Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

L'urticaire☆全身が水玉になった日...

続く3年ぶりのスキーバカンスブログ@オーストリアですが、ちょっとブレイク。

昨年11月下旬@パリでの出来事をお話しします。

兎にも角にも2年半ぶりのパリは、私としてはかつてないほど?大興奮しての渡仏でした。

(2022年パリ市内で初めて撮った1枚は、空港からアパルトマンに向かう車の中から。感慨ひとしおだった瞬間)

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そしてパリ生活を再開したものの、コロナに対する意識や対応が日本とは大きく違ったので、そのギャップや、すっかり平和ボケ?した後でスリなど治安に対する緊張感、水道管故障(←いつかまたこの話も。パリ茶飯事とは言え到着早々嬉しくない洗礼だった)等々で、今思えば精神的、体力的に結構疲れたのだと思います。たぶん。

ただそんな自覚もなく、ある日の午後9時。

あ〜今日もなんだかんだ忙しかったな。チョコでも食べながら“The Crown”(Netflixドラマ)を見よっと♬

そんな夜でした。

(公式サイトより)

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あれ、なんか左肘の内側が痒い?!

と思って袖をたくし上げると、ポツポツと薄く赤い斑点が。

なんだろ?まさか蕁麻疹(じんましん)??

と思ったら右肘の同じ箇所にも痒みを感じ、確認すると同じような水玉模様。

うわ、かっゆーーい!と実感した途端、全身に痒みを感じ、服を脱ぐと太腿全体と脚の裏一面がドット柄になっていた。

ドットは好きだけど、草間彌生さんアートは好きだけど、、まさか自分が全身ドットになるとは驚きだ。

(以下の画像:最近のパリのルイ・ヴィトンの様子を交えながら)

<朝ラン途中に眺めるのはモンテーニュ店>

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実際かなり動揺しました。

というのも、これまでの人生で大人になってから蕁麻疹が出たのは22、3歳の頃に一瞬、一度だけ。

ほとんど無縁の人生を送ってきたので、蕁麻疹という全く慣れない症状に驚くばかり。

夜明けが遅いこの時期、暗い街にブティックから漏れる光は一段と素敵に眩しい☆>

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この手のことに詳しい夫により、市販の抗ヒスタミン薬のクリームと飲み薬を処方された。

それはわりとすぐに効き、痒みは消え眠くなり、ドラマどころではなく、原因はなんだろう?と食べたものなど逡巡しているうちに寝落ち。

翌朝はドットは消えていて一安心。

と思ったのですが、朝食後にコーヒーを飲んでいたら両脚が痒い!

慌てて確認すると、両ふくらはぎが水玉になっていた。

<アルマBBのレッドが気になる♡>

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えー、どうなってるの?

昨晩との共通点はコーヒー。

原因はコーヒー?それとも昨晩のディナーのイワシ?

もしや友人が言っていた突然化学繊維のインナーが肌に合わなくなるってやつ?!(着替えてみた)

また塗り薬と飲み薬ですぐに痒みはひいたものの、原因がはっきりしないのでなんだか怖くなってきました。

<いや、こっちを見たらやはりイエローの方が欲しい!>

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そしてその夜、テレビ前にスタンバイ。

“The Crown”を見始めたところで、左肘内側をチェック。

なんとな〜く、うっすら赤い点が1個あるかな?ぐらいな感じだったのですが、そう見えた瞬間、強い気持ちで

「やだ、やだ、やだ!!また蕁麻疹かも!!出ないでお願い、やだってば〜!」

と思ったら、どんどん斑点が浮かんできて、結局また両腕に蕁麻疹が広がりました。

<ヴァンドーム広場のLouis Vuitton Maison Vendôme>

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そして思った。

蕁麻疹は単に体の反応だけでなく、精神的な強い拒絶反応からも発症することはあるあるなのではないかと。

こうなると日々の生活や食後になんとなく不安を感じてしまう。

外食中などに全身水玉になったらどうしよう?

<丸い鏡に写った自分を撮影している人、多し>

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妙なところで心配症のケーコは、翌日薬局へ行きました。

ところで「蕁麻疹」はフランス語でなんて言うの?

全く縁のない単語だっただけに、慌てて調べてました。

なるほど「urticaire」。

ユティケール、ユティケール、ユティケール、と呪文のように唱えながら。

待て待てあんまり繰り返し呟いてるとまた蕁麻疹出てきそう…とか思いながら。

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ここ数日間の症状と証拠写真を見せ相談。

「蕁麻疹です。アレルギーですね」

「原因を特定することは難しく、食べ物に限らず体調なども大いに関係します」

「世の中で食あたりと思われることの多くも、食べ物が悪くなっていたとかではなく実はアレルギー反応です」

「オススメする薬は2種類ありますが、弱めと強めのどちらにします?オススメは強めですが、かなり眠くなるので車の運転は絶対ダメです」

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<待っている間、ゴッホゴホの咳をしている人も多く、うつりそうで怖かった…けど大丈夫でした。この時期の薬局にはマスクをした方がベターと思われる>

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そんな説明を受けた上で買ったのが、強めと説明されたこの薬。

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これを手にした瞬間、前日からの不安から解放されるようにホッ。

いざって時はこれを飲めばすぐに効くという安心感を得て、この薬を持ち歩くようになってから今日まで全く蕁麻疹は出ていません。

同じコーヒーを飲み、恐る恐るイワシや青魚を食べてみましたが大丈夫。

極暖な化学繊維インナーを重ね着してもOK。

<それにしてもLVシャンゼリゼ店前を通る度に見上げて感嘆を繰り返しております>

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体は丈夫で、鈍感肌と自負してきたものの、年齢とともにやはり色々変化はあるのだろうと思います。

若い頃のまま(って思うのも切ないが)、昔のノリ?でやっていると今の自分の身体には徐々に負担になっていたりするのでしょう。

そう思うと自分の身体の声にちゃんと耳を傾け、大事にしたいと思う出来事でした。

皆様もご自愛ください☆

Bon Weekend(^o^)/

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<info>
LOUIS VUITTON
 
 

*****おまけのパリ*****

Église de la Madeleine(マドレーヌ寺院)もヴィトン!

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KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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