
"La Grande Bellezza" ~現代のLa Dorce Vita"~
先月ヴェネツィアに行った時に、機内誌やホテルにあった雑誌等で何度か目にしたのが、
カンヌ映画祭でも上映された映画"La Grande Bellezza"について。
イタリア語。
ゆえに全く読めなまない・・・。
が、この映画はパリ公開当初から評判も良かったので気になっていた1本。
という訳でローマバカンス出発直前にOdeonの映画館に観に行きました。
でも、音声はイタリア語、字幕フランス語という、私にはとてもとてもハードルが高く、
会話の半分も正しくは理解できませんでした・・・。
それでもポツポツと伝わってくるものがある大人のイタリア映画という感じした。
描かれた世界は、上流階級と呼ばれる、人が羨むような世界に暮らす外見華やかな人の
不毛な日々と虚しさ、そしてローマという街全体に香る「死」のイメージ。
たった1冊だけど、その一作品で一生遊んで暮らせるほどリッチになった主人公。(↑画像右)
どうでもいいけど、主人公の元祖ちょい悪なファッション全開もある意味見どころ☆
思春期の頃のトラウマ的?苦い恋愛経験を持ち、なかなか一人の女性と真剣につきあえない。
でもモテるし、女性には全く困っていない主人公。
家事は全て家政婦任せでモデルルームのように自宅はピカピカ。
華やかなパーティーに明け暮れ、インテリ仲間と優雅に語り合い、グルメを楽しむ
とても贅沢な毎日。
全てを持っているようで、でも本当は何も無いような虚しさ。
しかもそれをインテリな本人は自覚しているけど、その世界から出られない甘い生活=
"La Dorce Vita"(甘い生活)の現代版、という感じでなかなか面白いローマ映画したが、
微妙な会話をしっかりフォローできなかったので、是非日本語字幕で再度鑑賞したい1本です☆
ところで、この映画の中に出てくるお料理はどれも美味しそうでした。
こんなB級グルメは全く出てきませんでしたけど。
パリっとトーストされたパンに具はチキンカツレツにレタスとオリーブ↓
パリの街中に点在するバゲットのサンドイッチ屋さん。
最初はどれも美味しそうに見えたのですが、見慣れるとあまりそそられない・・・。
同じようにローマの街にあるのがパニーニ屋さん。
あまり期待しないで食べてみたら意外と美味しかった!
週末なのでもう少しローマ話を♪
ローマは古代文明時代から水道が発達していたので、街の至るところに噴水があります。
今回のローマで方向音痴な私の目印として大活躍しているのが、"Via Quattro Fontane"
(4つの噴水通り)。
十字路の四つ角に噴水があるのです。
しかもその通りが結構交通量多くて、4つ一緒にカメラに収めることができません・・・。
(パリの車も怖いけどローマはもっと怖い~な感じで狭い道でもビュンビュン飛ばしてきます。)
でもせっかくなくので車に気をつけながら"Le Quattro Fontane"(4つの噴水)を見てみましょー。
こちらは女性は「ユノ」。
ギリシャ神話ではゼウスの正妻「ヘラ」。婚姻と母性、貞節の女神☆
と言われいるけど、あの嫉妬深さねぇぇ・・・。
こちらも女性で「ディアナ」。
ギリシャ神話では狩猟と安産の女神「アルテミス」。
そしてあとの二つは男性で「テヴェレ河」と「アルノ河」を擬人化しているそう。
こちらがローマのシンボル「テヴェレ河」。
そしてこちらがフィレンツェのシンボル「アルノ河」。
この4つの噴水は作者不明ということもあり、じっくり鑑賞している人は少ないのですが
今回宿泊しているホテルから近いので、この噴水の十字路になんとかして戻れれば
一人迷子になっても大丈夫☆と心強く、毎朝お地蔵様を見るように拝んでます。。
おまけはBelle et Bonneブログで☆
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