
歩いてES☆パリ7区
メトロやバスの運行本数は徐々に増えているとは言えストライキが続くパリの街、自宅から最寄りのタクシー乗り場は連日ディナー時間近くになると一台も止まってません。
事前予約しようにも帰宅時間と重なって近所の道路は渋滞しているので、呼んでもかなり時間かかりそう…。
K「じゃ、どうすんのっ??」
夫「歩きます」
K「えーーー、直線距離ではそう遠くないかもだけど歩くとなるとなかなかの距離だと思うよ…」
夫「歩きます」
K「・・・。」
と言うわけで、しっかりスニーカーを履いて歩いて向かったのは、パリ7区にある大好きレストラン“ ES”(エス)。
なんとか辿り着いたぜよ…な気持ちでお邪魔すると本城シェフとパティシエール真理子さんの明るい笑顔に迎えられ、ホッ♡
そして最初のアミューズ「フォワグラと黒トリュフを使ったブリオッシュのサンドイッチ」を頬張った瞬間、その美味しさに気持ち蕩ける♡
K「いや、もうこの美味しさの為だったら全然歩けるでしょ♬」
夫「ゲンキンな女だ…」
続くお料理もこの上なく大好きな「栗カボチャのスープ」ときた!
極上ベルベットのような舌触り♡滑らかで、ほんのりカルダモン?が効いてる。
「ラングスティーヌとベルガモットのタルタル」
これはボランジェ(Bollinger)のロゼシャンパンに合う!
「リ・ド・ヴォーと牡蠣」
リ・ド・ヴォーに牡蠣を合わせるという独創的な組み合わせで最初に驚かせてくれたのは本城シェフ☆
しかも黒トリュフ載せ。
そしてここで意外にもパスタ料理の登場。
「自家製ボッタルガのパスタ、キャビア載せ」
パスタ好きとしてはこれは別腹。
魚料理は「ルジェと雲丹、ジロール茸」だったのですが、すっかり写真を忘れてネコまっしら状態で平らげてしまいました。
肉料理は、「セルダニョーのロースト」☆
仔羊鞍下肉部分“selle d'
それにしてもこちらのレストランでいただく黒トリュフの大きさ、香りの高さは毎度素晴らしく、「トリュフ」と言ってもクオリティの違いが歴然としていることを思い知る。
しかも驚いたのは、ESでは初めていただくロニョン付き。
ロニョン好きの夫には嬉し過ぎるサプライズ!?
夫「旨い♡」
K「臭みないね〜」
夫「もっと食べたい!」
1皿目のデセールは「チェリーとローストアーモンドのグラス・フランボワーズ酒のエスプーマ」
この時期にチェリーのデザートをいただくのは新鮮☆
ストライキにも関わらず満席だったこの日、店内を観察しているとみんなリラックス&楽しそうで、ストでイライラしても仕方ないない、こんな時こそ美味しく食べて元気になろう!そんな気持ちになりました。
2品目は「モンブラン」ときた!
ミックスベリーのジュレとカシスのコンポート、アカシア蜂蜜のグラスを添えて♡
今シーズンも幾度と食べているモンブランですが、パティシエール真理子さんの作るモンブランは別格、絶品!
常連さんらしきムッシュが、
「まりこぉ〜、君のデザートは最高だ!君はマジシャンだな♡」と鼻の下を50センチぐらい伸ばした顔で言うのもわかるよ…!
エスプレッソとともにミニャルディーズも最後まで美味しくいただきました。
すっかり満腹満足で0時前。
この時間ならタクシーはすぐ来てくれるのか?と思いながらお願いすると10分弱で来てくれ、帰り道の道路も空いててあっという間に帰宅でき助かりました。
ストライキの影響で私の行動範囲はやや制限されてはいるものの、歩くことでエクササイズになっていてなかなか健康的な毎日…と思うことにします。
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