨。
そりゃ昔はデートではご法度系メニューだったけれど、今じゃお歯黒でニンマリ笑える。
K「これも美味し〜♡」
夫「すごい顔してるよ。いつから恥じらいを無くしてしまったのか・・・」
地方色豊かな食事はまるでイタリアのあちこち旅をしている気分に♫
となるとワインも1本で通すより料理に合わせていただくことに。
これがまたマニアックなイタリアらしいもの満載で、ソムリエの方の説明も気さくでわかりやすく、肩肘張らずにワインと料理をエンジョイできました。
メイン料理はシンプルな仔牛のロースト。
食後のドルチェ。
やっぱりね、と思ったバナナ好きの夫のチョイスはバナナのキャラメリゼとザバイオーネのグラタン。
この時期の私は苺にフォーカス♡
苺のココット焼き、バニラアイス乗せ。
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