
La Biennale di Venezia 2013(ヴェネツィア ビエンナーレ)
今夜は" Fête de la Musique"♪
毎年とても賑やかな我が家の周辺。
雨が降らないとイイのですが・・・。
では、今日もバカンスブログの続きを。
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今回ヴェネツィア滞在中に何度か聞かれたのが「ビエンナーレの関係者?」と。
K 「どうやらワタシったらアート関係者に見えるみたい♥」
夫 「100%キミのことじゃないと思う。」
K 「え~、じゃ誰のこと??」
と、実は私達もヴェネツィア入り直前に知ったのですが、ちょうど6月1日から
"La Biennale di Venezia"(第55回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際美術展)
が開催中。(11月24日まで)
あれって何の工事中?
このゴンドラ乗れるの?(無理です)
ヴァポレット(水上バス)乗り場にあるこの球体は何ですか?
と、ヴェネツィア到着早々に気がつくのは、あちこちに点在しているビエンナーレ関連のアートもの。
そして本会場は、Giardini(ジャルディーニ=庭園と呼ばれる本島の東側エリア)。
という訳で、行ってきました。
今回、アーティスト田中功起さんとキュレーター蔵屋美香さんによる日本館の展示が
特別表彰受賞!!と聞いたので、まずはやっぱり日本館へ★
テーマは、"abstract speaking - sharing uncertainty and collective acts"
(抽象的に話すこと、不確かなものの共有とコレクティブ・アクト)。
東日本大震災をテーマに複数の人々が共同でひとつの課題に取り組む様子を捉えた
写真と映像によって構成された展示、ということでした。
続いてアメリカ館。
これは・・・。
現代アートというものを、こうしてじっくりゆっくり観る機会がこれまでもあまりなかったのですが、
なんだか難しい。
全然わからんぜよ・・・と、うつむきながら入ったカナダ館。
暗い・・・と思ったら、
いきなり明るくなって!
新手のホラーか!?と、なんだかとてもウケてしまった。面白い。
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考えるより感じよう!と思ったのですが、感性の乏しい私には感じるより前に
疑問が浮かんだり、へ~~しか言葉が出ないものも色々。
喉が渇いた・・・と思って入ったイギリス館では、本格的イングリッシュティーをサービス中。
しかもそれを気持ちいいお庭でゆっくりいただき、生き返りました。
やっぱりフランス館も行っとかないと!
テーマは、"Ravel Ravel Unravel"。
大きなスクリーン2つに左手だけが映され、Maurice Ravel(モーリス・ラヴェル)の
「左手のためのピアノ・コンチェルト」が流れる♪
作曲家"Ravel(ラヴェル)の名前に英語のravel(もつれる)、
unravel(ほどく)をかけたもの。
館内は暗く、ラヴェルの芸術性について考える前に音色が気持ちよく、寝てしまった。
K 「ラヴェルっていいね~。」
夫 「キミ、寝てたよね。」
バレてたか・・・。
それにしても驚くのは、2年ごとに開催されるこのビエンナーレ専用の庭、広い敷地と
それぞれ立派な建物が立っていてとても贅沢な展示会場&スペースになっていること。
そして国単位の展示、沢山の国が参加していることにも驚き、美術館で観るような
展示ともまた違った、今現在に生きて発信する芸術に触れられる新鮮な体験でした。
敷地は広いし、見慣れないせいかなんだかちょっと疲れてしまった。
芸術とは何か?どこから芸術と呼べるものなのか?
なんて思いながらの帰り道に、ふと目に入った池に咲く蓮の花に癒されました。
まさかコレも現代アートじゃないよね?!
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