
パリマル(marché à paris)☆Chaource
☆パリブログ☆
今日は久しぶりにパリマル(marché à paris:パリのマルシェ)ネタ。
フロマジュリー(チーズ専門店)へGo。
美味しそう〜♡と思わず買いそうになったのは、大好きなローズマリーが香る「Bouyguette」(ブイゲット)。
舟形のシェーブルチーズです。
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-604.html )
季節柄、シェーブルは食べたい。
美味しいことはわかっちゃいるが、今回はもうちょっとクセモノというか、熟成感たっぷりのクサ旨チーズにしよかなぁと物色。
最初に選んだのは、私の中ではクサ旨チーズの王様「Camembert」(カマンベール)。
広くよく知られる代表的白カビチーズのカマンベールですが、本場フランスのおもいきり熟成の進んだコイツは、納豆級なものすごい香りを放つ。
日本では香り控えめでクセもなく食べやすいチーズというイメージもありますが、ここ(パリ)で熟成カマンベールチーズ食べる時は、しっかりめの赤ワインも用意して心して食べねば!と私は心の中で軽くファイティングポーズで臨んでいる(とは大袈裟な)。
その香りを嗅ぐたびに初めて食べた日のこと、買った時にお店のムッシュの言葉、
「冷蔵庫に入れちゃダメだよ〜。すんごい臭って冷蔵庫じゅうが臭くなるからベランダに置いてね」
を思い出す。
そっと取り出したそのチーズは、持つからに柔らかくトロトロ。
プ〜〜〜ン。(くっさ)
さっぱりなサラダを添えていただきました。
さて今回、カマンベールと一緒に買ったのが『Chaource』(シャルウルス)というチーズ。
まずはその名前は、とても覚えやすい。
シャウルスのCha(t)「シャ」はフランス語で猫、Ource「ウルス」は熊という意味なので「猫熊」チーズなネーミングなのだ。
調べてみると、シャウルスは、ブルゴーニュの修道士によって12世紀頃に作られた(諸説あり)長い歴史を持つチーズ。
生まれはブルゴーニュですが、名前はシャンパーニュ・アルデンヌ地方のシャウルス村で製造されていた小さな町名に由来。
シャウルスの街の紋章には猫と熊が描かれています。
白カビタイプの中では脂肪分が高めで、カマンベールやブリ・ド・モーなどの脂肪分が最低45%に対して、シャウルスは最低50%。
また、作り方も異なり、カマンベール系が動物性の凝固剤(レンネット)使用、シャウルスは乳酸菌などの酸を使用するのだそう。
という訳でカマンベールと比較しながらいただくと、口当たりが確かに異なる。
カマンベールがむっちりねっとりモチモチした感じに対して、シャウルスはキメ細かくコクまろ。
マッシュルームなどのキノコっぽさやナッティーな味わいも顕著。
食事の延長から赤ワインで食べてしまったけれど、シャンパン地方のチーズなのでシャンパンがよく合いそう。
というわけで、これまた大好き白カビチーズリスト入り確定☆
(そもそも苦手なチーズってあるのか?ないかも。自問自答)
*****おまけのTYO*****
毎回パリ行き荷物の中には日持ち和菓子。
今シーズンのお気に入りは、KITAYA(喜田家)のミルク饅頭「東京1010」ともっちり醤油風味の皮にごま餡がおいしい「江戸太鼓」。
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