
Langue de bœuf braisèeとM
パリで、フランスで、レストランメニューに“Langue de bœuf braisèe”(ラング・ド・ブッフ・ブレゼ)を見つけたらほぼほぼオーダーします。
それは、牛タンシチュー(^o^)
最近食べていなかったので、食べたくなりまして厚切り牛タンを買ってきました。
Braise(ブレゼ)なので本来蒸しながら煮込むという調理方法です。
我が家ではブレゼ用のSTAUB(ストウブ鍋)を使って作ることが多いのですが、この日は忙しくキッチンでずっと火のそばにいられない。
という訳でシャトルシェフを使うことに。
牛タンに切り込みを入れ、おろした玉ねぎの中に入れて揉み揉み。
揉みこんだ後にしゃぶしゃぶな要領で軽く茹でる。
塩胡椒をして、
フライパンで焼く。
その隣りでシャトルシェフ鍋の中に玉ねぎ、セロリ、キノコ色々を入れて炒める。
玉ねぎがしんなりしたところで、赤ワイン、ホールトマト、デミグラスソースを入れてグツグツと。
ローリエ、隠し味に干し椎茸をイン。
そこに焼いた牛タンを入れてシャトルにセットしたらお出かけ。
日中じっくりシャトルシェフで加熱され、帰宅してお鍋の蓋を開けると、とてもいい香り〜。
でもでもここで食べたい気持ちをグッと我慢して、冷蔵庫で一晩寝かせました。
煮込みは一晩越した方が美味しいと料理上手なJさんに伺ったばかりなので、早速実践。
こうして翌日のディナーにジャガイモのガレットを添えていただきました。
牛タンはホロホロで噛まなくてもOK状態なほど柔らかくなっていました。
ワインはもちろん赤ですが、去年の夏にまとめ買いした、コスパ高めでベスト バリュー ボルドーと称されるChateau Croix Mouton Sans Soufre(シャトー クロワ ムートン サン スフル)2019。
メルロー主体でブルーベリー、カシス、プラムなどの黒系果実はじめビターチョコ、バニラ、杉、クローブなどのスパイスも感じられ複雑でまろやか。
若いのに凝縮感もそこそこあって2000円代とは思えぬ。
K「で、これが最後の1本かな」
夫「今思ったんだけど、これボルドーワインなのになんでブルゴーニュボトルなの?」
K「さ〜?私に聞かれても…。ブルゴーニュの造り手がボルドーで造ってるんじゃないの」
夫「またそんな適当なことを。ちゃんと調べて」
K「ど〜でもいいよ。ワインは美味しかったらそれでいいから」
(興味がないことには全く動けない…)
ワインを飲み始め、知り、ちょっとスクールで学び始めた頃、初期段階で教えてもらったのがボトルの形の違い。
と、ここでその違いを詳しく語ることもないのですが、、
ざっくり言うとボルドーは「いかり肩」でブルゴーニュは「なで肩」。
(先日飲んだボルドー↓)
ボルドーワインは長期熟成に耐えうるワインができるので、その結果熟成するとワインの中に澱ができます。
その澱がワインを注ぐときにグラスに入らないように、注ぐ時にいかり肩部分に溜まるようになってます。
また注ぐ際、ボルドー型ボトルはコポコポコポッと音が立ちますが、ブルゴーニュ型ボトルは、比較的静かに注がれます。
ボルドー型はコポコポすることで空気がワインにより多く触れます。
ボルドーワインはタンニンが多めなので、空気に触れさせることでタンニン=渋味が和らぎます。
それらを思うと、このChateau Croix Mouton Sans Soufre(シャトー クロワ ムートン サン スフル)は、超熟ではなく早飲みOK、タンニンも控えめということかな、と。
ちなみにワインエチケットの「M」の文字は、その年の個性を反映し、毎年色と形が変わるそう。
自分のイニシャルが「M」だったら楽しく集めたかも〜なお値打ちワインです。
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パリの1枚。
冬が終わる前に雪の日のパリをちょこちょこアップ♬
*Belle et Bonne Blogは、気ままに更新中。
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