
"Goust"(グスト) でドッキリ?!
2004年に世界最優秀ソムリエコンクールで、歴代最年少で優勝した(当時28歳)
イタリア人のEnrico Bernardo(エンリコ・ベルナルド)氏。
パリやスキーリゾート地クーシュベルにワイン・ペアリングのレストランを経営して
いますが、パリにもう一軒新たにレストランをオープンしたという話を伺っていたので
興味が湧きディネに行ってきました。
レストランへの入り方がわからなくてちょっとびっくり。
場所は重厚な建物の2階。
1階入口で待っている男性が案内してくれます。
インターナショナルなワインリストに加えて、アラカルトでもそれぞれのお皿にワインを
グラスで合わせるワイン・ペアリングがしてありましたが、初めてでお料理の感じもわからないので
今回はコースでお願いしました。
とりあえずシャンパンで乾杯☆
サレ(塩味)のマカロンなどをつまんでから、夏らしく上品なガスパチョでスタート。
黒ゴマが乗っているところがユニーク。
続いて牡蠣のタルタルをヨーグルトとマンゴーのソースで。
この時期はやはり牡蠣は品薄ですが全く無い訳じゃなく、希少だからこそなのか?
レストランではよくメニューにある今日この頃。
この魚はマラガの(ってことはスペイン)"Lisette"(リセット)のエスカベッシュと
説明されたのですが、「リセット」という魚はサバみたいな感じでした。
この魚料理にはスペインの白ワインをソムリエールさんは合わせてきました。
イタリアワインもなかなか覚えられないのに、スペインはもっと無理です。でも美味しい!
メモのかわりにお写真を撮らせていただきました。
大好物ラングスティーヌ(赤座海老)はもっと食べたかった♡
ブルターニュの美味しいポテトのローストが添えらえれ、下にはクレソンソース、
上はトウモロコシのエスプーマ。
魚料理は、空豆、にんにく、ジロール茸の上にルジェ(ひめじ)のポワレ。
サフランソースで。
なんだか仰々しいものが出てきました。
どうでもいいけど、食事中向かいのテーブルのサングラスのムッシューがインパクトがあり、
気になる存在だったな、と・・・。
それはメインの肉料理、リー・ド・ヴォ―の紙包焼。
太くて立派な白アスパラガスとともに。ソースはレモンと照り焼き(!)ソース。
これはボリューム満点でした。
照り焼き味は懐かしく、日本人としては違和感なく食べれるお味。
合わせたフランス南西部の赤ワインの写真は撮り忘れました。
デセールはマスカルポーネムースと苺のソルベ。
イタリアンデザートっぽくて好きな味でした。
デザートワインでいただいた赤の微発泡の甘いワイン。
色もキレイで甘くて飲みやすいので女性が好きそうなワインでした。
メモメモ。酔っぱらっててブレました・・・。
シェフはスペイン人の方だそうで、1階にタパスとワインのお店を開く計画も進行中とか。
カフェとともにゆっくり最後のプチフールを楽しんでいると・・・
店員 「すみません、本日お店の機械が故障してましてクレジットカードは使えません。
いかがいたしましょう?」
K 「え?何か新手のドッキリ??」(夫に問う)
夫 「冗談言ってる場合じゃないだろ・・・。」
夫 「いかがいたしましょう?って、そんな現金持ってきてないよ。(この人もうキレてる?)
ATMでおろしてこいとでも言うの?」
店員 「最寄りのキャッシュディスペンサーは×××××(歩いて6-7分)にあります。」
K 「そんな遠く?無理でしょ・・・。」(酔いは覚めました)
夫 「キミをここに置いていくから、お皿洗いでもして食べた分を払ってくれる?」
K 「そっちこそ冗談言ってる場合じゃないよ。どーする?」
夫 「他に方法は?」(この日はチェック・小切手を持っておらず・・・)
店員 「こちらが用意した紙にクレジットカード情報を記入していただければ、
後日引き落としさせていただきますが。」
K 「最初からそれを言ってよねぇ!」(心の中でつぶやく)
という訳で用紙に記入してカードを渡しました。
ゴニョゴニョと片隅みでツーリストなら取りっぱぐれたら大変!
書かれた内容に間違いがないかしっかりカード情報を確認しとけ的な会話が聞こえる...。
最初に言ってくれれば、フルコースでなく現金で支払える範囲でオーダーできたはず。
こちらの不手際ではないのに、支払時にちょっとゴタゴタしてしまったのは残念でした。
グルメな街・パリ。
ちょっとしたトラブルは色々。
<INFO>
Goust(グスト)
10 Rue Volney 75002 Paris
http://www.enricobernardo.com/WEB/index.php/goust
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おまけはBelle et Bonne。
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