Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

Imperial Torte☆ インペリアル トルテ

ウィーンの伝統的なカフェは、コーヒー店から発展した「カフェ・ハウス」と手作りケーキ店がカフェを併設した「カフェ・コンディトライ」の2種類に分けられるそう。

甘党としては、やはり後者の「カフェ・コンディトライ」が気になり、食べる気満々。

ガイドブックでこのページだけはいち早くチェック、穴が開くほど読んだ!

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ディンドンダンドン♬(昔パリでよく見ていたクイズ番組効果音)

K「ここで問題。ヨハン・シュトラウス2世が愛したケーキはなんでしょ〜か?このガイドブックには載ってません。」

夫「・・・。」

K「はい、時間切れ。答えはコーヒークリームのお菓子モッカ・オーバース・シュニッテン

(画像はhttps://www.ichkoche.atより)

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K「第2問。リヒャルト・シュトラウスが愛したケーキは何でしょ〜か?」

夫「・・・。」

K「答えは、白ワインクリームをふんだんに使ったヴァイン・クレーム・トルテン

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K「最後は得点100倍、逆転のチャーンス!フランツ・レハールの愛したケーキは何でしょ〜か?ヒントは私達は過去に何度か食べたことあります!」

夫「知らないよ!興味ない…」

K「答えはカーディナル・シュニッテン☆ カーディナルはご存知のようにローマ教会の枢機卿ね。そもそもは枢機卿がお気に入りだった事からついた名前なんだって。これは私達がスキーしてるホテルでも定番ケーキで毎年あるよ」

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全く夫の興味関心はなく一人で喋って終わったよ…なウィーンの音楽家とケーキの甘い関係。

彼らの音楽を聴きながら食べたらなんて優雅なケーキタイム♬と妄想しておりました。ウィーンに来るまでは。

で、実際来てみたら暑くてなかなかケーキを食べる気になれませんでした。

「これにする…」

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ウィーンらしからぬイタリア発なアフォガードが苦く冷たく美味しい…。

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今回観光途中はアイスクリームばかりでケーキを楽しめてなくて…そんなお話もツアーガイドのマダムOさんにしたところ、

「ケーキも甘過ぎず上品で素晴らしいです!」と太鼓判だったのが、ご一緒に食事をしたHotel Imperial(ホテル・インペリアル)のもの☆

並んだケーキたちはガイドブックで見る元祖ウィーンなケーキというよりパリっぽい?!

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中でも皇帝に献上されたオリジナルケーキ「インペリアルトルテ」(Imperial Torte)は、ウィーン在住45年のマダムOさんとしては、チョコレートケーキNo.1な美味しさでザッハートルテよりも好きです!と。

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熱く説明を受けたものの食後で満腹だったこともあり、その瞬間はあまりそそられませんでホールサイズはパス。

日持ちもするということで日本へのお土産に、一人用の小さいものを買ってみました。

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No.1 Das Originalは、元祖インペリアル トルテ、

No.2 Schwarze Orangeは、オレンジフレーバー、

No.3 Feine Himbeereは、フランボワーズフレーバー

と、3種類あった中で、No.1 Das OriginalとNo.3 Feine Himbeereを買ってみました。

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まずは元祖なNo.1 Das Originalから。

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キューブ状のケーキで全体コーティングしたミルクチョコレートのすぐ下にはマジパンが一層。

そしてチョコレートとアーモンドのずっしり詰まった層が幾重にも!

fullsizeoutput_2558.jpgひと口頬張ると、口の中に広がったのは香るアーモンド。

それは香ばしさというよりアーモンドリキュールのような感じ?

このケーキのレシピは門外不出ということで、どう作られているのか正しくは私にはわかりません…。

テクスチャーはちょっとザクザクした食感で見たままにやや重め。

そしてもちろんしっかり甘いのですが、その甘さはイメージしていたものとは異なり、うまく言えないのですが元祖外国の美味ケーキ(≧▽≦)

夫「これ、かなり美味いんだけど♡ チョコの風味がすごくいい!やっぱりオーストリア産の本当に美味しいチョコで作ったチョコレートケーキってかなり美味しいんじゃない?」

K「ホント美味しい♡」

甘いものがそれほど好きではない夫が感激するぐらいで、私もそのしみじみと深い味わい、最近のフワっ、カルっ、甘過ぎない仕立てとはまた違った世界の美味しさ。

K「No.3もいってみよ〜!」

IMG_9749.jpgこちらはダークチョコレートコーティング。

ストラクチャーはNo.1と同じですが、ほんのりフランボワーズの酸味が効いて、その甘酸っぱさバランスがグッド!

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夫「これも美味いな〜っ!何個買ってきたの?」

K「2個だけ…」

夫「なんでもっと買わなかったんだよ〜」

K「だってこんなに美味しいと思わなかったし、空港でも甘いものは色々買ったし。」

後悔です。

日持ちするケーキなのので、もっとたくさん買って友人たちのお土産にしたり、ホールサイズでもよかったと思う「インペリアル トルテ」でした。

☆Belle et Bonne Blogも絶賛更新中☆
 
<info>
Hotel Imperial
Kärntner Ring 16, 1015 Wien, オーストリア
+43 1 501100
 

KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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