
さよならLe Timbre(ル・タンブル)
お気に入りビストロの一つ"Le Timbre"(ル・タンブル)☆
シェフのクリス(クリストフ)さんが元気に「久しぶり!」とシャンパンをサービスしてくれました。
喉が渇いていて一気にほとんど飲み干してしまった...。
美味しいッ(≧▽≦)
そういえば今年の春でオープン13周年を迎えたというこちらのお店。
パリという変化の早い街で10年間お店を続けること、人気店であり続けるのは難しいこと。
しかもクリスさんはイギリス人☆
↓いつも通りPâté de campagne(パテ・ド・カンパーニュ)で始めた私。
あれ?添えられた玉ねぎのコンフィチュールがいつもと違う感じ。かなり甘め。
↓こちらもいつも通りcroustillant de pied de cochon(クルスティアン・ド・ ピエ・ド・ コション)
で始める夫。(カリカリに焼いた豚足です)
おや?これも美味しいけれど、いつもよりは焼き加減がかなりカリカリ。
そんなことを思っていると、クリスさんが次のメイン料理を持ってやってきた。
C「実はこの夏でお店をやめることしたんだ。」
夫「えッ?」
K「・・・。」(あまりに予想していない言葉に返事ができず...)
↓メインに魚料理をチョイス。(鱈の一種、ヒヨコ豆と共に)
夫「ここをやめてどうするのですか?次の計画は?」
C「しばらくあちこち旅行しようと思ってます。日本にも行ってみようかな?!」
K「是非!!私が案内します。」(方向音痴だけどね...)
C「東京はエキサイティングな街みたいだね~。おもしろそう♪」
夫「おもしろいですよ!」
↓tête de cochon (テット・ド・コション)とパプリカのマッシュポテト詰め。
(テット・ド・コションは豚の顔の部分の肉を全部使った料理☆)
この日からもうクリスさんはもう厨房には立たず、フロア担当に徹すると。
そして厨房には、おそらく居抜きで(?)このお店を受け継ぐらしいシェフの姿。
なんだか突然のニュースにビックリだな...と思いながらワインぐびぐび♪
前菜もメインもいつも食べていたクリスさんのメニューではあるものの、やっぱり味が違う。
これはこれで美味しいのに、クリスさんのお料理ではなく、彼のお料理はもうここでは
食べられないのか...と思うと急に寂しい気持ちになりました。
↓季節のシェーブルチーズ(イギリス産)
↓味もボリュームもしっかりのルバーブのクランブル♪
このお店をやめた後はしばらく自分探しをしつつ次に何をしようかゆっくり旅をしながら
考えるというクリスさん。
そんな風にずっと走り続けずに、ちょっと休んで自分を見つめ直したり、自分が次に本当に
したいことを考える時間を持てるってイイですね!と思いました。
いつかまた、どこかの街で、再会できるかもしれないと思うとそれはそれで楽しみ♪
それまでしばらくサヨナラ★
食事の最後にクリスさんから「今までどうもありがとう」とシメのお別れシャンパンをいただき
乾杯しました。
これからのクリスさんにたくさんのハッピーがありますように★
À demain(^_^)/~
おまけのパリは「Palais Galleriaでステキな展覧会スタート!」をBelle et Bonneで
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-295.html
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<INFO>
Le Timbre(ル・タンブル)
3 Rue Sainte-Beuve, 75006 Paris
01 45 49 10 40
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