Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

ダリダのプライベート着からステージ衣装まで☆

モード美術館ガリエラで今は何をやってるのかな〜と思っていたら、“DALIDA”(ダリダ)展。

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私の場合はパリでの展覧会情報はまずはこういう街中の宣伝広告で知ることが多いです。

K「ダリダって誰?知ってる?」

夫「パローレ、パローレ、パロレ♬の人だよ。オレもそれくらいしか知らないけど。」

K「あ〜!イタリア人?!」

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と、まったく歌手ダリダについて知らなかったものの、フィガロ紙などでチェックしてみると、なんだかとてもオシャレなモード展らしいと知り、“Dalida, une garde-robe, de la ville à la scène”(ダリダ、プライベート着から舞台衣装までのワードローブ)展に行ってきました。

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毎回話題のモード展を開催している“Palais Galliera Musée de la Mode de la Ville de Paris”(ガリエラ宮パリ市立モード美術館)ですが、これまでの経験では写真撮影禁止の場合が多かったのですが、今回は入場する際にわざわざ係の人が

「写真撮影可能なので、ご自由にどうぞ。楽しんでくださいね!」と。(←しかも細身のスーツがお似合いのイケメンが。)

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キャッ♡これ、おもいきり好きなライン!

と、最初から気持ちを鷲掴みにされた感のあるフィット&フレアなワンピースの展示に食いついてしまった。

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ウエストが細い…!

生地の柄や色は今見てもどれも素敵。

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さて、そのダリダ(1933〜1987)とはエジプト生まれのイタリア人で、後にフランスに帰化し、50〜70年代にフランスで国民的人気を博した歌手・女優だそう。

後年、度重なる失恋が原因で1987年に自殺。(享年54歳)

本展ではダリダの50年代末から80年代までのプライベートのワードローブとステージ衣装の合計約200点を展示。

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ダリダのことは知らない私でもかなり楽しめました。

というのも、オシャレが大好きだったいうダリダのワードローブは素敵なもの、ワクワクするもの、ドキドキするものがいっぱいでオシャレの幅が広く、そのファッションセンスは参考にしたいことも色々。

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プライベートではあまりブランドにはこだわらずに好きなものを自由に着ていたそうで、

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ステージ衣装はバルマンやアザロが多かったと。

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ダリダの身長は168センチぐらいだったそう。

そう思うと私とほとんど同じなので、つい自分が着たところを妄想♥︎ 

でも、、こんな細いウエストじゃ無理(=_=)

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このケープドレス、今すぐにでも欲しい!(^^)!

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ちょっと昔の旅スタイルって本当にエレガント。

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いくつかのブースに分かれた展示は見せ方も単調にならずにユニークで、舞台衣装は時代毎にまとめられ、スクリーンにはこれらの衣装を着て歌って踊るダリダの当時の映像が流れていたり♬

彼女の曲もほとんど知らないのに、バックダンサーを従え軽やかにノリノリで歌うその姿に思わず踊り出したくなるような。

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こんなにインパクトのある衣装もダリダが着るとすんなりハマって似合ってしまう。

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これも今すぐ欲しい系。

レオパ好きとしては釘付けになりましたが、生地の光沢、質感がエレガントでバックの背中の開き方もツボ♥︎

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ダリダに夢中だったらしき世代?のマダムたちは大興奮の様子。

「ちょっとちょっと、これってあの時の衣装よー!!」

「マニフィーーークッ!」

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最後のブースは映画女優として活躍した際の衣装とその映像。

オシャレが好きだったいう女性のコレクションなので見ていてとても楽しかったですし、カワイイものからカッコイイもの、シックなもの何でも着こなしてしまうのは流石!

ただ展示会場の所々に掲げられた彼女が残した言葉の中には、社会的な成功とは裏腹に、女性として人として私生活では満たされない部分を抱え悩み苦しんでいたことも伺え、

Life for me is unbearable. Forgive me.

という最期の言葉はなんとも切なく、華やかに生きているように見えても他人には見えない部分・内に抱えるものは色々。そんなことも感じた展覧会でした。

おまけのパリをBelle et Bonne Blogで更新☆

今日は、「ご近所パティスリー
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-1562.html

 

<info>
Palais Galliera Musée de la Mode de la Ville de Paris(ガリエラ美術館)
10 Avenue Pierre 1er de Serbie, Rue de Galliera, 75016 Paris
01 56 52 86 00

http://palaisgalliera.paris.fr/

*Dalida, une garde-robe, de la ville à la scène(ダリダ、プライベート着から舞台衣装までのワードローブ)展は2017年8月13日迄

 

KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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