Galette des Rois 2021☆
夫「今年のガレット・デ・ロワは、どうするの?」
K「え〜、ガレット・デ・ロワにそれほど興味が無いあなたからそんなこと聞かれるとは意外」
夫「だって毎年大騒ぎしてるじゃないか。俺はなんでもイイのに、これがイイ?あれもイイ?って画像見せられてさ〜」
K「もう1月も下旬でガレット・デ・ロワ、なんだか今更感だなぁ。それになんとなく血湧き肉躍る的な気持ちにならないのはコロナのせい?いや、パリにいないせいか?先週も買うチャンスはあったんだけどね…」
夫「君の情熱なんてその程度のものなの?」
K「えっ?」
(なんだろう、ちょっとカチーンときたよ)
そこそこのスイーツ愛&フランス愛にチャレンジされたようで心がザワついた。
一念発起。
K「激旨ガレット・デ・ロワを買いますよ、買ってやろうじゃねーか!」
と、慌てて本気でガレット・デ・ロワを買いに行くことにしたのですが、ショック!!
K「大変です!ほとんどのお店がガレット・デ・ロワの販売が終わってるーー」
夫「世の中を、人生を、甘く見てるからです」
K「パリじゃガレット・デ・ロワって1月末まで売ってるよ。1月半ばで販売終了ってなんで?そもそも年末から売るのもどーなの」
夫「ここはパリじゃない」
確かに言われる通りだ、ここはパリじゃない。
パリの常識がそのまま日本で通じると思っていた自分がバカものだよ。
でももっともな事をもっとも顔で言われるとムカつく…。
夫も唸らせる超絶美味なガレット・デ・ロワが欲しい!
作る?無理です。
結局1月末まで販売されていてパトロールエリアでゲットできたのは、ここでした。
LA BOUTIQUE de Joel Robuchon(ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション)六本木ヒルズ店。
予約して11時にピックアップしてきました。
これがまた寒い雨の中…。
雨カバーをしていただいて助かりましたけど。
K「もーーすんごい寒くて凍えた。氷雨の中をまるで罰ゲーム…」
夫「今日まで買わなかった自分が悪いんだよ」
K「・・・」
さて、そんな寒さの中を持ち帰ったのはアーモンドクリーム(フランジパーヌ)のトラディショナルなガレット・デ・ロワ。
ちょうど厨房から焼きたてが網に載せられて店頭に出てきたばかりだったので、まだほんのり温かい♡
そして甘く、香ばしいパイの香りにうっとり。
このガレット・デ・ロワは、誤飲防止のためにフェーヴの代わりに中にはアーモンドが入っていて、フェーヴは、おまけ的に別に用意されています。
なのでアーモンドが当たってから封筒の中のフェーヴを見ようと思ったのですが、つい封筒を開けてしまいました…。
おっ、かわいい♡
そのフェーヴは豪華なエクレアのような、ミルフイユのような、細長なサントノーレのようなケーキのフェーヴ。
ミント?やオレンジ、金粉もデザインされて細かい。
そして始まったすっかり恒例の夫婦対決でいただきま〜す♬
パリパリ、サクサク、ハラハラっと木の葉のような軽いパイ生地の中に甘過ぎないアーモンドクリーム。
夫「これ、やばく旨いんだけど♡」
K「だよね!!ガレット・デ・ロワってこんなに美味しいものだった?!」
雨の中を持ち帰ったので多少は湿度を吸ったと思うものの、焼き立てなこともあってパリサク度はハンパ無し。
最近は1ピースで結構満腹になってしまうのですが、このガレット・デ・ロワは美味しくて、軽やかでもっと食べられる!
1巡目は、どちらのピースからもアーモンドは出てきませんでした。
そして2巡目。
夫「あ、俺だ。出たよ、アーモンド」
とい訳で何年ぶりかでフェーヴを引き当てたのは夫でした。
クラウンを被りたかった。残念!
夫「これ、もう2つ(ホール)ぐらいいけるかも。また買ってきて♬」
K「・・・。」
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パリの1枚。
写真展で見た50年代のギャラリー・ラファイエット。
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