Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

Cotignac☆猫と洞窟の村「コティニャック」

<南仏ブログ>

私達一行が訪れたのは、『Cotignac』(コティニャック)という小さな村。

え?コニャック?

あー、あの美味しい高級ブランデーね。その産地?

違う違う!それはボルドー地方北部のコニャック地方です。

私達が訪れたのは、南仏の『Cotignac』(コティニャック)よっ!

と一人ボケツッコミをしたところで始めましょう。

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『Cotignac』(コティニャック)は、2022年からLes plus beaux villages de France(フランスの最も美しい村)に認定されたプロヴァンスにある小さな村。

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こういう小さな村は、わちゃわちゃと観光スポットを目指して突き進むよりも、目的もなく、足の向くまま、気の向くままブラブラするのが好き。

と言うわけで、以下お散歩気分で眺めてください。

(ラフな言葉で失礼します。っていつも通り?!)

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この村に着いて最初に出会ったのは、日向ぼっこするネコたち。

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村の中心部、と言っても一瞬でグルっと一周できてしまうほどコンパクト。

プラタナスの木々に囲まれ、カフェやレストラン、ショップが集まっていました。

夏の午後、ゆっくりお茶したら気持ちよさそうね〜。

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あちこちに趣きのある噴水が点在することから水が豊かなようですね。

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シーズンオフ、そしてお昼休みなこともあってか今は閉まっているお店が多いけれど、シーズン真っ盛りの夏は野外映画、フリーマーケット、クラフトマーケット、陶器市、コンサート、数々のお祭りなどでほぼ毎日イベント、プログラムが用意されるそうです。

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あ、教会だ。

入ってみよ。

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この教会は12世紀に建てられ、ゴシック様式のアーキテクチャーで知られているÉglise Saint pierre(サンピエール教会)という教会でした。

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内部には美しいステンドグラスや彫刻、立派なパイプオルガンがあり、歴史的な価値も高そうな建物だなと。

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あら、またニャンコ。

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猫の後をついて進んでいくと、どんどん猫たちが現れて、ようこそコティニャックへ!な様子で先導してくました。

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ちょっと上りのジグザグ小径の先にはオーベルジュや民家が点在。

青や緑のプロヴァンスの雨戸「ヴォレー」が好き♡

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最近は田舎の小さなオーベルジュに泊まったりしてないけど、またいつかそんな経験をしてみたい。

そう広くは知られてないと思われるこの地は、とても居心地が良さそう。

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ブラブラと歩きながら壁などに貼られた簡単ツアーガイドな解説をざっくり読んでみると、この村は大変歴史があることがわかりました。

古代から中世にかけてさまざまな文化的影響を受け、紀元前2世紀にはローマの支配下に入り、ローマ時代の遺跡や建築物が残っている。

その後、中世には修道院や城塞が建設され、町は重要な宗教的拠点に。

フランス革命や第二次世界大戦など、歴史的な出来事にも影響を受けながらも、コティニャックはその豊かな歴史と文化を守り続けていると。

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ドアの上の、あれは?

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トカゲ?!

かわいい...。

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個性的、ユニークなドアも多いなー。

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この子たち、まだ案内してくれるの?

人見知りしない社交的な猫たち。

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開けた広場にやってきましたよー。

そこは市役所でした。

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道路表示もかわいい。

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そんな表示を見ながら更に先に。

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この時、気がつくと私達4人はそれぞれバラバラ個人行動。

The 方向音痴、迷子常習犯な私は誰の姿も見えなくなって、ちょっと不安になってきた。

マダムAどこー?、ムッシュAどこー? 夫はどこにいったんだよ、おい!

私の体にGPSを入れて欲しいかも...誰か私を見つけてください...。

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普段ならかなり不安になるところだけど、この村は見るからに歩くからに治安も良さそうで、すれ違う村の人も笑顔で親切そうで、怖さは全く感じませんで。

番犬ならぬ番猫に尋ねよう。

K「私の友達か夫、見なかった?」

N「あっちニャ!」

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そんな調子で行き着く先にあったのが、びっくりな景色。

なんじゃこりゃー。

遠目には見えていたけど、ただの崖じゃないっぽい。

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石畳の散歩道が整備され、上っていくと、

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石灰岩の壁に建てられた洞窟住居があったのです!

古代の洞窟で、考古学的に重要な遺跡とな。

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そもそもこの村、この崖の上には川が流れていて、その川は滝となり、石膏像を形成。

その崖な壁には住居が作られ、先史時代から中世までの様々な時代に人々が居住していたと考えられていて、洞窟内には壁画や彫刻、遺物などが残されていました。

食料保管庫や製粉所、石材採掘所として使われた歴史、そして1897年には水力発電所が築かれた結果、かなり早い時期に電気が導入された村だったそう。

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あら、またニャンコ。

K「この先、どうなってるの?」

N(無視)

何かを狙っているのか?私の問いかけ無視。

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わーーーーっ♡

散歩道を上った先には、村を見下ろすプロヴァンスの豊かな自然を臨む素晴らしい佳景が広がりました。

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なんて気持ちのいい日\(^o^)/

と、コティニャックの美しい自然と歴史的建造物に感激。

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しばらくすると3人と合流。

迷子にならなくてよかった...。

ホッ!

<info>
Office de Tourisme de Cotignac
Pont de la Cassole 83570 Cotignac FRANCE
04 94 04 61 87

*****K子のつぶやき@パリ*****

街路樹剪定。

ビフォー、アフターにあまり変化がなかった気がする...。

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KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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