Jardin des Tuileries☆なんでもない日常
夫「サイっコーだな!」
K「ホント最高!こんな日が毎日続いたらいいのにね〜。気持ちイイ♡しっかり光合成しておこう!」
こんな風に日光浴を楽しんだのは、1年前のパリの6月のある週末。
パリ生活中、特に予定もなく天気がいい日には、夫婦で連れ立って行くのはもっぱら公園。
この日は、“Jardin des Tuileries”(ジャルダン・デ・チュイルリー チュイルリー公園)へ。
パリは都会でありながら広い公園がいくつもあるのがまた魅力。
個人的には一番好きな公園は、“Jardin du Luxembourg”(リュクサンブール公園)ですが、度々出かけるアパルトマン最寄り公園のチュイルリー公園は、パリの真ん中のロケーションで広々として開放感抜群。
この季節は緑が多く、花々が豊かに咲き誇り綺麗なのでブラブラな散歩が一段と楽しい。
そんな公園でよくやるのが彫刻当てクイズ。
夫「じゃ、それは?」
K「簡単。狩の格好の女神だからディアーナ(ギリシア神話のアルテミス)」
夫「正解。簡単過ぎたな」
K「これちょっとわかんないんだけど、子供が二人いるからローマ建国の双子ロムルスとレムスかな?と思ったけど、狼がいないからたぶん違う。なんだと思う?」
夫「メディアでしょ」
K「これが〜?!」
K「えっ!Medeeだって。正解だよ」
夫「まーね、俺様の教養レベルなら楽勝です」
K「これのどのへんがメディア?メディアって捨てられた女の復讐劇だよね?」
夫「子供二人殺す王女メディア(ギリシャ悲劇)のまんまじゃん」(子供を引きずって)
K「イマジネーションわかない…」
こんな具合で次々と彫刻を見て回るのも楽しいしチュイルリー公園。
公園正面の AntoineCoysevox(アントワーヌ・コワスヴォ)の「メルクリウス」も好き♡
噴水が涼しげで、光が眩しく、
木陰の空気が美味しく、心地よかったあの日。
みんながのんびり、のどかに休日のひと時を楽しんでいたあの日。
最高に気持ちいい日だったものの、こんななんでもない日のなんでもない公園散歩なんてブログネタにならないね…と、スマホで撮ってみたものの今日までお蔵入りでした。
そんなスマホに撮り溜めたが画像を見ていたらちょっと切なくなってきました。
新コロナウイルスにより世界がこうなった今、なんでもないと思っていたあの日がとても懐かしく、愛しく、取り戻したい日常です。
今は、なんでもない日常の幸せを見つめ直すと同時に、日常を取り戻したらそれを大事にしよう!と思う毎日です。
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