
Le Bouton☆西麻布の隠れビストロ
東京の自宅を引っ越してからもうすぐ丸1年。
引っ越す前から新しい町で、美味しく・楽しく・気さくにお邪魔できるビストロに出会えたらいいな〜と思っていました。
夫「あのへん、そういうお店はいくらでもあるでしょ」
K「たぶんね〜」
と思っていたのですが、ありそでなさそ!?というか、欲するビストロ飯とお店の雰囲気がピタっとくるところはあまりなく、そもそもコロナ禍なこともあり積極的開拓もできず。
そんな話をお世話になっているBさんにしたところ、
「Le Bouton(ル ブトン)イイですよ!」と。
Bさんからあれこれ伺ったお話は、まさに求めていたビストロ☆
という訳で、新型コロナウイルス対策の「まん延防止等重点措置」も解除されたことで、ゆっくりお酒を飲みたく伺いました。
そのロケーションは港区西麻布の路地裏にひっそりと隠れ家的で、店内はオープンキッチンのカウンター席主体、テーブル席は2つの比較的小さなお店。
カウンター席に座ると目の前に2つの黒板メニューが置かれました。
最初にBさんの紹介で伺ったことなどをオーナーシェフの杉山将章さんにお話すると、メニューについて丁寧に説明してくださいました。そして、
「お腹の具合に合わせて量も調整しますので、なんでも遠慮なく!」と笑顔。
あれこれ食べてみたい食いしん坊としてはありがたく、最初の一皿もフォアグラマカロンが食べたいけれど、いちご味とキャラメル味のどちらにしようか迷う〜。いつも通り夫と折半!?などと話していると、
「ハーフ&ハーフにしましょう」とシェフからの提案。
なんとも綺麗可愛いハーフ&ハーフ。
うまっ!シャンパンに合う♡
白タンポポと白イカ、フルーツトマトのサラダ。
ピサンリ(白タンポポ)好きとしては、スルーできません。
鳥取地鶏ピヨのバロティーヌ、モリーユ茸のクリームソース。
地鶏の美味しさはもちろんですが、噛むほどに美味しいモリーユ茸&ソースが幸せ味過ぎて倒れそうになった…!
ワインは、グラスワインも充実している感じでしたが、今回は久しぶりにChâteauneuf-du-Pape(シャトーヌフ・デュ・パプ)が飲みたく、ボトルを見た瞬間、即決。
この黒系果実にリコリスを感じるワインと次のお料理が最高のマリアージュ♡
それは、赤ワインソースの江戸前穴子パイ。
ゴボウも効いていて、その土っぽさが更にシャトーヌフ・デュ・パプを美味しくさせる相乗効果。
初めてお邪魔したにも関わらず目の前が杉山シェフの定位置だったので、ついあれこれ話しかけてしまいました。
このカウンター、オープンキッチンならではのライブ感はエンターテイメント。
メインは、北海道エゾ鹿のロースト。
これ鹿?と思うほどの極繊細な肉質に驚きました。
シェフによると、これは3才の雌鹿で、鹿肉も年齢と性別で肉質はだいぶ異なるそう。
店内は満席で早めのお客さんが帰るとすぐに次のお客様がご来店。
カップル、女性同士、4人グループもいればお一人様もいて、それぞれがそれぞれのペースで楽しむ様子、その共通点は美味しいものが好きというオーラ?!
僭越ながら客層が良いというか、食べることを楽しみに集う大人たちといった風で、初訪問ながらとても居心地が良ったです。
さてさてそんな常連さん、リピーターさんが多いと思しき店内で、皆さんが最後に笑顔で食べていたのは、ラーメン。
いや、カレーもある!
裏メニューなの?!と思っていたら、黒板メニューにないシメのメニューがあり、量も加減していただけるのです。
夫「僕、カレー♡」
K「私はナポリタンでお願いしまーす」
いずれも美味しく満腹満足。
デセールも美味しそうなものがいくつもある中で、目の前に置かれたプリン・ア・ラ・モード模型に心奪われる。。
ただこのボリュームを一人で食べきる自信がなく、プリン&自家製アイスクリームに。
アイスクリームもバニラ、チョコ、キャラメル、ピスタチオ、マスカルポーネ、シチリアレモン、苺、ヘーゼルナッツ、アーモンドプラリネ、ラムレーズン、完熟バナナとあって悩ましい。
K「迷ったけどラムレーズンに♡」
夫「僕のデザートは、ラーメンでお願いします」
K「え?えええーー?本気ですか?」
夫「本気です♬」
こうして夫はデザートにラーメンをいただいてご満悦。。
エスプレッソの苦味に食後の幸せな余韻を感じながら求めていたビストロに出会えた!と嬉しくなりました☆
という訳で、今後通わせていただきたい西麻布の隠れビストロ『Le Bouton』(ル ブトン)です。
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イタリアの1枚。
1度目は波が荒くて入れず、2度目の訪問で入ることができたカプリ島・青の洞窟がなぜか急に懐かしく思い出された。。
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*Belle et Bonne Blogは、気ままに更新中。
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