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Le marché aux poissons du Vieux-Port ☆Vol.2
☆南仏ブログ☆
マルセイユの旧港は、つくづく大きな港。
昔訪れたスペイン・マラガ界隈のリゾートを思い出したりもしましたが、マルセイユの方が庶民的な感じ?!
そんな旧港に毎日立つ魚市場『Le marché aux poissons du Vieux-Port』ですが、こんなに海が近いのにカモメなどの鳥たちがアグレッシブに魚を狙ってこないのはちょっと不思議。
食べ物があり過ぎてあまりガツガツしてないんですかねぇ?!
さて魚市場ですから勿論お魚中心ではありますが、他にも青果、パン、チーズ、お花、お惣菜店なども並ぶフランスらしい楽しいマルシェ@マルセイユ。
南仏と言えば!これも欠かせぬ名物、オリーブ。
プロヴァンスは、蜂蜜も充実。
お土産に買って帰ろう!
数軒並ぶ中からどこのお店にしようか?
店構えとしては1番小さかったここに。
お店の方があれこれ気になったものを全て試食させてくれました。
ラヴェンダーと森の蜂蜜をチョイス。
まずはシェーヴルチーズに添えていただきたいと思う。
ドーナツ好きとしては、ついチェックしてしまうBeignet(ベニエ)。
パリの近所のパン屋さんにはチョコかカスタードしかないのですが、ここにはキャラメルと林檎ジャムもある〜。
南仏で見るミモザは、青い空に映え、目にするたびに一歩、また一歩と春が近づいているように感じる。
ミモザって切り花にすると意外と日もちしないんですよね。。
だから一瞬の美しさを愛でるのが幸せだったりします。
花より団子。
美味しそうなパイ!と近づいてみると、それらはハーブとチーズのタルトでした。
よくよく見ると、いずれもハーブを効かせたものが多く、そのへんもさすが南仏。
そしてあれ?バゲットがちょっと白っぽい(右上)と、この時は軽く思ったのですが、
友人夫妻によると、マルセイユのバゲットとパリのバゲットは、違うと。
それはびっくり。
baguette(バゲット)言ったら小麦粉と塩、水、イーストのみで作られるフランスの伝統的パンなわけで、美味しさ基準はフランス全国共通だと思っていました。
マルセイユのバゲットは平均的なフランスのバゲットよりもやや長めで、クリスピーで外側がカリカリ、中は柔らかくフワフワ系、良く言えば小麦の風味がより豊かであり、独特の食感と味が特徴的だと。
ちょっと調べてみると、一般的にパリのバゲットは外側がカリッとしていて中は柔らかく、クラストが薄く、中の気泡が美しく、ふわモチッとした食感に対し、一方のマルセイユのバゲットは焼き色がちょっと白っぽく、外側が少し堅く、中はもっちりで、クラストが厚くて少し噛み応えがあると。
シンプルなパンだけに違いが如実、生粋のパリジャンが食べたら「なんじゃこりゃ〜」と驚くかも?!
お米の炊き方、好みの違いに通じるような違いでしょうか?
一瞬マルセイユバゲットをお土産に買って帰ろうと思ったけれど、帰ってすぐ食べることもなさそうだし、TGVの中でバゲット1本持ってるのも妙なのでやめておきます。
さて、私達4人はそれぞれ朝食に食べたいパンを選びました。
私は、シナモンパンをチョイス♡
この巻き巻きデザインもツボでペロリ。
夫は、Croissant aux Amandes(クロワッサン・オ・ザマンド)。
うまーい♡
AA夫妻の家にお邪魔すると、いつも朝のコーヒーが格別に美味しい。
また今回私達がお邪魔するにあたり、マルセイユに引っ越して間もない彼らなのに美味しいパン屋さんもリサーチし、朝のパンを用意してくれたりと、微に入り細を穿つ心遣い、ホスピタリティに本当に感謝!!
美味しいコーヒーとパンで始まる朝、これまた最高に幸せバカンスの一コマです。
*****K子のつぶやき@パリ*****
寒空の下、何やら赤い実が可愛い。
でも鳥も食べないってことはマズイのか...?
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