
ドレスアップでLe Roi Arthus
久しぶりにオペラ・バスティーユにオペラ鑑賞に行ってきました。
今回いつもと大きく違ったのが、「ドレスコード有り」ということ(@_@。
というのも、普段パリ・オペラ座でのオペラ鑑賞と言っても、男性は会社帰りのスーツ、
女性もワンピースかスーツといった服装がほとんどで特別なドレスアップは求められて
いないのです。(オペラ座のオペラ&バレエもシーズンの終わりが近づいてきました。)
それなのに、今回ドレスコードがついたのは、AROPと呼ばれる高額寄付者で構成される後援会
主催のガラ公演だったからです。
チケット購入時に注意書きとしてドレスコードに触れてあったものの、最近はカジュアルな
方がかえってお洒落だったりもして、ガチガチのドレスアップはしない傾向かな〜とか、
そもそもフランス人の皆さんがドレスコードを守るのか?と私はかなり懐疑的でした。
が、しつこくメールでもドレスコードのお知らせが届き、公演1週間前には携帯にも...。
(どうでもいいけど、すんごい古いガラケー使ってます。パリでは...)
そのドレスコードとは、男性はタキシード、女性はイブニングまたはカクテルドレス。
とにかく「ソワレ」な格好で来いって(=_=)
そこまで書かれても、私は「ま、ワンピースでいいか」と、この春買ったDSQUARED2
(ディースクエアード)のワンピで出かけました。
(関連ブログ⇒ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/archives/dsquared2.html )
が、行ったらビックリ!
上の写真の左端に写っている女性のように、多くの人達がドレスコードを守っていらっしゃる。
男性は、ほとんど皆さんタキシード。
しかもホワイトタイまでいるし、中にはジョニー・デップ風なこだわり抜いたドレスアップを
披露するムッシュの姿も。
という訳で、開演前から私は皆さんのファッションを見るのが楽しくて楽しくて♫
サマードレス風(シルバーのシューズ&クラッチバッグをアクセントに)、
チャイナドレス(裏地が真っ赤、ルブタンシューズのレッドソールで)、
キラキラの総スパンコール(背中がガバっと開いてました!)、
5月とはいえ寒いパリの夜なのでフサフサのファーをまとっているマダムたちも☆
そして会場に入ると、眩しいほどのカメラのフラッシュを受けました。
え?なに?私??
だったらドヤ顔で決めないと!と自意識過剰に構えたものの、カメラが追いかけているのは
当然私ではなく、ロザリーヌ・バシュロ元厚生大臣やフランスの政財界の重鎮たち。
今回は幕間は30分と20分の2回。
いつもよりちょっと贅沢にロゼシャンパンで乾杯。
シャンパン片手にお洒落マダムやムッシュを拝見しながら、ここはブログ用に特にお洒落な
方に写真をお願いしてみようか♪と。
なのに、なのに、こんな時に限ってカメラのバッテリーがココで切れました...(=_=)
まさかの事態にダメブロガーは焦りましたが、他にガラケーしか持ってこなかったし、
やっぱりダメブロガーでした(ー_ー)
ところで今回観たオペラは、アーサー王伝説をオペラ化したLe Roi Arthus(アルチュス王)。
(以下の画像はオフィシャルサイト及びプログラムより)
今回の舞台はイギリスのどこかの島?現代風にアレンジされた舞台と衣装。
アーサー王はボンバージャケットで登場。
あらすじは、有名な「アーサー王伝説」なのでここでは割愛します。
王アルチュス(アーサー)は真面目で誠実な人なのだと思います。
が、モテたり、意識しなくても女性の気を引いてしまうのは、アーサー王に仕えるランスロット。
打算的なところはないし、好きな女性のためなら命がけ♡なところは、騎士の中の騎士。
生まれはそこそこ良くて、でも苦労して育った中のワイルドさが魅力♡
そんなランスロットがアーサー王の王妃グィネヴィアを好きになってしまうのは苦しい恋。
でも、アーサー王伝説でいつも思うのが、イイ男2人がこんなに悩み苦しむほど王妃
グィネヴィアはイイ女なのか?!
同性だからつい厳しい目で見てしまう(=_=)
今回のオペラでは、画像の左上から時計回りにアーサー王を演じたThomas Hampsonさん
グィネヴィアをSophie Kochさん、ランスロットをZoran Todorovitchさん、指揮者の
Philippe Jordanさん。
ランスロットとグィネヴィアの苦悩に満ちた恋を描いたオペラ。
久しぶりのオペラは舞台はもちろん、マダムたちのファッションも色々楽しめた夜でした♫
おまけのパリは、「たまにはヘルシーに...」をBelle et Bonneで☆
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-618.html
à demain(^.^)/~~
<info>
Opéra Bastille(オペラ・パスティーユ)
Place de la Bastille, 75012 Paris
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