La Papeterie☆パリの文房具店
☆パリブログ☆
子供の頃から文房具好き。
「書く」という作業がわりと好きなので、ノートやペン、ポストイットなど可愛く面白いものを手にすると益々書くことが楽しくなる。
その昔の若い頃、会社で使お〜!っとヨーロッパ旅行のお土産にノート&ボールペンを買ってきたら、書きづらくてびっくり。
普通に罫線があると思ったノートは無地&紙質ザラザラ、フサフサのついた可愛いボールペンはすぐに書けなくなってしまったり…。
そこで初めて感じた日本の文房具の優秀さよ!しかもリーズナブル。
という訳で今も基本的には文房具類は日本で買ってますが、日頃から何かと記したがりな私はパリ生活中に突然「あ、もうノートが無い…」「カードが欲しい」なことは茶飯事なため、パトロールがてらパリのパペトゥリー(La Papeterie=文房具屋)をチェックしています。
夫「いつも色々なんか書いてるみたいだけど、なに書いてるの?」
K「色々だよ、色々。例えばこの前は、もーー怒り心頭!!アイツ許せね〜っ!非常識にもほどがある、絶交だ!ってな内容を書き殴ってみました」
夫「え…」
K「だってあんな無礼許せる?許せないよねぇ」
夫「ちなみにその書きだめたノートはどうなってるの?ずっと溜まってるの?」
K「基本的には読み返さないし、ある程度まで溜めたら捨ててる。人に見られたらかなりヤバイんで」
夫「怖いノートだ…」
もちろんノートは、そんなデスノートばかりではありません!
ちゃんとフランス語学習などにも使っているわけですが、初めて見た時にちょっとびっくりしたのがこれらの縦線入りノート。
日本では横線が入った横罫ノートが一般的ですが、フランスでよく見かけるのが縦横たくさんの線が入ったもの。
左端がちょっと幅広で、細い横線が2ミリずつの間隔で引いてあり、さらに縦横8ミリずつ、太い線が引かれています。
こんな感じに縦横に線がいっぱい入ったノートのことを、考案したJean-Alexandre Seyès氏の名前からseyès(セイエス)というのだそう。
でもこんなに線があると文字が埋もれ、文字が見えづらいな…とも思うのですが(そもそもは万年筆向きらしい)この線があると筆記体アルファベットが綺麗に書けるのだと。
筆圧弱めな私には、セイエスノートは文字が埋もれがちなので買うのは専ら方眼タイプ。
これはグラフも書きやすくて便利。
すっかりリピートしているのが、メジャーで比較的リーズナブル、紙質も滑らかで書きやすい『Clairefontaine 』(クレールフォンテーヌ)のノートです。
Aキャンパスノートと比べると大きめの24センチ×32センチ。
さて、文房具好きとしては、眺めているだけも楽しくなるパリのPapeterie(文房具店)ですが、バースデーカードが欲しいと思っていた矢先、ぶらりと立ち寄ったのが7区にある『Papeterie de l'Ecole Militaire』。
オケージョン色々のカード、ポストカードが豊富。
絵は描けないけれど、欲しくなる色鉛筆セット。
なにこれ?119ユーロ=2万円近くっていいお値段するけれど。
ホチキス?!
なんともゴージャスな鉛筆削りは、かなり大きく6万円もする〜。
パスタマシンにも見えてきた…。
単なる文房具ではなく、書斎においてオブジェになりそうなものも多いパリのパペトゥリーは、クラシックなデザインや素敵なレザー製品も多く、大人の贅沢品といった感じ☆
*****おまけのTYO*****
「秘密の花園」と勝手に呼ぶようになった真っ白&小ぶりな紫陽花が咲く一角。
コロナ禍の初夏に知ったのですが、一昨年は満開だったのに去年は2輪しか咲きませんでした。
今年は?と見に行くと、勢いを盛り返したようでいくつも咲いてました。
パヴェリングみたい♡
って、大き過ぎるだろ〜。
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