Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

Langue de bœuf braisèeとM

パリで、フランスで、レストランメニューに“Langue de bœuf braisèe”(ラング・ド・ブッフ・ブレゼ)を見つけたらほぼほぼオーダーします。

それは、牛タンシチュー(^o^)

最近食べていなかったので、食べたくなりまして厚切り牛タンを買ってきました。

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Braise(ブレゼ)なので本来蒸しながら煮込むという調理方法です。

我が家ではブレゼ用のSTAUB(ストウブ鍋)を使って作ることが多いのですが、この日は忙しくキッチンでずっと火のそばにいられない。

という訳でシャトルシェフを使うことに。

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牛タンに切り込みを入れ、おろした玉ねぎの中に入れて揉み揉み。

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揉みこんだ後にしゃぶしゃぶな要領で軽く茹でる。

nqc1XxsrT6u9DnwikSIRRQ.jpg塩胡椒をして、

cpjnPD2IQCuQmq6M77hH3A.jpgフライパンで焼く。

zRjGbudJSuWS3%VKIVWKDw.jpgその隣りでシャトルシェフ鍋の中に玉ねぎ、セロリ、キノコ色々を入れて炒める。

fullsizeoutput_59c7.jpg玉ねぎがしんなりしたところで、赤ワイン、ホールトマト、デミグラスソースを入れてグツグツと。

ローリエ、隠し味に干し椎茸をイン。

0Bmx11iOSdm+lodCQy%46A.jpgそこに焼いた牛タンを入れてシャトルにセットしたらお出かけ。

日中じっくりシャトルシェフで加熱され、帰宅してお鍋の蓋を開けると、とてもいい香り〜。

でもでもここで食べたい気持ちをグッと我慢して、冷蔵庫で一晩寝かせました。

煮込みは一晩越した方が美味しいと料理上手なJさんに伺ったばかりなので、早速実践。

こうして翌日のディナーにジャガイモのガレットを添えていただきました。

fullsizeoutput_59f1.jpg牛タンはホロホロで噛まなくてもOK状態なほど柔らかくなっていました。

IMG_2958.jpgワインはもちろん赤ですが、去年の夏にまとめ買いした、コスパ高めでベスト バリュー ボルドーと称されるChateau Croix Mouton Sans Soufre(シャトー クロワ ムートン サン スフル)2019

メルロー主体でブルーベリー、カシス、プラムなどの黒系果実はじめビターチョコ、バニラ、杉、クローブなどのスパイスも感じられ複雑でまろやか。

若いのに凝縮感もそこそこあって2000円代とは思えぬ。

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K「で、これが最後の1本かな」

夫「今思ったんだけど、これボルドーワインなのになんでブルゴーニュボトルなの?」

K「さ〜?私に聞かれても…。ブルゴーニュの造り手がボルドーで造ってるんじゃないの」

夫「またそんな適当なことを。ちゃんと調べて」

K「ど〜でもいいよ。ワインは美味しかったらそれでいいから」

(興味がないことには全く動けない…)

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ワインを飲み始め、知り、ちょっとスクールで学び始めた頃、初期段階で教えてもらったのがボトルの形の違い。

と、ここでその違いを詳しく語ることもないのですが、、

ざっくり言うとボルドーは「いかり肩」でブルゴーニュは「なで肩」。

(先日飲んだボルドー↓)

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ボルドーワインは長期熟成に耐えうるワインができるので、その結果熟成するとワインの中に澱ができます。

その澱がワインを注ぐときにグラスに入らないように、注ぐ時にいかり肩部分に溜まるようになってます。

また注ぐ際、ボルドー型ボトルはコポコポコポッと音が立ちますが、ブルゴーニュ型ボトルは、比較的静かに注がれます。

ボルドー型はコポコポすることで空気がワインにより多く触れます。

ボルドーワインはタンニンが多めなので、空気に触れさせることでタンニン=渋味が和らぎます。

それらを思うと、このChateau Croix Mouton Sans Soufre(シャトー クロワ ムートン サン スフル)は、超熟ではなく早飲みOK、タンニンも控えめということかな、と。

ちなみにワインエチケットの「M」の文字は、その年の個性を反映し、毎年色と形が変わるそう。

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自分のイニシャルが「M」だったら楽しく集めたかも〜なお値打ちワインです。

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パリの1枚。

冬が終わる前に雪の日のパリをちょこちょこアップ♬

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Belle et Bonne Blogは、気ままに更新中。

KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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