LAMMAS☆ランマス 六本木ヒルズ店
今年の春、港区「六本木ヒルズ」に新店舗オープンと聞き、ずっと気になっていたチーズ専門店『LAMMAS』(ランマス)へ行ってきました。
(三軒茶屋本店は、東京都世田谷区下馬に)
こちらでは、フランス・イタリア・イギリスを中心にヨーロッパ各地のチーズを取り扱っており、専用のショーケースとセラーに食べ頃に美味しそうなチーズがズラリ☆
時折ドライアイスのような煙がショーケースにフワーッっと流れて、そのチーズ達が一段と神々しく見える?!
ヨーロッパのチーズ専門店と同じようにオーダーカットの量り売り販売、基本的に切り置きはしないそう。
チーズの他にもシャルキャトリ、
そしてワインセラーも自然派などユニークなセレクションで見ているだけも飽きない。
ワイン好きとしては、このセラーの中で優に30分は過ごせそうだ…♡
こちらのお店が気になった理由は、イギリスチーズが充実していること。
僭越ながらフランスのチーズは、これまでのパリ暮らしでそこそこ食べてきたと思っていますし、イタリアチーズもそれなりに…と感じる中で、未知の世界的に本場で本当に美味しいものを食べたことがほとんどないのがイングランドっ!
というわけで、真っ先にイギリスチーズをチェックしてみると、あるある〜♡
(ビールも(^_−)−☆)
先日コメントでDさんが仰っていたコンテみたいなチェダー、ヴィンテージもある。
なになに?Cornish Yarg(コーニッシュ・ヤーグ)って名前からしてコーンウォール州なんだろうけど、コーニッシュ・パスティと一緒に食べたら更に美味しそう。
そのお味は、西洋イラクサの葉を巻いて熟成させたチーズで、柔らかな酸と黄色く濃厚なミルクにイラクサの香りが広がると。
スティルトンもドーンと大きな塊で。
と、イギリスチーズをチェックした後はフランス&イタリアも。
久しぶりのチーズ専門店でのショッピングにテンションは上がり、ご機嫌で帰宅。
今回真っ先に選んだのは、『BERKSWELL』(バークスウェル)。
イギリスのウェスト・ミッドランズ州の羊乳チーズです。
カット済みなので分かりづらいですが、そもそもはUFOのような形の丸めのシェイプで、家庭にある水切りの型にはめて形作りをしている珍しいチーズとのこと。
イタリアのペコリーノっぽく、でもとても後味が上品で余韻も長いのでチビチビとちょっとずつ味わたい感じ。
これにはしっかりめの赤ワインはもちろんですが、ウイスキーも合うそう。
チーズにウイスキーを合わせた経験はほとんどないので、これは是非試してみたいところです。
夫「もう1個も当然イギリスチーズを買ってきたんでしょ?」
K「んーー、やっぱりフランスの誘惑には抗えませんでした…」
K「だって、コレよ!この断面見せられたら指差すでしょ〜」
『Brie de Meaux à la truffe』(ブリー・ド・モー・ア・ラ・トリュフ)
とろ〜りテクスチャーの白カビ「ブリー・ド・モー」で豊潤な香りの黒トリュフクリームをサンド。
K「ここで問題。ブリ3兄弟と呼ばれるフランスチーズを10秒以内に3つをあげよ」
夫「ブリ・ド・モー!」
K「ボーン、レポンス」(正解)
夫「シャトー・ブリアン!」
K「・・・。それはお肉でしょ」
夫「ブリね〜、他にあったけ?」
K「もーー、フランスと関わって何年ですか?先生は(いつから先生…?)悲しいです。2つめブリ・ド・ムラン(Brie de Melun)ぐらいは即答して欲しかったです」
夫(ホジホジ)
K「ホジホジ…って耳かきしてる場合か! ま、3つめは私も忘れがちなクロミエ(Coulommiers)だけど」
夫「覚える気がないです」
K「いずれも教科書的にはドライなシャンパンが合うと言われてますね〜」
夫「ふーん」
K「でも今回のは黒トリュフがかなり効いてるので、個人的には赤ワインが合うと思います」
とりあえずは赤ワインと一緒に楽しみました。
チーズと一緒に買った「パテ・ド・カンパーニュ」はサラダと一緒にいただきました。
今回嬉しいオマケにいただいたのが、イギリスの生バター『Bungay Butter』(バンゲイバター)。
生バターならではのミルクの甘みとシルキーな口溶け、優しい塩味で、これだけでトーストが何枚もいけちゃいそうな☆
こうしてショーケースを眺めながら店内で食べ頃を選べるのはありがたく楽しく、今後頻繁に訪れたいチーズ専門店『LAMMAS』(ランマス) 六本木ヒルズ店です。
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パリの1枚。
数年前のちょうど10月11日、午前7時3分。
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