
春のFlorilege☆
パリの1枚。
レトロなポスターを扱うお店にあったレトロ可愛いエールフランスのポスター♡
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帰国後最初にお邪魔したレストランは“Florilege”(フロリレージュ)でした。
いつもならシャンパンの乾杯でスタートするところですが、
夫「家内をイメージしたカクテルを作ってください」
K「えええ、、またいきなりそんなムチャブリな…。すみません、そんなのいいので今日のオススメでお願いします」
O「なんとかイメージしてみます!」
と、バーテンダー大場さんが作ってくださったのは、柚子の薫る日本酒ベースのカクテル。
甘めでしたが後味すっきりで飲みやすく美味しく、私ってイエローカラーのイメージあるのかな?!とかなんとかちょっと嬉しく思いながらゴクッといただきました。
そしてこの日のアルコールペアリングもソムリエール橋本さんのセレクトワインを中心に日本酒とカクテルを交えがら味、色、香りとバラエティ豊かに展開。
フキノトウのチップスで牛肉のタルタルと蕗味噌を巻いたアミューズ。
菜の花が飾られたイカスミパスタは二口サイズ。
柚子とイカのワタを使ったソースが濃厚で、二口サイズとは言えインパクト大。
過去に何度かいただいていますが、そのコンビネーションがとにかく斬新だと思う、薄〜く切ったジャガイモ、湯葉、黒トリュフを重ね「鯖」と「ブルーチーズ」でいただく一品。
すっぽんの唐揚げとスープを青紫蘇のカクテルとともに。
最近は益々いい意味でフランス料理という枠を越えて無国籍に美味しいもの追求する「フロリレージュ料理」。
筍とホタテ。いずれもその甘みが素晴らしい。
グリーンはクレソンで、その上の真っ黒なパウダーは墨パウダー。
これは日本酒にとても合う一皿でした。
お肉のような鰹に合わせたソースはサワークリームをベースにキャビア、生姜、シブレット。
これに合わせた赤い日本酒「伊根満開」はとても綺麗なレッドカラー。
鰆の登場。
一見どちらも同じ一皿に見えますが、その違いは?
鰆ではなく、左の付け合せの野菜が違います。
上の画像は「長芋」、下の画像は私が長芋アレルギーなので「蓮根」で作ってくださったのです。
多くの場合、レストランにアレルギーを伝えると見るからに全く違うものにチェンジされますが、今回驚いたのはこうして一見同じように仕立ててくださったこと。
ありがたく感謝しながらその職人技に感激。
「分かち合う」メイン料理、今回の食材はビーフ☆
最近再び牛肉好きに回帰しているので嬉しい!
仕上げは目の前で。
蓬バターの横にトロトロ〜とかけていただいたのは、アリゴソース!
美味しい…!
そしてデセール。
「お熱いのでお気をつけください」と。
蓋を外していただくと何もなく、その器の中にボウルからポテっとつけていただいたのは、ジュジュっと音を発しながらのクレームダンジュ。
新食感、新温度な文旦アイスと合わせたクレームダンジュに驚きました。
新緑を連想させるヨモギの軽〜いミルフィーユ。
最後はアマゾンカカオたっぷりのチョコレートケーキ仕立て。
中には黒トリュフアイスクリーム。
何個でも食べたい、食べられる美味しさ…。
最後は甘〜い苺を頬張りながら満腹満足。
相変わらず盛況のレストランで見渡せばもちろん満席。
どんどん海外からのお客様も増えているようで、この日私のお隣りからはフランス語(心地よいBGM状態?!)が聞こえてきました。。
益々インターナショナルな雰囲気の中で最後まで美味しく楽しくいただいた春のフロリレージュでした。
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