
パリ香水大博物館☆Le Grand Musée du Parfum②
昨日に続いてパリ8区にオープンした“Le Grand Musée du Parfum”(香水大博物館・ル・グラン・ミュゼ・デュ・パルファン)について☆
引き続き2階フロアでの「香り体験」。
ポチっとボタンを押すとフワっと風に乗って香りが漂う。
うわ、、煙草というか暖炉のような強いスモーキーな香り。
どの体験もそれぞれ最新テクノロジーが駆使され、趣向が凝らされいるので興味深く飽きません。
そして3階(フランス式2階)へ。
この博物館では香りに対して3つのアプローチを取っているということで、まず「歴史」そして「体験」、最後は「調香」。
調香とはどんな仕事なのか?を鼻、耳、目を使って知るコーナー。
まるでアート作品のような天井からぶさらがった白い雫のようなものの上にゴールドのボールが載せらています。これは香水の原料となる香料のうち最も重要な25種類だそう。
そのボールを手に取って耳にあてると、その香料の音声解説が流れます。ボールを手に取る前にクルっと回すと10ヶ国語から言語を選べる(日本語あり)ということだったのですが、その回し方がよくわからずフランス語で聞きました。
聞いて、嗅いで、またおいて聞いてみる。オモシロイ!(^^)!
バニラ、バラ、ベルガモット、ラベンダー、サンダルウッド、カルダモン、バジルなどその香りに好き嫌いも直感的に線引きされる感じでした。
その奥にはパウダールームのようになったビデオルーム。
鏡の位置にビデオをがあり、調香師の仕事の様子を見ることができます。
(もうちょっとビデオの台数が欲しいかも…)
このフロアでの最後は、香水として販売されているいくつかの香りを嗅ぐことができるコーナー。
ブランドや解説を確認せずに、とりあえず鼻だけで一番好きなものはどれ?とやってみたところ、
コレ!と感じたのは、調香師Serge Kalouguineさんが作ったDiptyque(ディプティック)のL'Ombre dans l'Eau♥︎ それはカシスの葉とブルガリアローズの香り。
L'Ombre dans l'Eau(ロンブル・ダン・ロー 水に映った影)というポエティックなネーミングも素敵。と思うと香水の商品としての名前もイメージとしてとても大事。
こんな風にこの香りが好き、これ欲しいかも…と思わせたところで、見学ルートの最後に到達するのが1階フロアの香水ブティックです。
ここはブランドを越えた香りのセレクトショップ(●^o^●)
Catier(カルティエ)の特別セレクションなど貴重なものから、
ブランドを越えてパチョリの香りの香水を集めたコーナー、など
お馴染みの定番から人気香水も所狭しに集めらています。
これらの画像はそのほんの一部です。
もちろんそれぞれサンプルがあるので香りの確認はできますし、
ディスプレイを使って詳細を確認もでき、また店員さんがアドバイス・相談にも気軽に乗ってくれます。
個人的にはデパートなどよりも横並び比較が手軽にでき、自分のペースでじっくり探し、選べる買いやすい雰囲気だと思いました。
夫「これ知ってた?」
K「アライアから香水が出ていたとは知らなかった…。」
私以上に香り好き、匂いフェチな夫は香水も無論大好き。。
たぶん私の3倍は香水を持っていて、その日の気分というか(基本的には夜の外出のみ)ノリで香りを選んでる。なので、こんな香水セレクトショップに来たら次から次へとチェック。止まりません(=_=)
K「意外…Jo MALONE(ジョー・マローン)買うの?」
夫「俺は左のやつ買うけど欲しいのある?」
K「私はこの右のオレンジの。これからの季節に良さげで♥︎」
夫「出た…シャリマー!(ゲラン)」
K「まさか…」
夫「だからずっと気になってるんだよね、これ。でも男がつけていい香りなのかはやっぱり疑問。ただホント好きなんだな〜この香り♥︎ そーだ、キミが毎日つけてプンプン香らせてればいいんじゃないの?」
K「いや、この匂い、、、エキゾチックというかちょっと妖艶な女過ぎて無理(=_=)」
夫「そういうとこ目指す意味でもつけたら!」
K「いや別に目指してないし…」
夫「香りはとても大人だと思うけど、イメージアイコンは童顔のナタリアだし、必ずしも大人用じゃない気もするな。」
K「でもこの4つを嗅ぎ比べるとオードトワレはナタリアのイメージかも。」
夫「ナタリア、いいよな〜。大好き♡」(どうでもいいけど昔から彼女のファンである)
最終的に話はスーパーなモデル、ナタリア・ヴォディアノヴァ。
そしてシャリマー購入は相当迷った夫は、ファイナルアンサーは帰国前の空港免税店で答えを出すことになりました。
ブティックから眺められるお庭もまた素敵で、只今Thierry Mugler(ティエリー・ミュグレー)のプロモーション・デコレーションを展示中。
ブルーの星形がユニークなティエリー・ミュグレーの「エンジェル」。
香水ブティックのお隣には書籍コーナーもあります。
専門書から子供用まで幅広いセレクション。
この日もママと一緒に小さなパリジェンヌを何人か見かけました。あんなに小さいうちから香りの世界に触れることができるとは、さすが香りの本場おフランス☆ またそのチビパリジェンヌが言うことが幼さゆえに素直でストレートなのだけれど、率直なその感想は時々大人をドキっとさせるところも?!
「パパの足の匂い?」とかね。
アロマキャンドルや小さな陶器に香りを沁み込ませたものをペンダントヘッドに入れる香りネックレスも。
天使の羽根モリーフなど一瞬気になったのですが、私としては香りは直接肌に載せてのその変化を楽しみたいな…と。
とにかく次から次へと楽しい香り体験をインタラクティブに楽しめる充実の香水大博物館。きっと好きな香りも年齢や気分、季節によって変わると思うのでまた定期的に訪れたいと思います。
À demain(^^)/
☆気ままに綴るBelle et Bonne Blogも更新☆
今日は、「マラガに別荘」
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-1429.html
<info>
Le Grand Musée du Parfum(香水大博物館・ル・グラン・ミュゼ・デュ・パルファン)
73 Rue du Faubourg Saint-Honoré, 75008 Paris
01 42 65 25 44
http://www.grandmuseeduparfum.fr/
<Profile>
KEICO
新潟県の旅館に生まれるも女将にならず、上京、進学、就職、まさかの出逢いと結婚。
約10年間のOL生活の後、2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
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