
Les Papilles☆久しぶりのブルゴーニュ
<パリブログ:Paris Quotidien>
「おかえり〜、元気だった??」
と、この約20年(!)いつも笑顔で迎えてくれるのは、行きつけワインカーブビストロ『Les Papilles』(レ・パピーユ)。
いつものテーブルに着くとシャンパンがサービスされ、改めて「ようこそ!」と。
そんなホスピタリティが本当に嬉しく、ありがたい。
(ゴクゴク飲んだ後...↓)
「最近の新作、ちょっとアレンジしたアミューズだけど食べてみて!」と、いただいたのはアンディーブの上にクリーミーな鱈のブランダードを乗せた一品で、それをラスクのようなカリサク食感のバゲット一緒に、シャンパンにマッチ☆
夫「今日のメインは何?」
T「今日はビーフだよ〜」
夫「ダッコー(OK)!じゃ、ワイン選ぼう。行くよ」
K「待って待って!まだブランダードが口の中にいっぱい(モグモグモグ...)」
いつもみても壮観、ワイン好きとしては眺めているだけでテンションが上がってくるワインリストなワイン棚。
オーナーがフランス南西部出身なので、比較的そちらのエリアのワインが充実しているのですが、
夫「久しぶりにブルゴーニュいってみる?」
K「いいね。ブルゴーニュはここ20年で本当に高くなったよねぇ〜」
というわけで、Vosne-romaneeをチョイス。
それほど古いワインでもないのですが、このクラスのワインで円換算では2万円ぐらいする昨今、ここはワインカーブビストロなので抜栓料プラス10ユーロほどで飲めるのが嬉しい。
若いけれど、ピノ・ノワールらしい上品な酸味と果実味のバランスがよく、なんともエレガント。
タンニンは滑らかでスルスルと飲めてしまう。
さて、大好きなスープはバターナッツ。
昔、私も自宅でトライしたことがあるバターナッツのスープなのですが、どうにも水っぽくて不味くて失敗でした。
そんな失敗スープとは違って、バターナッツのペーストやクリームを添えることでコクが出て、サラッした軽さの中にも味わい深さのある美味スープ。
メインは、paleron de boeuf braisé(パルロン・ド・ブフ・ブレゼ)。
牛の肩肉をワインや香味野菜でじっくり煮込んだフランスの伝統料理です。
牛の肩の部分は、よく動かす筋肉なのでコラーゲンが豊富で硬めの肉質。
脂が少ないので案外ペロリといけちゃう。
8時間以上煮込まれているだけあって繊維がほどけ、ほろほろに柔らかい。
うまっ!
ガルニチュールは、人参・じゃがいも・玉ねぎ、サヤインゲンなどの定番ですが、それらの野菜の味がしっかり、フランスの野菜は美味しい!を毎度実感。
フロマージュは、個人的にはちょっと久しぶりな青カビ、Fourme d'Ambert(フルム・ダンベール)。
いつも通り満腹満足の夜、パリに来てここで食べた途端にカチッと体がパリ時間、パリ食欲?にアジャストされる感じです。
*****A Little Side Note*****
秘密の抜け道(ちっとも秘密じゃないのだけど)と呼んでいる☆
ここを通り抜けると、ちょっと気持ちいいのです♬
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