
ラファエロの師☆Le Pérugin, Maître de Raphaël展
てくてく♪と自宅から歩いて行ける美術館の一つ、
それが大好きなMusée Jacquemart-André(ジャックマール・アンドレ
天気も良い秋晴れの日に現在開催中の特別展、Le Pérugin, Maître de Raphaël
(ペルジーノ ラファエロの師)展を観に行ってきました。
このエントランスがまたいい雰囲気なんだよね〜と思いながら館内へ。
ペルジーノは15世紀に活躍したウンブリアを代表する有名画家だそうですが、恥ずかしながら
私は今回初めてその名前を知りました。
ただ宣伝に使われたいたポスターの聖母子が綺麗だな〜と思い、美術館からも近いので
行ってみた次第。
ペルジーノは1450年頃、ペルージャ近郊のチッタ・デッラ・ピエーヴェ生まれ。
本名はPietro Vannucc(ピエトロ・ヴァンヌッチ)。
「ペルジーノ」は「ペルージャ人」の意味。
(イタリア語ではIl Perugino、フランス語ではLe Pérugin)
自画像
弟子の一人とされるのが、あのルネサンス三大巨匠のひとりラファエロ・サンティ。
ラファエロに影響を与えつつも彼からも刺激と影響を受けたとされています。
最初にペルージャで絵画を学び、その後、当時人気の高かったヴェロッキオの工房で
助手を勤め、ウンブリア派の巨匠ピエロ・デラ・フランチェスカの影響も受ける。
若くして名声を得たペルジーノは教皇シクストゥス四世の召命によりローマでシスティーナ
礼拝堂の壁画装飾をボッティチェリ、ギルランダイオらとともに担当。
システィーナ礼拝堂
現存する作品数は130点で、そのうち今回の展覧会には約50点が集められ、更に特別展示
としてラファエロの作品8点が公開されていることでも話題に☆
Vierge à l'Enfant(聖母子像)
印象的だったものをピックアップ☆
ちょっと薄暗い展示室に入った瞬間、どの絵もとにかく色が綺麗!という第一印象。
特に黄色、赤、青が鮮やか。
そしてじっくり見入ると、どれも優美というか甘美というか、優しい印象を受けるものが多数。
Saint Bernardin guérit d'un ulcère la fille de Giovanni Antonio Petrazio da Rieti
特にその柔らかさを感じるのは、女性、聖母子を描いたもの。
Sainte Marie Madeleine(マグダラのマリア)
聖母子像や聖人像が多い中でちょっと目立っていたのが神話画。
Le Combat de l'Amour et de la Chasteté (愛欲と純潔の戦い)
擬人化された「愛欲」と「純潔」による争いを牧歌的な風景の中に描いた作品。
比較的小さな絵でしたが、雰囲気があって気になったのがこの「受胎告知」の一枚☆
そしてラファエロも、やっぱり美しい!!
ゆっくり鑑賞したペルジーノの絵は線が細かく、とにかく色が綺麗でした。
意外にも一緒に行った夫がペルジーノの絵が気に入ったようで図録が欲しい!と。
でも残念ながらいくつかあったカタログのどれもが写真になってしまうと本物との色合いが別物。
鑑賞直後だったので余計にそう感じてしまったのかもしれないけれど...。
という訳で、来年のカレンダーを買うことで図録は諦めてました。
でも、もう来年のカレンダーを用意してもいい季節?と思うと今年もなんだかあっという間に
終わってしまいそうで、気持ちだけはちょっと焦りながら美術館を後にしました(>_<)
おまけのパリは、「4時のボンヌ・ママン♡」をBelle et Bonneで
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-405.html
à demain(^.^)/~~~
<info>
Musée Jacquemart-André(ジャックマール・アンドレ
158 Boulevard Haussmann, 75008 Paris,
*Le Pérugin, Maître de Raphaël(ペルジーノ ラファエルの師)展は2015年1月19日迄
http://www.musee-jacquemart-andre.com/
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